筆者もいつもお世話になっているロボット掃除機。
個人的にAnkerから展開されているスマートホームブランド「Eufy」のロボット掃除機を愛用しているのだが、Eufyのロボット掃除機にはいくつかグレードが存在する。
あくまで筆者の感覚だがエントリー向けのGシリーズ、ミドルスペックのLシリーズ、ハイエンドのXシリーズの3つが展開されており、以前レビューでも紹介したX10 Pro Omniは文句なしのハイエンド機種だった。
今回はそんなEufyのロボット掃除機に、X10 Pro Omniすらも超える新たな最上位グレードが登場したので紹介していこう。
その名も「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」、Sシリーズという訳だ。本日6月21日(金)より発売し、価格は199,900円(税込)。
Anker
Eufy
Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro
Always-Clean Mop™︎で常にモップを清潔に維持!S1 Proなら水拭き掃除で汚れを広げない
まず「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」が備える特徴の一つは、水拭きに使用する常にモップを清潔に維持する「Always-Clean Mop™︎」だ。
ロボット掃除機の水拭きといえば、一般的には半円あるいは円形のモップを押し付けたり回転したりする”雑巾のような使い方”が多い。この形式だと仮に汚れを落とせたとしても、モップ自体が汚れているため、厳密には汚れを引きずってしまう側面がどうしても存在していた。
そこで登場したのが、水拭きをしながら水洗いをするという機構だ。
「Always-Clean Mop™︎」ではロール型のモップが採用されており、モップを押し付けて汚れを落とした後、すぐに洗浄することで清潔に保つという。
また使われているロール型モップも特徴的で、Eufy史上最大と思われる29cmもの大きさを誇る。本体サイズ的にもほぼ全域をカバーしているため、S1 Proが如何に水拭きへ力を入れているかが伝わるだろう。
オゾン水で常に除菌!S1 ProはMACHから受け継いだEco-Clean Ozone™︎を搭載
次に特徴的なのが、ロボット掃除機では筆者の知る限り「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」だけであろう、オゾン水の生成機能「Eco-Clean Ozone™︎」だ。
オゾン水といえば高い殺菌効果を持つことで有名だが、「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」はステーションの浄水タンクで常にオゾンを生成し、水拭きやモップ洗浄にオゾン水を使用することで常に除菌をし続ける。
AnkerでオゾンといえばMACHブランドで登場した”掃除機でありながら水拭きを同時に行い、110℃のスチームとオゾン水で徹底的に床を除菌する「マッハ V1 Ultra」”の印象が強いが、「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」はそのDNAを引き継いだ製品に当たる。
なおオゾン水の生成はそれほどタイムラグが生じるものではないようで「水を補充してからしばらく待つ」という心配は無用だそうだ。
さらに進化した障害物回避とマッピング!3D MatrixEye™︎でAnker最高レベル!
