カメラ三脚の多くは床置きを前提としており、手すりや壁面を利用した撮影は基本的に不可能だ。ただ実際の撮影現場においては三脚を立てるスペースが確保できず、特に夜間の市街地などでは手すりや壁・フェンスなどを利用して撮影を行うことも多い。
この課題を解決するため、プロ写真家が8年の歳月をかけて開発したクランプ式ポータブル三脚「MAMBAPOD」がMakuakeに登場。全長19cm、重量320gのコンパクトボディに、最大5kgまでの機材に対応するクランプ機構を搭載している。現在プロジェクト実施中であり、記事執筆時点での最安支援価格は25,780円(税込)からだ。
製品概要

Silence Corner
写真用三脚
MAMBAPOD

製品名:MAMBAPOD
最安支援価格:24,780円(税込)から
発売時期:2025年7月末予定
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/mambapod/
あらゆる場所での撮影を可能にするクランプ機構
本製品の最大の特徴は、なんといっても丸型や平面に固定できるクランプ機構だ。筆者自身も出先で撮影を行う際、三脚は欲しくともスペースの都合などで諦めて手持ちになる瞬間は多い。ただこれもシャッタースピードが速ければ何とかなるが、長時間露光になるとかなり難しいため、結局カメラをどこかに載せるなどで対応するしかなかったのだ。

その点「MAMBAPOD」を使えば、円柱なら直径20-80mm、平面は85mmまで対応し、手すりや机、ドアなど様々な場所に設置可能。雲海撮影や夜景撮影など、従来の三脚では難しかった場所での撮影をサポートしてくれる。

また3段階の高さ調整に対応し、状況に応じた最適な撮影アングルを実現。もちろん雲台を使えばもつけられるため、従来の置くだけでは難しかった構図なども撮影できるようになるだろう。クランプは折りたたみ式で、収納時はわずか19cmのコンパクトサイズなため、旅行やツーリングなど手荷物を少なく抑えたい時にもピッタリだ。

安定した撮影を実現する堅牢設計
航空機グレードのアルミニウム合金を採用し、軽量性と耐久性を両立。カメラを上向きに設置する場合は最大5kg、吊り下げや水平設置では2kgまでの機材重量に対応するとのこと。24時間の連続設置テストもクリアしており、長時間の撮影でも安定した固定力を維持してくれるという。
大切なカメラ機材を預ける以上、耐久性は非常に大事なポイントだがその辺りも抜かりなさそうだ。

旅行がさらに楽しくなりそうな新感覚の三脚
MAMBAPODは、従来では対応できなかった場所での撮影を可能にしてくれる新感覚の三脚だ。
320gという軽量ボディに必要十分な機能を凝縮し、旅行や撮影など出かける際に「とりあえず持っておく」だけで撮影シーンを広げてくれるはず。
ただ一点気になるとすればその価格で、2万円台半ばは少々高価。筆者の様なアマチュアよりは、プロ向けの機材として見るべきなのかもしれない。それでも非常に便利なのは間違いないため、街中での夜間撮影や自宅で手軽に凝ったアングルで撮影したい方は、是非チェックして欲しいアイテムだ。
ギャラリー






Silence Corner
写真用三脚
MAMBAPOD

出典:プロジェクトページ
記事内画像は同ページから抜粋