ROG Phone 8 Proはゲーム以外も優等生!カメラ性能をメインに、デザインやゲームプレイでの活用シーンを徹底レビュー

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「ROG Phone 8」シリーズが広げるゲームプレイの可能性。

カメラ性能を確認したところで、お次はゲーム性能を…といきたいところではあるものの、本製品のゲーム性能はAndroid系のスマートフォンにおいて現状最高峰に近い。加えて前モデルであるROG Phone 7 Ultimateを検証した際には、ゲーム側がスペックを使いきれず高負荷時でも2割ほどの余力を残していたことを鑑みるに、おそらく本製品でも似たような結果になることはまず間違い無いだろう…

ということで本記事ではあえてゲームスペックの検証とは少し違う角度から、本製品が持つゲーム性能について紹介しよう。

「Steam Link」×「ROG TESSEN MOBILE CONTROLLER」でPCゲームを家中どこでもプレイ可能に

PCでゲームをする方であれば、知っている方も多い大手ゲームプラットフォーム「Steam」。実はSteamから配信されているゲームは「Steam Link」というアプリによって、スマートフォンからもプレイすることができるのをご存じだろうか。

ROG-TMC_steamLink
Steam リンクでPCと接続した際の様子。

このアプリ自体はどのスマートフォンでも使用できるため、試したことがある方も居るとは思う。ただ環境によっては遅延が大きくアクションゲームなどは難しいことから、試した結果回れ右した方も少なくないはずだ。しかしこの遅延、主にネットワークや無線接続したゲームパッドが原因で、逆を言えばそこさえ解決するのであれば、快適に遊べる可能性は高い。

ではROG Phone 8 Proならどうだろうか。

「ROG Phone 8」シリーズの無線LAN規格はWi-Fi 6Eに対応しており通信速度が速く、電波干渉に強いので安定した通信が可能。加えて「ROG TESSEN MOBILE CONTROLLER」を使用した際にはゲームパッドが有線接続(線は無いが)になることを考えれば、遅延の可能性は限りなく低くなる。…コレは期待できるはずだ。

というワケで、実際に自宅のデスクトップに接続して試してみた。

ROG-TMC_gameplay
ちなみに今回PCはルーターと有線LANで接続し、ROG Phone 8 Proは無線LAN接続で接続している。

筆者がテストでプレイしたのは、某ハンティングアクションゲーム。リリースからもう6年経過しているものの、未だにアクティブユーザーも多い人気作。

実際にプレイをしてみると、一瞬だけ明確な遅延を感じる瞬間があったことを除けばそれ以外は快適そのもの。強いて挙げるとすれば、緊急回避中に発生する無敵時間で敵の攻撃を回避する”フレーム回避”と呼ばれる動作を行った際に、普段PCでプレイするよりも若干早めに入力を求められるような感覚があった。とはいえ慣れてしまえば難しいものではなく、クエスト後半にはいつも通りの精度で回避できていたように思う。

また「ROG TESSEN MOBILE CONTROLLER」も一般的なSteamコントローラーとして認識されたため、特段設定することなくスムーズにゲームを開始することできた。おそらくSteamであればどのゲームであっても設定不要ではないだろうか。ボタン等のフィーリングは全体的に良好で、気になるところとすれば恐らく個体差によるものだが、左のアナログスティックが少々バネが強く感じられることぐらい。普段筆者が利用しているXbox ワイヤレス コントローラーと比べても基本的に遜色ない使い心地だった。

この操作感であれば十分実用レベルと言ってよく、タイムアタックのようなシビアなプレイスタイルでなければ、アクションゲームであっても特段問題なくプレイすることが可能だろう。これまでなかなか難しかった「PCゲームをソファーや布団でごろ寝プレイ」なんてことも出来るはずだ。

Windows PCとROG Phone 8を組み合わせて、PC画面でソシャゲを進行

また具体的にどんなシーンとは言わないが、PCを操作しながらスマートフォンゲームも並行して進めたい時もある。いわゆるソシャゲと言われるようなジャンルのゲームでは、スタミナやログインボーナスの概念があるため”ながら作業”で進めたい瞬間も多々あるのだ。

そんな時に便利なのが、Windows PCから「ROG Phone 8」シリーズの操作を可能にしてくれる機能。

ROGPhone8_LinkPC
権利関係の都合上、今回は製品の発表イベントで撮影した写真を使用させてもらった。

この機能はPCからスマートフォンのアプリが操作可能という、一見使いどころの難しい機能なのだが、コレがソシャゲの”ながら作業”と非常に相性が良い

動画やWikiを見ながら・ちょっとした作業をしながら、キーボードやマウスから手を放すことなくソシャゲを進められる!コレだけでも日々スタミナ消化や、ログボ取得に追われているプレイヤーからすれば画期的なのは間違いない。流石に多少の遅延が存在するため相性の良いゲームは限られると思うが、ターン制の採用やオート戦闘などが可能な多くのゲームで活かすことができるだろう。

総括すると「ROG Phone 8」シリーズは、従来のROG Phoneシリーズから順当に性能アップを図りつつ、多彩な機能と強化された周辺アイテムでゲームプレイの幅を広げてくれる製品と言えそうだ。

Felica搭載で死角なし!「ROG Phone 8 Pro」はゲーミングスマートフォンの完成形

さてここまで「ROG Phone 8 Pro」について、従来モデルから変更・強化された部分を中心に語ってきたわけだが、以前筆者がROG Phone 7 Ultimateをレビューした際にはこんなことを言っていた。

最後に一点だけワガママを言うとすれば、Felicaが欲しかった。コレだけである。

https://one-suite.jp/product/7399/3/

そう、従来モデルの時点で既に完成度の高かったROG Phone、その唯一と言っていい弱点がFelica未搭載だったことなのだ。

そんな声を知ってか知らずか、ついに「ROG Phone 8」シリーズではFelicaを搭載。ここに加えて、従来モデルより耐性の上がったIP65/IP68クラスの防水・防塵設計やより駆動時間の長くなったバッテリーなど、普段使いのスマートフォンに求める性能が全体的に向上している。

本来スマートフォンに求められるのは、通話やメールや撮影はもちろん、ゲームやブラウジング、音楽・動画視聴、決済といった生活における様々な行動を1台で叶える万能性だ。ある意味それがすべて快適にできて、初めて”スマート”フォンと言える。ゲームに特化するあまり、ゲーム以外に使えないスマートフォンは全くスマートではないはずだ。

この定義に基づくならば「ROG Phone 8 Pro」および「ROG Phone 8」シリーズこそが、真の意味で世界初のゲーミング”スマート”フォンであり、その完成形に違いない。

製品概要

製品名:ROG Phone 8 Pro
希望小売価格(税込):179,800 円
製品ページ :https://rog.asus.com/jp/phones/rog-phone-8-pro/

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ROG Phone 8 Pro

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