キーボード好きなら、静電容量無接点方式という単語だけでも知っている人は多いはず。簡単に言えば物理的な接点を持たないキースイッチのことで、HHKBやREALRORCEといった人気キーボードが採用している。独特な打鍵感ゆえに、静電容量無接点だからHHKBやREALFORCEを使っている人も一定数いるだろう。
しかし徐々に薄型キーボードの需要が高まっていく中で、「薄型の静電容量無接点キーボード」を求める声も増えているのではないだろうか。少なくとも筆者は求めているのだが、意外とそういうキーボードはまだ出ていない。
そんな中、NiZから待望の薄型静電容量無接点キーボード「NiZ L84/L99」が登場。Makuakeにてクラウドファンディング中だ。
製品概要

NIZキーボード
キーボード
NiZ L84/L99

製品名:NiZ L84
価格:32,325円(超超早割)
カラー:ホワイト
発売日:2025年6月
製品ページ:https://www.makuake.com/project/niz-l84/
製品名:NiZ L99
価格:32,325円(超超早割)
カラー:ホワイト
発売日:2025年6月
製品ページ:https://www.makuake.com/project/niz-l84/
19mmの超薄型デザインに30gf押下圧を実現
NiZ L84とL99はキーキャップ含め19mmの厚みしかなく、いわゆるロープロファイルキーボードに該当する薄さだ。

さらにキースイッチの押下圧は30gfのため、キーを押すのに必要な力は非常に弱い。ゆえに長時間のタイピングでも疲労感が少なく、快適な状態を保てるのだ。

加えて作動音は35dB前後しかない模様。35dBは図書館の館内より静かな音※なので、カフェなど環境音がある場所でも使いやすいだろう。
静電容量無接点と言えば「スコスコ」という独特な音が出るのだが、ロープロファイル版ならどんな音になるのか気になるところだ。
その他、Bluetoothや2.4Gによるワイヤレス接続や有線接続にも対応。WindowsとMacの両方に対応し、専用ソフトウェアによるキーカスタマイズも可能と、機能性も優秀そうだ。
ちなみにL84はテンキーレス、L99はテンキー付きという違いがある。どちらを選んでも価格は同じらしい。
※出典:環境省「騒音の目安について」https://www.env.go.jp/air/ippan/

またひとつポイントとして、日本語配列はラインアップに無く英語配列しか展開されていない点には注意が必要そうだ。
思った以上に重量が重くて残念
本製品を見つけたときは、ロープロファイル版の静電容量無接点キーボードがようやく実現されて心踊ったものだ。しかし肝心の重量について、L84は827g、L99は1000gもある。

人によって感覚は変わると思うが、個人的には重い気がする。筆者の想像ではREALFORCE RC1の重量(600g)より軽いと思っていたのだが、まさかそれより重たいとは…
おそらく堅牢性の高いアルミニウム素材を使っているからか、見た目以上に重たくなったのだろう。
とはいえ薄型であることに変わりないので、ロープロファイル好きなら使ってみる価値はあるだろう。持ち運びを想定している人は、要検討といったところか。
なおNiz L84とL99は5月末までクラウドファンディング中で、通常価格が41,980円(税込)のところ、超超早割価格なら32,325円(税込)で購入可能。気になる人は、ぜひこの機会を狙ってみてほしい。
ギャラリー






NIZキーボード
キーボード
NiZ L84/L99

出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