発売から1年、今なおプロゲーマーに愛されるゲーミングキーボード「Razer Huntsman V3 Pro TKL」の実力を検証。魅力はラピッドトリガー…だけじゃない!?

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近年のゲーミングキーボード界隈においてキーワードとなっている「ラピッドトリガー」。一部では「Pay to Win」とまでささやかれ、近年では多くのデバイスメーカーで採用されている機能の一つだ。とはいえ、ゲーミングキーボードと言えばラピッドトリガーの有無ばかりが言及される昨今、果たして見るべきポイントはそれだけなのだろうか。

今回紹介する「Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless(以下、Huntsman V3 Pro TKL)」は、そんなラピッドトリガーを搭載したゲーミングキーボードの一つとして2023年秋に発売された製品。発売から1年以上経過したにもかかわらず、プロゲーマーを始めあらゆるゲーマーに未だ愛される理由は果たしてラピッドトリガーだけなのか…本記事ではその魅力に迫っていきたい。

製品概要

Razer

Huntsman

Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless


製品名:Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless
発売日:2023年10月31日
Razer Black Friday ’24 特別価格:29,590円
対象期間:2024年12月4日〜12月11日

目次

テンキーレスのボディに凝縮された勝利へのこだわり

プロシーンを追いかけている方以外には実感しにくい部分ではあるが、そもそもRazerはプロゲーマーへの普及率が非常に高いデバイスメーカーだ。

eスポーツ向けの製品情報や設定などを取り扱う海外サイト「ProSettings.net」が公開しているデータによれば、記事執筆時点(2024年12月)でゲーミングキーボードにおけるRazerの使用率は27.95%もあり、なんと4人に1人以上がRazer製のキーボードを使用している計算になる。そのため同社の製品は「Huntsman シリーズ」をはじめプロシーンを意識したモデルも多く、一線で活躍するプロが必要とする要素がそのまま製品展開に繋がっていると言っていい。つまり「Huntsman V3 Pro TKL」の特長を紐解けば、逆説的にプロが求めるものも見えてくるはずだ。

引用元:https://prosettings.net/brands/

コンパクトで耐久性に優れたボディデザイン

「Huntsman V3 Pro TKL」最大の特徴は何と言ってもラピッドトリガー! …ではあるものの冒頭に記載した通り、そこ以外の魅力を再発見するのが本記事の目的。今は一度横に置いておき、まずはそのデザインから見ていきたい。もちろん後からキチンと触れるので、そこに期待している方はもう少し待ってもらえれば幸いだ。

パッと見た際に気になるポイントとしては、そのボディのサイズ感だろう。Tenkeylessという名の通り、フルサイズのキーボードからテンキーをバッサリと切り落としたようなサイズ感で、恐らく現代のeスポーツ向けゲーミングキーボードとしては最も普及しているタイプの外観だ。

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本体サイズとしては幅 36.3 × 奥行き 13.9 x 高さ 3.9 cm。
キー配列に大きな癖はなく、一般的な日本語キーボードの配置といったところか。

筆者の認識上こうしたテンキーレスモデルは、特にFPS・TPSなどシューティングを主体とするジャンルのタイトルにおいて一般化しており、デスク上を占有する面積を減らしてマウスのスペースを確保するのに都合がいい

ちなみにプレイするタイトルによって「もっと省ペースにしたい」、あるいはゲーム以外の事を考えた場合「テンキーが欲しい」といった方も居るかもしれない。そんな方にはさらにコンパクトな60%レイアウトを採用したHuntsman V3 Pro miniや、テンキーのあるHuntsman V3 Proといった選択肢もあるのでそちらを参照してもらえれば幸いだ。

またアルミニウム製トッププレートを採用しているため剛性が高く、安定感のあるキー操作ができるのもポイントの一つ。表面にはブラッシュ加工がされているため、傷つきにくく傷がついても目立ちにくい。更にキースイッチ付近を除きほぼフラットな形状なので、日々のお手入れの面でもやりやすそうだ。

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ボディ底面にはスタンド脚を備えており、2°(スタンド未使用)・6°・9°と3段階で角度調整が可能。接地感は良好で多少乱暴なタイプをしてもグラつくことはない。

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底面は樹脂製。光にかざすと「FOR GAMERS. BY GAMERS.」というRazerのキャッチコピーが浮かび上がる。
通常時には見えなくなる部分だが、こうした部分までかなり細かくこだわっている様子が伺える。

加えて個人的に嬉しいのがリストレストが標準付属している点。製品ページでも硬質レザーと記載されている通り、始めの感触としては少々固めな印象だったが、適度な硬さがキータイプ時の衝撃を緩和してくれるのか、しばらくタイピングを行っても手首に疲労を感じることは無かった。これなら長時間の連続プレイでも手首に疲労を感じることは少ないはずだ。

