かっこいいゲーミングPCが欲しいならコレ!初心者でも組み立て簡単なASUS 「BTF(Back-To-the-Future)」シリーズで自作PCを組んでみた

目次

実際にPCを組みながら「BTF」シリーズのメリットを確認

さて完成後のデザインや「BTF」シリーズの旗艦パーツを紹介したところで、ここからは実際に自作PCを組む手順に沿いながら、その組みやすさについて言及していこう。

自作PCを組むと言うと、なんとなく難しいイメージがあるかもしれないが安心して欲しい。手順さえ分かっていればそう難しいことは無く、ニトリやIKEA製品のような組み立て家具を作ったことがある方であれば基本誰でもできるはずだ。

今回組んだPCのスペックはこちら。想定としてはミドルハイ、あるいはハイエンドの入り口的な構成で、どんなゲームでもWQHDまではサクサクタイトルによっては4K60fpsも狙える性能をイメージしてみた。

CPUIntel® Core™ i7 processor 14700K
CPUクーラーROG STRIX LC III 360 ARGB WHT
マザーボードTUF GAMING Z790-BTF WIFI
メモリDDR5 16GB 2枚(32GB)
グラフィックスカードTUF-RTX4070TIS-O16G-BTF-WHITE
SSDNVMe SSD 512GB
ケースTUF GAMING GT302 ARGB WHT
電源TUF-GAMING-1200G

また上記以外に必要なものとしては、CPUグリスと先端サイズ「2番」の+ドライバー。こだわらないのであれば、コレだけあればOKだ。もし配線を綺麗に整えたいのであれば、細めの結束バンドなども用意すると良いだろう。

①PCケースのトップ・サイドパネルを外してスタート

では性能紹介もそこそこに、早速組み立てを始めていこう。

PCケースを外箱から出したら、まずはトップパネル(天井部分)とサイドパネル(表面と裏面のフタ)を取り外そう。各パネルは先端が丸いピンで固定されているだけなので、ドライバー不要でパカッと外すことができる。パネルを外した後はトップパネルを支えていたフレームのネジ(写真内オレンジの丸で囲った箇所)を外せば組み立ての準備はOKだ。

TUF-GAMING-GT302-ARGB-WHT_frame

全て取り外すと下の写真のような感じに。一般的なケースの場合、トップパネルを支えるフレームの”梁”が残ってしまうのだが、今回使用したケース「TUF Gaming GT302 ARGB White」ではそこも外せてしまうので非常にスッキリ。手が入りやすく視界を遮る物も無くなるので、この先の組み立て作業がかなり進めやすい

TUF-GAMING-GT302-ARGB-WHT_left-side2
トップ・サイドパネルと天井部分のフレームを外した状態。正に骨組みだけといった印象だ。

②マザーボードを設置して、CPU・SSDを取り付ける

準備が整ったらPCケースを寝かせて、マザーボードを取り付けていく。この際マザーボードの”足”になるスペーサーの取り付けも忘れずに。

ASUS-BTF_Assembly_MB-connect1

9箇所あるネジ穴の位置に合わせマザーボードの位置を調整。位置が決まったらそれぞれネジ留めしてマザーボードの固定は完了だ。その後マザーボードにCPUとSSDを装着しよう。

ASUS-BTF_Assembly_MB-connect2

ここで自作PCを組んだことがある方向けに、上記2枚の写真で既にマザーボードにCPUが装着されている点について言い訳をさせて貰いたい。これまでの自作PCパーツであればマザーボードにCPUやメモリを固定してから、ケースに収める流れが一般的なため、ついつい先にCPUとSSDをつけてしまったのだ。

しかし背面に電源などのポートが存在する「BTF」シリーズの場合は、ケースに収めてから取り付けた方が安全なため、記事で紹介する手順はマザーボードをケースに入れる→CPU・SSD取り付けの順とさせてもらった。これから組む方は良ければ記事の手順で進めて欲しい。またメモリについてはクーラーを組み付け易くするため、クーラーの後で装着する。

③CPUクーラーのラジエーターをフレームに固定後、CPUクーラーを取り付け

お次はCPUを冷やすための大事な装置、CPUクーラーの取り付けだ。近年のCPUは性能の向上に合わせて発熱も大きくなっており、安定稼働のためにクーラーも大型のラジエーターを備えた水冷式が推奨されることも多い。そこで今回は「白で揃えたい」&「高い冷却能力が欲しい」という理由で、ASUSのROGブランドから販売されている簡易水冷式CPUクーラー「ROG STRIX LC III 360 ARGB WHT」を選択した。

まずは初めに取り外したPCケースの天井フレームに、CPUクーラーのラジエーターを固定しよう。フレームの穴とラジエーターのネジ穴を合わせ8箇所をネジ留め。

フレームへのネジ留めが完了したら、先ほどマザーボードを取り付けたPCケースを起こして、天井部分へフレームごとはめ込む。その後はフレームを外した際に外した2箇所のネジを締め直せば、ラジエーターの固定は完了だ。

この工程もフレームが外せる構造によって組みやすくなっている部分で、一般的なPCケースでは「片手で落ちないようにラジエーターを支えながら、空いた手でネジを留めていく」という意外と神経を使う作業を要求される。しかしこのケースであれば、そんな手間とはオサラバだ。

そしてラジエーターの固定が完了したあとは、CPUにグリスを塗布しクーラーのヘッド部分を乗せて固定する。

先ほどPCケースを起こしたが、この作業はケースを途中から寝かせた方がやりやすい。まずはマザーボード裏にヘッドを固定するためのバックパネルを取り付け、その後PCケースを寝かせる手順がオススメだ。その後CPUにグリスを塗り、位置を調整したあとヘッドをネジで留めればOK。

④メモリをマザーボードに装着。カチッと鳴るまではめ込もう

先ほど記載した通り、CPUクーラーの取り付けが済んだらメモリの装着だ。これは非常に簡単で、CPU隣のメモリスロットに差すだけである。気を付ける要素があるとすれば、2枚でメモリを使用する場合は同じ色のスロットに差すことと、カチッと音が鳴るまで差し込むこと

特に後者の差し込みに関してはよくある失敗の一つで、組み上げたPCが起動しないと思ったらメモリの差し込みが浅かったなんて事があるのだ。またゆっくり差した場合には音がならないことも有るため、そんな時はロックするための爪がしっかりハマっているかを確認しよう。仮に音が鳴らなくとも、爪がしっかりとハマっていれば大体大丈夫だ。

ASUS-BTF_Assembly_memory-connect
片手で軽く差した後、最後に両手でメモリの両端を抑えてグッとはめ込むのがコツ。
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