2025年3月にXiaomiの新作スマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」が発売され、もはやコンデジレベルとも言えるカメラ技術が注目されていた。筆者も実機のカメラを試してみて、スマホとは思えない仕上がりに興奮したものだ。しかしそれと同時に発売された「Xiaomi 15」も忘れてはいけない。
Xiaomi 15 Ultraは6.73インチの巨大サイズなのに対し、Xiaomi 15は6.36インチという、6インチ台の中でもそこそこコンパクトな部類に入る。それでいてXiaomi 15 Ultraと同じくライカ共同開発カメラを採用しているのが特徴。
コンパクトかつ高性能なカメラを搭載しているので、個人的にXiaomi 15の方が魅力的に感じる。そして今回メーカー様からXiaomi 15の実機を借りることができたので、カメラ性能やサイズ感にフォーカスして感想を伝えていこう。
製品概要

Xiaomi
スマートフォン
Xiaomi 15
12GB+256GB ブラック

製品名:Xiaomi 15
市場想定価格:123,000円(税込)から
カラー:グリーン / ブラック / ホワイト / リキッドシルバー
発売日:2025年4月1日
製品ページ:https://www.mi.com/jp/product/xiaomi-15/
Xiaomi 15は大きすぎず小さすぎないサイズ
Androidスマホの多くは6.67インチ前後で、片手持ちするのは困難なサイズだろう。しかしXiaomi 15は6.36インチなので、片手で持てないことはないサイズと言える。

筆者が所有しているXiaomi 14T Proと比較してみると、Xiaomi 15の絶妙さ加減が分かる。

Xiaomi 14T Proは高さ160.4mm、幅75.1mm、厚み8.39mm。対してXiaomi 15は高さ152.3mm、幅71.2mm、厚み8.08mmだ。
大した差ではないように見えるが、幅4mmの差は意外と大きい。感覚としてはGalaxy S25などの6.2インチスマホのような持ちやすさだ。


画面サイズは6.67インチより若干小さくなる程度で、表示される情報量の差は同じくらいに感じる。

動画を見ると流石にXiaomi 14T Proは大きいと感じるが、だからといってXiaomi 15は小さいとも感じない。なんとも絶妙なサイズ感だと思わないだろうか。

Xiaomi 15のカメラ性能をチェック
次にカメラ性能をチェックしていこう。Xiaomi 15はライカ共同開発のレンズを採用しており、超広角、広角、望遠レンズを搭載。それぞれスナップ撮影してきたので参考になれば幸いだ。
ちなみに写真はすべてオーセンティックモードで撮影している。それとは別にバイブラントというモードもあり、どちらか選んだ状態で撮影する仕様だ。簡単に言うとオーセンティックは自然な色合いで、バイブラントは彩度が高い。


Xiaomi 15の作例









マクロ撮影やファストショットも楽しい
ちなみにXiaomi 15は10cm先にある被写体の撮影ができる、スーパーマクロモードを搭載。小さい文字まで鮮明に写し出せるので、かなり実用的だ。物撮りが捗りそう。

またXiaomi 14 UltraやXiaomi 15 Ultraで使える「ファストショット」という機能も面白い。要は焦点距離と撮影距離を固定した状態で撮影するモードだ。

例えば中央の花にピントを置くよう設定すれば、簡単に背景をボカせる。ポートレートモードに近い感覚だが、ファストショットモードの方が汎用性は高い。明るさも好みで調整できるので、こだわった撮影を楽しめるのがメリットだ。

とはいえオートフォーカスができないため、カメラ初心者には扱いづらいモードかもしれない。しかし使いこなせれば一眼レフカメラのような写真を撮れる。それに「置きピン」ができるので、動いている被写体をブレずに撮影したいときに有効だ。

コンパクトなスマホで撮影を楽しみたい人におすすめ

Xiaomi 15 Ultraの方がカメラ性能は高いだろうが、多くを求めないならXiaomi 15でも充分楽しめる。そもそも筆者は本格的な撮影をするときは、ミラーレスカメラを使うことが多い。スマホでは気軽な撮影を求めているので、Xiaomi 15のようなサイズ感とカメラ性能がちょうどいいのだ。
コンパクトなスマホでこだわった撮影がしたいなら、Xiaomi 15を強くおすすめする。
ギャラリー
























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スマートフォン
Xiaomi 15
12GB+256GB ブラック