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マグネット内蔵でピタッと貼りつく。取り付け取り外しも簡単なので、好みやシチュエーションによって使い分けることも出来そうだ。
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こちらの背面にも光にかざすと「FOR GAMERS. BY GAMERS.」のキャッチコピーが。

便利なマルチダイアルとタッチ感の良いキーキャップ

もう一つの外見的特徴といえば、右上に備えた2つのマクロボタン大きなダイアルだろう。ローレット加工のされた金属製のダイアルはリニアな動作で操作感は非常に滑らか。

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画像中央、左からマクロ登録可能なカスタムボタン×2、マルチファンクションデジタルダイアル。

こうしたダイアルも近年のキーボードによくみられる特徴で、ボイスチャット時の音量コントロールなどに使用すると便利。もちろん他の機能に変更することもでき、Razerデバイスの統合管理ソフトである「Razer Synapse」から可能だ。

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マクロボタン自体は通常のボタンとして認識されるため、Discord側などでボタンショートカットを割り当てることもできる。
筆者的にはマクロボタンにスピーカーON/OFFとマイクミュートON/OFFを設定し、ダイアルにはデフォルトの音量を割り当てるのがオススメだ。

またゲーム向けにキーボードを語る上で欠かせないのがキーキャップのテクスチャ(表面加工)。仕事や普段使いで意識する事は少ないが、コンマ1秒を争うプロシーンにおいてキータッチの感触は操作精度に直結する部分だ。ここもじっくりと見ておきたい。

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艶消しのサンドブラスト感ある仕上げのされたキーキャップは滑りにくく、湾曲した表面が指の腹へ絶妙にフィットしてくれる。さらに耐摩耗性・耐光沢性を備えているらしく、長期間の使用でフィーリングが変わってしまったり、特定のキーがテカってきてしまう心配もなさそうだ。

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特徴として言及されていないものの、防汚性も高くしばらく使用しても指紋が目立ちにくかった。
直接手に触れるものなので汚れに強いのは素直に嬉しい。

操作性と安定性が魅力の「第 2 世代 RAZER™ アナログオプティカルスイッチ」

外観をひとしきり確認したところで、いよいよキーボードにおける最重要部、キースイッチのターン。「Huntsman V3 Pro TKL」に使用されているスイッチはRazer独自の「第 2 世代 RAZER™ アナログオプティカルスイッチ(以下 第2世代 Razer AOS)」という名称で、分類としては光学式スイッチと呼ばれるものだ。

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Huntsman V3 Pro TKLに搭載された第2世代 Razer AOS。

この第2世代 Razer AOSでは、物理接点を備えたいわゆる”メカニカルスイッチ”とは異なり、キースイッチの軸がさえぎる光の量を元にキーが押されたかを判定している。この構造により非常にスムーズな形でキーの押下量を測定することができるため、キーのON/OFFを判定する基準値を任意に設定可能となった。つまりラピッドトリガーを実現する下地ができたというワケである。

ちなみにラピッドトリガーを使用可能な多くの製品では磁気スイッチを採用しているものの、Razerでは独自の光学式スイッチを採用している。これはスイッチに組み込む磁石の磁気特性や周囲の磁場などに影響される磁気スイッチと比べ、光学式スイッチが精度・信頼性の面で優れるという判断かららしく、「FOR THE PRO」を掲げるHuntsmanシリーズらしいこだわりと言えるだろう。

また見逃せない点として、すべてのキーに入力時のブレを抑えるスタビライザーが備わっているのもポイント。前述の通り指掛かりの良いキーキャップではあるものの、特にプレイ中のわれわれは必ずしもキーの中央を押しているとは限らない。そんな時でもこのスタビライザーが指から加わった力を均等に軸へと伝えてくれるため、仮にキーの端を押していたとしても確実に狙ったキーを押すことができるはずだ。

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スタビライザーのおかげで、キーの四隅を押した場合でもタッチ感に大きな変化はなかった。

操作を最速で伝えるための機能「ラピッドトリガー」×「Razer™ Snap Tap」

さて本製品の物理的な特徴はココまでとして、以後では機能面を中心に紹介しよう。もちろん皆様お待ちかねラピッドトリガーに触れることになる。

…ただし気になるのは、読者の方々にとって筆者が信頼できる語り部なのかという部分だ。

ということで今回は筆者の伝手をつたって、これまでラピッドトリガー機能があるキーボードを使用したことがなかったゲーマーの方にも使ってもらい感想も入手した。この方はVALORANTでゴールド帯、League of Legends(以下、LoL)ではグランドマスター帯なので信憑性としては十分なはず。以降は彼の感想も交えつつお届けしていきたい。

