XGIMI Halo+:片手で持ち運び可能なモバイルプロジェクター  

XGIMI

ポータブルプロジェクター

Halo+

今までは、テレビ番組や映画が人気映像として真っ先に取り上げられていた。テレビを食卓の正面に置いて一家団欒を楽しんでいたことが当たり前だった。筆者も幼少期からテレビ番組や映画など映像を見ることが好きな人間の一人である。最近はYoutubeをはじめとする、様々な映像媒体が増えた。それに伴い、映像を見るための機器が増えたことも事実である。それぞれの生活スタイルに合わせて機器を購入するのも一つの楽しみとなっている。 

今回は家族共用のテレビだけでは物足りなくなってしまい、プロジェクターを購入したため紹介していこうと思う。 

目次

ちょっといい暮らしをするために 

ドラマや映画など、その他幅広いジャンルの映像作品が好きな筆者。1か月で3~40本ほどの作品を見る。今までは自宅のテレビで見ていたが、テレビサイズが小さく自身の中で物足りなさを感じてしまうことがあった。大きいサイズの画面でドラマや映画を見ることで、シーンごとの迫力や臨場感をより感じられ、さらに映像を楽しく見れるのでないかと思った。ちょうどその時に仕事でプロジェクターを使用する機会があり、調べていくうちにプロジェクターの世界に惹かれていった。大きいサイズのテレビに買い替えるかを考えた時もあったが、自分だけが使用するのであれば買い替えるよりも新たにプロジェクターを購入した方がいいとの結論に至る。 

プロジェクターを購入するにあたり、筆者の主観で4つの分類に分けたので記述する。 

①正面投影型 

②短焦点型 

③シーリングライト一体型 

④ポータブル型 

(EPSON公式HPより引用: https://www.epson.jp/products/dreamio/ebw06/

①正面投影型 

ここでは一般的に会議などで使用されているタイプのことを指す。大きいサイズが多く、持ち運びがかなり大変である。エプソンなどのメーカーが代表的なものとしてあげられる。 

( EPSON公式HPより引用: https://www.epson.jp/products/dreamio/ehls300/) 

②短焦点型 

名前の通り、短焦点レンズが本体に搭載されているプロジェクターのことを指す。スクリーンから短い距離に設置するタイプのことである。 

(popIn Aladdin公式HPより引用: https://www.aladdinx.jp/) 

③シーリングライト一体型 

プロジェクターとしてもシーリングライトとしても利用できるものを指す。 
代表的なものでいうと、ポップインアラジン「popIn Aladdin 2 Plus」PA2P22U01DJがあげられる。 

④モバイル型 

上記3種類に比べて、サイズが小さいため手軽に持ち運び可能なプロジェクターのことを指す。製品によっては本体にスピーカーの機能も搭載されている。 

検討要件

プロジェクターを購入するにあたり、以下の4点が機能の検討要素としてあげられる。 

1,画面サイズ 

 今まではパソコンやTVで映画などの映像を見ていたが、より大きいサイズの画面で映像を見たいと思った。映像が好きな筆者にとっては、検討要件としては外せないものとなる。 

2,明るさ 

プロジェクターを使用する際はスクリーンを設置し、そこに投影する印象が強いだろう。ただ今回、置き場所として想定しているのは筆者の寝室だ。寝室にはすでにベッドなどを置いているため、スクリーンを置くスペースがないのが現状である。そのため部屋の壁に直接投影することに決めた。直接壁に投影する場合、スクリーンに投影する場合よりも多くの光量を必要とする。違和感なくプロジェクターを使用したいため、検討要素としては外せない。 

3,スピーカー機能 

筆者は外付けのスピーカーではなく、本体に内蔵されているスピーカーから音を出せるプロジェクターが欲しかった。何度も記述しているが、部屋に置くことを想定しているため外付けのスピーカーを置くスペースがなかったからである。 

4,台形補正 

台形補正とは投影画面が台形型にゆがんだ際に、できたゆがみを補正することである。 

今回はスクリーンに投影するのではなく、部屋の壁に投影することを想定していたため、壁紙の種類によってはゆがみが生じやすくなることが想像できた。また、プロジェクターの常設も視野には入っていなかったので都度投影画面の調整が必要になるだろう。 

今回は、本体の機能としてスピーカーが搭載されているものが欲しかったことや、プロジェクターの置き場所を考慮してモバイル型と正面投影型で検討を進めた結果、以下の3つが候補に絞られた。 

・Anker Nebula Capsule 

・XGIMI Elfin 

・XGIMI Hallo+ 

それぞれ調べた結果について記述する。

(Anker公式HPより引用: https://www.ankerjapan.com/products/d4111) 

Anker「Nebula Capsule」 

HDMIケーブルの接続や、自動台形補正、オートフォーカス機能は搭載されているが、投影される画面サイズは最大100インチと少し物足りなさを感じてしまう。

(XGIMI公式HPより引用: https://jp.xgimi.com/products/xgimi-elfin

XGIMI 「Elfin」 

最大200インチのフルHDを楽しむことが出来る。800ANSIルーメンの明るさを持ち、お昼時の鑑賞も違和感なく感じる明るさだろう。自動台形補正も備わっており、斜めからの投影でも自動で修正してくれる。Elfinから投射される光源はブルーライトをカットしており、目にも優しいという特徴もある。また、Android TVの機能も搭載されており、YouTube等の閲覧も可能なため、家族や友人など大勢の人数で楽しむこともできる。 