X10 Pro Omniでもその十分な障害物回避性能を紹介したが、「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」に搭載されたセンサー類はさらに進化し「3D MatrixEye™︎」というものが搭載されている。 ドローンや自動運転にも使われる3Dで把握する能力が備わっているようで、Ankerでは最高レベルの障害物回避・マッピングを実現しているようだ。
実物を見て驚いたのが、椅子や家具といった大きな障害物に対する”攻め具合”。
動画を見てわかる通り、従来とは比にならないほどギリギリまで攻めているのが理解いただけるだろう。
また、ペットをはじめとした動的な対象を含む障害物に対しては、少し違う距離感を取るようだ。
常にそこにある訳ではない障害物に対しては、ご覧の通りある程度の余裕を見ながら回避してくれる。そもそもその区別ができるのも3D MatrixEye™︎のおかげな訳だが、実は昨年秋の段階と比較すると、さらに向上しているのがわかるため参考程度に掲載しておこう。
最大 8000Paでモップリフトまで、十分すぎる基本性能を持ったEufy Robot Vacuum Omni S1 Pro
その他という括り方になってしまうが、「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」が持っている基本性能をそれぞれ紹介しよう。
- 吸引力はAnker史上最大タイ、最大8000Pa(X10 Pro Omniと同等)
- サイドブラシが両サイドに増設
- 水拭き掃除は約1kg加圧、29cm幅の大型ローラー型モップ
- 約12mmのモップリフト(X10 Pro Omniと同等)
- 本体の高さが9.6cmと低い
- ゴミ収集・水の補給・汚水の回収・モップ洗浄・55℃の温風乾燥を搭載したステーション
- ステーションにて水拭き専用洗剤投入可
- 特徴的な宇宙船を思わせる近未来的デザイン
個人的に嬉しい点としては、昨今は何かと削られがちなサイドブラシが両側に付いていること。 内部のスペースの関係で今回はスペースが確保できたらしく、ゴミの取りこぼしも減ることだろう。
またX10 Pro OmniやX8 Proに搭載された毛がらみ除去機構は残念ながら無いものの、過去モデルの技術を流用したメインブラシの構造で、ある程度はからみ辛くなっているそうだ。
ステーション側は全体的に細長い形状になっており、手前側がオゾン水を生成する浄水タンク、その下部にダストバッグ、浄水タンクの背後に専用洗剤、後方が汚水タンクという仕様だ。
強いて言うのであれば、ステーションの高さが67cmとかなり高く設計されているため、腰を下さずに取り外しが可能になったのは嬉しい点かもしれない。とはいえサイズの関係でステーションの置き場所に迷うこともあるかと思うが、「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」自体がインテリアとしても活かせる洗練されたデザインなため、許容して欲しいところだろう。
余談:MACHブランドの今後
※「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」とは直接関係のない余談となります。
途中で触れているため察しの良い方であればお気付きかと思うが、実は本製品、昨年の秋にお披露目されていた製品である。その際には「MACH R1 Always-Clean」という名称で発表されていたのだが、今回紆余曲折あり、Eufyとして発表となった。
なぜこうなったのか担当者へ率直に聞いてみたところ、実はMACHブランド自体がなくなり、掃除機ブランドはEufyに移行される運びとなったようである。
もちろんすでにリリースされている「マッハ V1シリーズ」は継続するため、今すぐブランドとして消滅する訳では無いようだが、今後MACHとして製品を出す予定は今のところ無いそうだ。
個人的には「マッハ V1 Ultra」の110℃のスチームとオゾン水など、その革新的なアプローチに期待の高いブランドではあったのだが、そのDNAを引き継いだ製品が今回を初めとしたSシリーズで展開されることを願っている。
今なら初回セールで実質19%OFF!約16万で購入可能!
Eufyのロボット掃除機として最上位機種となる「Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro」を紹介してきたが、いかがだっただろうか。
それではお待ちかね、Ankerといえば初回セールがお約束だろう。
今回も類に漏れず、150台限定で、実質19%OFFになる初回セールを実施する。
- Amazon.co.jp
↳19%ポイント還元(37,981ポイント) - Anker Japan 公式オンラインストア、その他
↳10%OFF(税込 179,910円)+ 10%ポイント還元(17,991ポイント)
通常価格:199,900円(税込)
新たなSシリーズとしてのフラッグシップとも言えるS1 Pro、オゾン水を使って常に清潔に保つロボット掃除機として、気になる方はぜひチェックしてもらえれば幸いだ。
製品仕様
サイズ
ロボット掃除機本体:約32.5×34.7×9.6cm
ステーション:約38.3×46.7×67.0cm
重さ
ロボット掃除機本体:約4.8kg
ステーション:約11.6kg
製品概要
製品名:Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro
価格:199,900円(税込)
発売日:2024年6月21日(金)
製品ページ:https://www.ankerjapan.com/pages/eufy-s1-pro
Anker
Eufy
Eufy Robot Vacuum Omni S1 Pro