最大 0.1 mm の感度でキーリセットが可能なラピッドトリガーモード

この記事を読んでいる方にとっては改めて解説する内容ではないかもしれないが、念のためラピッドトリガーという技術について簡単に記載しておこう。

ラピッドトリガーとは、簡単に言ってしまえばキー入力のON/OFF判定の場所を移動させることで、ON/OFFを高速で行う機能だ。通常のラピッドトリガーを搭載していないキーボードではON/OFFを判定するポイントは固定されており、それぞれのポイントをキーがまたぐことでONとOFFが切り替わる仕組みになっている。
しかしラピッドトリガーの場合はこのON/OFFの両方、またはOFFのポイントが「現在のキー位置から〇mm移動した時」という形で判定されるため、極論キーから指を離さずとも再度入力を発生させることができるのだ。そのため速度の速い連続入力(連打など)が要求されるシーンと特に相性が良く、これが「Pay to Win」とも称される理由となっている。

引用元:https://www.razer.com/jp-jp/technology/rapid-trigger-mode

「Huntsman V3 Pro TKL」ではOFF側のラピッドトリガーに対応しており、最小で0.1mmキーを上昇させただけで入力判定を切ることができる。加えてポイント自体も0.1mm単位で幅を調整できるため、キー入力のクセに合わせて自在に調整が可能だ。

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OFFになるポイント(リセットポイント)や入力時にONになるポイント(アクチュエーションポイント)はRazer Synapseからカスタマイズできる。

また混同しがちな所として、ONになるポイント(アクチュエーションポイント)のカスタマイズについての解説も念のため。

ほとんどの場合ラピッドトリガーとセットで語られれるため迷いやすいが、ラピッドトリガー時のON/OFFではなく単にアクチュエーションポイントの変更のみが語られる場合、あくまでもON判定になる深さ(固定値)を変えられることを意味する。ここを中途半端に深い位置(大きい値)にしてしまうと、せっかくラピッドトリガーにより短い距離で判定を切っても、またアクチュエーションポイントを跨ぐまで入力が入らなくなってしまうので注意してほしい。

「Huntsman V3 Pro TKL」を含むOFF側のみのラピッドトリガーに対応した製品の場合は、始めは最も浅い位置(小さい値)に設定してから徐々に深い位置へと変更し、自分のミスタッチに反応しないギリギリの高さを狙うと良いだろう。「Huntsman V3 Pro TKL」の押下圧は軽めの40gとなっているので、調整後にはかなりの高速入力が可能になるはずだ。

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アクチュエーションポイントを最も浅い位置(0.1mm)に設定し、リセットポイントを最も短い距離(0.1mm)に設定した状態。

VALORANT / LoLでラピッドトリガーモードが活きるシーン

実際にVALORANT、LoLをプレイして活きたシーンは以下の通り。

まずVALORANTにおいては「離しストッピングをしているプレイヤーなら、打ち合うまでの速度がシンプルに速くなるので圧倒的に有利になりそう。」とのこと。初日で高い感度を設定したため誤入力も多かったものの、細かく設定できるため自身の安定した感度を見つけることができれば、まさに「Pay to Winなキーボード」だという。

加えてアクチュエーションポイントの設定も重要なようで、「スキルの出る速度が最速になるため、”一瞬で決まるゲーム”のvaloではこれまた必須機能」との反応だった。

こうした左右の動きを切り替えるストッピングで明確なさが出やすい。

一方、ラピッドトリガーがあまり普及していない印象があるLoLにおいても「一部のプレイヤーにおいては必須」だそうだ。

この一部というのは、スキルショット時の設定を「範囲付きクイックキャスト」にしているプレイヤーで、これは「キー長押しでスキル範囲を表示し、キーを離したタイミングでスキルを発動する」という設定である。確かにラピッドトリガーモードであれば最短0.1mmキーを戻した時点でスキルが出せるため、狙ったタイミングからのズレが少なくなるのだろう。

範囲付きクイックキャストの例

もうキャラクターを迷わせない。RAZER™ SNAP TAPでスムーズな入力切替

ラピッドトリガーモードだけでもかなりの反応速度を得られるはずだが、「Huntsman V3 Pro TKL」を使うならぜひ活用してほしい機能がもう一つある。それが「RAZER™ SNAP TAP」だ。

これは相反する2つの操作を同時に行った時(例えば左移動と右移動など)、「あらかじめ登録したキーの組み合わせであれば、先に入力されたキーの判定を自動で切り最後に入力された方を優先する」という機能。有体に言うなら、操作キャラクターがあなたの指示出しに迷わなくなる機能である。

一般的なキーボードの場合、先ほどの例のように左移動を入力したまま右移動を入力した場合、左に向かえという指示と右に向かえという指示が競合し、キャラクターはその場に静止してしまう。どちらかの方向に向かわせるためには、もう一方向を指すキーから指を離す必要が有るのだ。コレをスムーズに切り替えてくれるのが「RAZER™ SNAP TAP」というワケだ。

