【#TGS2024】革新的すぎる！EVOTOPのコントローラーに触れてみた

2024年9月27日

様々なメーカーが立ち並ぶ東京ゲームショウ2024（以下、TGS2024）。新作ゲームはもちろんのこと、ゲームパッドやキーボードなどゲーム系のガジェットも目白押しだ。そんな中、インテルブースにて「EVOTOP」という見慣れないブランドが出展していた。どうやら株式会社瑞起が手掛ける新ブランドのようで、TGS2024で初めてお披露目されたゲームパッドが展示されている。興味本位で触れてみたので、その詳細についてレポートしていく。

ブース概要

日経BP

東京ゲームショウ2024

公式サイト

ブース名：EVOTOP
ブース番号：02-C01

画面内ディスプレイでカスタマイズができる新感覚コントローラー

まずEVOTOPというのは「EVOLUTION×TOP=進化の頂点」という意味で、これまでにないゲーミング体験を提供するとのこと。実際に触ってみたが、「これは唯一無二なのではないか？」と言えるほど新感覚なコントローラーだった。

何が新感覚かというと、コントローラーにディスプレイが搭載されている。それだけだとSEGAのドリームキャストと変わらないが、EVOTOPのコントローラーはマッピングやマクロの設定を行えるのだ。通常、こういったカスタマイズはPCで専用ソフトウェアを使って行うものだが、なんと本製品はコントローラー単体で設定できる。

例えばマクロを設定したい場合、タッチ操作で項目をタップする。そうすると入力を記録する画面に入り、実際に押したボタンやスティックの入力を全て記録。記録した設定はディスプレイ上で確認できる。

入力したコマンドは時間設定にも対応しており、一部の動作をあえて遅延させるといったことも可能。PCを用いたマクロ設定が面倒という方でも、手軽に設定できてしまうのは大きなメリットだろう。

また、設定したマクロは背面ボタンで実行できる模様。そもそも背面ボタンが6個もあるのは初めて見た。これだけあればAPEXのようなFPSでも操作性を向上できそうだ。

ちなみにストリートファイター6やVALRANTなど、競技タイトルによってはマクロの使用がBAN対象になりうる。うっかり使ってしまっても言い逃れできないため、対策としてコントローラー上部のスティックを「SPORTモード」に変更しよう。そうするとマクロ操作を無効化にできるため、マクロを使いたくない場面でも安心だ。

そのほか、Aボタンの斜め下に赤色をしたZボタンがある。簡単に言えば連射の役割があるボタンで、Zボタンを押すだけで設定したボタンを連射可能。その設定もディスプレイで行うことができ、例えばBボタンとZボタンを同時押しすれば同時押しの連射ボタンとして登録してくれる。

設定するとディスプレイの上側にZマークが表示されるようになり、Ｚボタンさえ押せば連射機能を実行できるとのこと。従来なら先に連射したいボタンを押してから、改めて連射ボタンを押さないと成り立たなかった。しかしEVOTOPはZボタンを押すだけなので、痒い所に手が届いている。

有線と同じ接続性を持ったUWB通信を採用

個人的に驚いたのが、本製品は1000Hzのポーリングレートで無線接続ができるということ。
UWBという聞きなれない無線通信を使用しているらしく、これは自動車に使われることが多い規格のようだ。どうやらコントローラーでUWBを採用している製品は珍しいらしく、こういったところもEVOTOPのコンセプトを際立たせている。

Bluetooth接続どころか有線接続と同じ接続性を持っているため、遅延はほとんど発生しない模様。
EVOTOPがストリートファイター6のような格闘ゲームでも、遅延を気にせずプレイできるか試してみたくなる。

また有線接続とBluetooth接続にも対応しており、ノズルをずらせばモードを変更できる。

無線接続できるということで、本体にはバッテリーが内臓されている。約10時間の連続使用ができるため、バッテリー切れの心配は少ないだろう。それにバッテリー残量をディスプレイでいつでも確認できるのは、素直に嬉しいポイントだ。

9月29日に伊織もえさん出演のステージイベント開催

EVOTOPの詳細はまだ公開されておらず、今のところ公式サイトを見ても全貌が分からない。
しかしTGS2024の4日目（9月29日）13時から、インテルブースにてEVOTOPの詳細が明かされる。なお、人気コスプレイヤーかつインフルエンサーとして名高い「伊織もえ」さんも出演するようだ。EVOTOPに興味がある方はもちろん、伊織もえさんファンの方はぜひ参加してみてほしい。