今年のスクウェア・エニックスは名作RPGのリメイクが目白押し。東京ゲームショウ2024(以下、TGS2024)では近日発売予定の「ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…」や、「ロマンシング・サガ2 リベンジオブザセブン」といった、いずれも人気のタイトルが試遊できる。筆者はロマサガ2のリメイクを体験してみたので、その感想を伝えていく。
ブース概要
日経BP
東京ゲームショウ2024
ブース名:スクウェア・エニックス
ブース番号: 03-S01
ロマサガ2リメイクを試遊したが、七英雄が強すぎて完敗
言わずと知れた名作RGPシリーズ「ロマンシング・サガ」。いかにも知っている風な雰囲気を出している筆者だが、実は全くプレイしたことがない。知っているけどやったことがない名作タイトルというのはいくつもあると思うが、ロマサガはその一つにあたる。しかしこうしてTGS2024の会場に来たのだから、せっかくの機会だと思って試遊することにした。
ちなみに2024年12月に発売予定の「FANTASIAN Neo Dimension」や、ゲーム未プレイの方を対象とした「FFXIV」の出展もあった。
なおFFXIVのコーナーでは、会場でスクウェア・エニックス アカウントを登録した方に、製品版の「ファイナルファンタジーXIV スターターパック」をプレゼントしてくれるようだ。FFXIVを始めるにあたって必要なパッケージとなるので、気になる方はぜひ立ち寄ってみてほしい(※新規登録が対象で、なくなり次第終了とのこと)。
ロマサガ2のコーナーへ行くと、何やら王座のようなオブジェクトが飾られている。どうやら「皇帝の王座」を再現したフォトスポットとなっており、実際に座った様子を撮影してくれるようだ。厳かな雰囲気が漂う玉座にどんな意味が込められているのか、未プレイ勢の筆者にとっては気になってしょうがない。
いざロマサガ2の試遊をスタート。モードは「ゴブリン襲来」か、「沈没船」の2種類から選べる。沈没船では七英雄スービエとのバトルが楽しめるため、シリーズ経験者やゲームが得意な方におすすめ。筆者はゴブリン襲来を選んだ。
まずはグラフィックをチェック。オリジナル版はスーパーファミコンのドット絵なので、それと比べると圧倒的な進化を感じられるだろう。城から街並みまでディティールが細かく描かれており、キャラクターの顔もハッキリと見れる。
また、メニュー画面もフルリメイク。現代のRPGみたく、キャラクターが立ち並んだ姿、装備やステータスなどを確認できる。
ゴブリン襲来というモードなので、まずは街に溢れているゴブリンを倒すのがミッションだ。シンボルエンカウント制となっており、キャラクターが敵にぶつかった瞬間からバトルが開始。
真っ先に思ったのが、戦闘BGMが良すぎるということ。筆者がロマサガについて唯一知っているのが音楽であり、ロマサガシリーズの曲だけYoutubeでよく聴いていた思い出がある。
そのロマサガシリーズの音楽を手掛けているイトケンこと伊藤賢治氏が、ロマサガ2リメイクの音楽を担当している模様。オリジナル版の雰囲気を崩さず、現代風にアレンジした音楽を楽しめる。原作をプレイしていないはずなのに、なぜか懐かしい気分になってしまった…
肝心のバトルについてオリジナル版はターン制だったが、リメイク版は「タイムラインバトル」に変更。画面上部に表示されているキャラクターのアイコンによって、行動する順番を確認できる。イメージとしてはFINAL FANTASY Xのバトルシステムに近いだろう。
それ以外はオリジナル版と同じで、閃きや陣形といった要素はしっかり残っている。また、ロマサガ2は戦闘中に技を習得できるシステムとなっており、技を覚えた瞬間に「ピコーン」と電球マークが出てくるところはオリジナル版と同じだ。
街のゴブリンを全て倒すと、その後の展開を選べる。なんとなく七英雄クジンシーと戦えるシナリオを選んでみて、いざボス戦となった。
七英雄というワードからして、いかにも強そうなイメージしか出てこない。実際に戦ってみて、体力を半分に削るところまではスムーズだった。しかし後半に行くにつれて攻撃が激しくなり、全体攻撃によって回復が間に合わなくなる。
最終的に成す術がなく、全滅してしまった。ちなみに2回もリトライしても勝てなかったので、何か攻略法があるのかもしれない。それにしても悔しい結果になってしまった。
試遊時間の制限は20分くらい。イベントシーンも見れるが、戦闘に集中したいならスキップした方がいいだろう。
ちなみにロマンシング・サガ2 リベンジオブザセブンは体験版を各プラットフォームで配信中だ。製品版へのセーブデータ引継ぎも可能なので、気になる方はぜひプレイしてみてほしい。体験版では七英雄クジンシーとの戦いまでを楽しめるので、筆者も体験版でクジンシーにリベンジをしてみようと思う。
ドラクエ3のリメイクも大人気
今年はロマサガ2だけじゃなく、ドラクエ3のリメイク版も11月に発売する。筆者はドラクエシリーズなら5や8をクリアしているので、それなりに好きな方だ。もちろんドラクエ3のリメイクも遊んでみたかったが、かなりの人気だったので断念した。実は他ブースでも試遊できるため、興味がある人はそちらも見てもらえると幸いだ。(個人的なおすすめはASUS ROGブース)
試遊機の数が多いようなので、おそらくスクウェア・エニックスブースで最も気合が入っているタイトルだろう。
また、ドラクエならではのキャラクターや装備を撮影できるフォトスポットも発見。覆面マントにパンツ一丁の「カンダタ」と撮影できる。見た目のインパクトが強い…。
ロト装備一式も等身大で飾られており、なんとも荘厳なデザインだ。ゲームの装備なのに、まるで本当にあったかのようなリアリティがある。興味のある方はぜひ撮影してみよう。
TGS2024は、2024年9月26日から2024年9月29日まで幕張メッセで開催中だ。
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