VALORANT / LoLでRAZER™ SNAP TAPが活きるシーン

VALORANTなどのシューティング系タイトルは正に先ほどの例の通りで、打ち合い時の左右移動による回避や、クリアリング時の遭遇戦での後退など棒立ちが致命的になるシーンでは明確に反応が変わってくる。

実際に体験してもらった際には「ジャンプピーク(壁際から一瞬だけ顔を出す技術)がやりやすくなった」とのこと。その他のタイトルでも「Apex Legendsで左右に動きながら相手と撃ちあう、いわゆる”レレレ撃ち”などでも必須になりそう」という感触のようだった。

ジャンプピークの例

またLoLにおいては、コチラも範囲付きクイックキャストを選択しているプレイヤーに恩恵が大きいようで、「次のスキルを押した際に前のスキルが出るので、コンボ等が非常にやりやすくなる」という。惜しいところとして、登録できるキーが2つまでなのでluxならQR、ahriならQE、ezrealならQWなどシナジーが高いチャンピオンの時に使用すると良さそうだ。

luxでQRコンボの様子。入力の切り替え速度によってUltの発生が非常に早く見える。

余談だが前述のラピッドトリガーモードと組み合わせることで、かなり凶悪な速度でスキルコンボを発生させることができるようだ。もちろんテストしてもらった方はグラマスなためハンドスキルも相当に高いのだが、それでもちょっと早すぎやしないだろうか。これはLoLにおいても「Pay to Win」なのかもしれない

普段シルバー~ブロンズ帯をふらふらしている筆者にとって、この速度でコンボを決めてくるluxに出会うのは恐怖。

マッチング中や射撃練習場で活きるクイック調整モード

上記の2つは非常に強力な機能だが、唯一の欠点である「使用者自身に最適な設定でこそ真価を発揮する」という点は無視できない。負けられない試合に挑む前には綿密な調整が必要だ。
筆者のようにマルチモニター大好きで2画面以上接続している方なら恐らく問題は無いが、メインモニター1枚で運用している方だとゲーム画面とRazer Synapseを何度も行き来することになってしまう。

だがここで待ってほしい、先ほど外観の話で触れなかったLEDインジケーターにお気づきだろうか。

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ボディ右手側に備えたLEDアレイインジケーター。

このLEDインジケーターはRazer Synapseを介さずに、ラピッドトリガーやアクチュエーションポイントの調整、RAZER™ SNAP TAPの切り替えなどを行うためのもの。10段階のLEDを参考にすることで簡易的にそれぞの調整が可能だ。

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調整中の様子。画像ではアクチュエーションポイントを設定している。

調整モードにはキーボードショートカットから入ることができ、ラピッドトリガーでは「FN + Caps Lk 」、アクチュエーションポイントでは「FN + Tab 」、RAZER™ SNAP TAPなら「FN + 左シフト」となっている。ワンアクションでいつでも呼び出せるため、マッチング中や射撃練習場などでサッと調整する際にはうってつけの機能と言える。

ちなみにこのクイック設定、RAZER™ SNAP TAPはON/OFFのみ設定可能なため、登録したキーの組み合わせを変えることはできないようだ。しかし回避方法も有り、あらかじめ複数の組み合わせをプロファイルとして登録しておくことで、マッチ後のロード時間などに「使用チャンピオンに合わせ素早く組み合わせを切り替える」なんて事も可能だった。

反応速度に加えて、操作性と信頼性が勝利へのカギ

「Huntsman V3 Pro TKL」の特徴を追っていく中で見えてきたのは、Razerの「FOR GAMERS. BY GAMERS.」というコピーの真実だ。確かにラピッドトリガー搭載が目玉の製品ではあるものの、ボディの仕上げやキーキャップの塗装ひとつとってもその背景が想像でき、この製品がプロやプロに類するハードなゲームプレイをするユーザーをターゲットにした製品であることが良くわかる。

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その中でも随所に感じられるのが操作性と信頼性へのこだわりであり
ユーザーの操作を如何にしてスムーズに、そして正確に伝えるか。ここだけは妥協しない
という意志が、ありありと伝わってくる。独自開発の光学式スイッチはその最たるものだろう。

思い通りの動きができてその上で勝利を掴んだ瞬間。それこそが競技性の高いゲームにおいて、一番楽しい瞬間だと筆者は考えている。その視点で見たとき、「Huntsman V3 Pro TKL」は正しくゲーマーによるゲーマーのための製品と言えるはずだ。

本製品が発売から1年経ってもまだ売れ続ける理由はこういう事だったのか。

ギャラリー

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Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless


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