KEFとNothingがコラボした「Headphone (1)」が登場！両社の強みを融合したオーバーイヤーヘッドフォンが8月28日発売

英国の音響機器メーカーKEFは、同じく英国を拠点とするテクノロジーブランドNothingとのコラボレーション製品「Headphone (1)」を2025年8月20日に発表した。この製品はNothingにとって初のオーバーイヤー型ヘッドフォンであり、KEFの「Sound by KEF」イニシアチブのもとで開発された初の製品だ。

この革新的なヘッドフォンは、KEFの60年以上にわたる音響技術の専門知識とNothingの独創的なデザイン哲学を融合させ、高忠実度サウンドと直感的な操作性を両立している。予約受付は8月20日から開始されており、一般販売は8月28日からスタートする。

老舗音響メーカーと革新的デザインブランドの融合

「このコラボレーションは、KEFの数十年にわたる音響技術とNothingの大胆なデザイン思考を融合させたものです」と、KEFのテクノロジー部門ヴァイスプレジデントであるジャック・オクリー・ブラウンは述べている。

一方、Nothingのデザイン責任者であるアダム・ベイツは「Headphone (1)では、単に音が良いだけでなく、手に取った瞬間から他とは違った感覚の製品を目指しました」と語り、触覚的なコントロールから透明な構造まで、すべてのディテールが意図的に設計されていることも強調している。

このHeadphone (1)は、KEFの精緻な音響技術とNothingの「テクノロジーをより表現豊かで人間味のあるものにする」というミッションが見事に融合した製品となっている。

高忠実度サウンドを実現するKEFの音響技術

Headphone (1)は、KEFの先進的なチューニングツールと深い音響知識を駆使して設計され、アーティストの意図した通りの音楽表現をしてくれるそう。カスタム設計された40mmダイナミックドライバーが、豊かで自然なサウンド、深いベース、詳細なミッドレンジ、クリアなハイレンジなどを再現する。

さらに、デバイス内での空間化処理と内蔵ヘッドトラッキングにより、ステレオソースを360度のサウンドステージに変換し、リスナーの動作にリアルタイムで適応する機能も搭載。Hi-Res Audio、LDAC、USB-Cロスレス再生、3.5mmジャックにも対応しており、有線でも無線でも高い音質を楽しむことができる。

独創的かつ機能的なNothingのデザイン哲学

Nothingの象徴とも言える透明な要素を取り入れたHeadphone (1)、その独創的なデザインに惹かれるユーザーも多いだろう。視覚的なインパクトもさることながら、成形アルミニウムやPUメモリーフォームなどのプレミアム素材を採用し、快適性にもこだわりを魅せている。軽量なイヤーカップはアルミニウムと耐久性のあるプラスチックを組み合わせることで強度を確保し、伸縮式のアームは滑らかな調整が可能だ。

また油に強く、耳の形に自然にフィットするイヤーパッドは、耳への圧力を軽減し、一日中快適な装着感を提供。このスリムなラインが特徴的なデザインは、内部の音響精度を反映しているとのこと。

さらに、Headphone (1)はタッチセンサーではなく、物理的な触覚式コントロールを採用。ローラー、パドル、ボタンを使用することで、ボリューム調整、メディアナビゲーション、ANCの切り替えをより正確な方法で行うことができる。

高度なノイズキャンセリングと最先端AI機能

デュアルフィードフォワードとフィードバックマイクを搭載したHeadphone (1)のリアルタイムANCは、変化する環境に合わせて動的に適応する。一方、トランスペアレンシーモードはユーザーが周囲の状況を把握できるよう設計されているとのこと。

また、AI駆動の4マイクENCシステムは、2800万件以上のノイズシナリオでトレーニングされており、騒がしい環境でもクリアな音声収録を実現。ChatGPTを統合し、音声操作で情報やサポートにシームレスにアクセスできる機能も備えているそう。

初コラボのオーディオ製品に注目

KEFとNothingという異なる強みを持つ2つのブランドのコラボレーションから生まれた「Headphone (1)」は、オーディオ愛好家からも注目されそうな製品だ。KEFのショールームもあるようなので合わせてチェックして欲しい。

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出典：プレスリリース
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