(XGIMI公式HPより引用: https://jp.xgimi.com/products/xgimi-halo-1) 

XGIMI 「Halo+」 

XGIMI Halo+はモバイルプロジェクターの中でも900ANSIルーメンとトップクラスの明るさを持つ。本体サイズもコンパクトで持ち運びや置き場所にかなり便利な代物になっている。気軽に持ち運ぶことが出来るので、キャンプなどアウトドア用品としての使用も可能だ。最大200インチの画面サイズ、フルHDで映像の視聴が可能だ。また、スピーカーとしての利用が可能となり用途に合わせて使用できるのも特徴の一つである。 

調査した製品の中で、自身検討要件に一番合致した、XGIMI Halo+を購入した。

コンパクトかつシンプルなデザイン

実際に購入したXGIMI Halo+について、まずは外観の詳細を記述していく。

デザイン 

商品が届いた際はとてもわくわくしたことを今でも覚えている。早くプロジェクターを使用したいがために無我夢中で箱を開けた。後から確認したが、箱の中身は本体に加えACアダプタと専用のリモコンが同梱されていた。 

本体デザインはシルバーカラーがメインとなり、スタイリッシュな形となっている。コンパクトな形をしており、本体デザインもシンプルなものとなっていて筆者の好みとなっている。 

本体サイズ 

高さ約11cm、奥行き約17cm、幅約14cmと一般的なプロジェクターと比べると非常にコンパクトなサイズだとわかる。片手で持ち運びが可能となり、別の部屋や外出先などへの移動も気軽に行える。 

サイズはコンパクトだが、フルHD映像を最大200インチで映し出すことが出来る。そのため大画面で迫力のある映像を見ることが出来る。 

実践

検討要素をもとに実践した結果を記述する。 

画面サイズ 

映し出す壁の大きさによって、投影画面の大きさを調整することもできる。最大が200インチと購入前の調査通り、かなり大きな画面を映し出すことが出来た。Android TVを搭載しておりNetflixなども視聴が可能なため、迫力ある映画などを映し出すのに最適なプロジェクターと言えるだろう。筆者は部屋の構造上、斜めの位置からでしか投影をすることができず、画面のサイズが想定よりもやや小さくなってしまうため少し残念に思っている。室内で画面サイズをなるべく大きく映すには、ある程度の部屋の広さと投射距離の確保が必須である。 

推奨されている投影画面のサイズは60~120インチだ。

明るさ

筆者の家はリネンカーテンを使用しており、遮光カーテンとは違い光を通しやすい作りとなっている。しかし、XGIMI Halo+が投射する画面はお昼時、リネンカーテンがある部屋でも多少の薄さは感じつつ、しっかり映像として画面に投射されており、快適に鑑賞することが出来る。 

スピーカー機能 

Bluetooth接続でスピーカーとして使用できるため、寝る前などリラックスしたい時間帯に音楽を聴く用途として使用することも可能だ。音質にこだわる人にとっては若干の物足りなさを感じる可能性があるが、筆者にとっては納得できるレベルである。 

しかし、純粋なスピーカーとして起動するのではなく、音楽の再生画面が投影されるため、筆者にとっては少し残念に思った。

台形補正 

XGIMI Halo+に搭載されている台形補正は自動的に行われる自動台形補正機能が特徴的だ。画面のゆがみ等を自動で補正してくれるため、斜めから投射しても違和感なく視聴できる。オートフォーカス機能も備わっているため台形補正と併せて起動時に自動でフォーカスを調整してくれるので非常にうれしい。また、プロジェクター本体と投影先の間に障害物がある場合でも、障害物を避けて画面を投射してくれる点においても素晴らしさを感じている。 

筆者は斜めの角度から投射しても問題ないことが分かったため、現在はベッド横にある棚の上に置いている。非常に便利な機能だ。

購入時の検討要件以外に、うれしい機能が備わっていたので紹介していく。

HDMIケーブルの使用

HDMIケーブルを用い、レコーダーを介しての外部入力をすることで地上波を視聴できる。もちろん、ブルーレイ・DVDやハードディスクに録画しておいた番組などの視聴も可能だ。

スタンド設置

底面に、XGIMIデスク用のスタンドやミニ三脚を取り付けることが出来る設置部分もあるため、高さの調節も可能である。筆者は、ミニ三脚を取り付けることでちょうどいい位置の投影に成功した。しかし現在は、ミニ三脚が壊れてしまっていて設置できていない状況であるため、早急に何とかしたい。また家の中だけでなく、別途ニトリやIKEAなどで販売されている遮光ロールスクリーンなどを購入することで、キャンプなど外出先でも使用できる。

このように壁があればどこでも投影できる

高頻度で使用することを想定していたかつ、明るさやスピーカー機能にこだわりを持っていた。そのため、安価な製品ではなく比較的高価格帯である、XGIMI Halo+を購入して正解だったといえるだろう。 

総評

XGIMI Halo+は筆者にとって決して安くない買い物であったが、サイズがコンパクトであることやそのほかの機能が充実していたため、買ってよかったと心から思える商品だ。持ち運びが手軽に行えるため、家の中だけでなく外出時など様々な用途で使用できる。そのため、モバイルプロジェクターの購入を検討しているのであれば家族がいる方はもちろんのこと、大きいサイズのテレビを購入したいがなかなか決心がつかない方にオススメしたい商品である。 

XGIMI

ポータブルプロジェクター

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