「Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」は軽量&取り回しのいい初めての照明機材におすすめの撮影用ライト

Ulanzi LT028 40W_アイキャッチ

Ulanzi

撮影用ライト

Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト

LT028

「絵は影を描くものではなく、光を描くものだ」という言葉をどこかで目にしたことがある。確かに何かを描く時、我々は影そのものを描こうとしているわけではなく、影を通して光を写し取ろうとしているのだ。そしてこの考え方は、写真や映像の画作りにおいても同じことだ。

カメラの世界における照明とは面白いもので、意図的に明暗を作り込むことによって実際には存在しない光や時間帯、空間を作品を見る人に想像させることが出来る。特にプロダクト撮影やイメージカットはその傾向が強く、それらを見た際の「カッコいい」「オシャレ」「なんとなく良さそう」といった第一印象は、全て光の効果によるものだと言っても過言ではない。つまり、逆を言えば魅力的な画を作りたければ”上手く”光を使ってやる必要がある。

こうした照明によるテクニックは、知識はもちろん経験からくる技術によって支えられている一方で、これから始める人にとっては少々手が出しにくい存在になっていることも事実。

というわけで今回は、照明初心者やサブ光源にオススメな撮影用ライト「Ulanzi LT028 40W ポータブルLED ビデオライト」について紹介していこう。

目次

小型・軽量で取り回しやすい40Wの定常光ライト「Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」

まずはじめに断っておきたいのは今回記事で触れるのは主に写真用途での話になること、またどちらかといえば業務レベルでの運用ではなく、これから照明に触れる方を想定した使用方法に絞って紹介している点だ。この先はそのことを留意して読み進めてほしい。

軽くて小さい、そしてバッテリー搭載で使いやすい。

「Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」における最大の特徴といえば、その小型かつ軽量なサイズ感だ。

リフレクターを装着していない状態では8.5cm x 8.5cm x 10.5cm(長さ x 幅 x 高さ)の手のひらサイズになっており、本体重量も約460gと500mlのペットボトル以下という超軽量設計だ。それでいて本体にバッテリーを内蔵しているため、充電さえ事前に済ませておけばケーブルレスで使えるのも嬉しい。

Ulanzi LT028 40W_サイズ比較
フルサイズのミラーレス一眼と比べた際にはこんな感じ。レンズを取り付けたカメラよりも小さく見える。

またそのサイズ感により、同じくUlanziから販売されているクランプアーム「Ulanzi R094 多機能スーパークランプ」などで簡単に設置を行うことが出来るのもポイントだ。通常、照明を使用する際はセンチュリーをはじめとした照明スタンドが必要になるところだが、「Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」であれば設置・撤収の手間も少なくよりフットワークの軽い撮影が出来るだろう。

Ulanzi LT028 40W_クランプ取り付け
撮影用クランプを活用することで、机や本棚など自宅にある家具をそのまま照明スタンドとして使えるようになる。

リフレクターとデフューザーが同梱。初心者にも嬉しい

「Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」には、ライト本体に加えミニボーエンスマウントに対応したリフレクターに加え、上から被せて使うデフューザーが付属している。デフューザーは、リフレクターだけでは影が濃くなりすぎるシーンなどで使用することで、適度に柔らかい光を作ることが出来るため何かと必要になることが多く、初めから付属しているのは素直にありがたい。特に物撮りや人物撮影などで重宝するのではないだろうか。

Ulanzi LT028 40W_付属アクセサリ

Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」で照明の効果を実験

最後に本製品を使うことで、写真がどう変化するかを実験しよう。まずはこちらの2枚を見ていただきたい。

1枚目は室内のシーリングライトでそのまま照らしたモノ、2枚目が電気を消し部屋を真っ暗にした状態で「Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」を使い撮影したモノだ。設定としては6500Kで光量100%、リフレクターのみ使用し、観葉植物で影をつけている。

Ulanzi LT028 40W_シーリングライトサンプル
Ulanzi LT028 40W_使用サンプル

いかがだろうか。手前味噌で恐縮だが、おそらく2枚目の方が”いい写真”に見えるはずだ。

この2枚目は「シチュエーションは屋外、時刻は15時〜16時」をイメージしており、そこに合わせ光の色を青天時に近い6500Kにし、日が若干傾いた時刻を想定して光が横向から当たる様に、そして木漏れ日の様な影をつけて野外を演出した1枚だ。

実際見た人にどう見えるかは別としても、こうして理屈から逆算し光や影に気を配ることによって、ただ「その場にあるものを撮った」という印象から、どんな場所でいつ撮ったのかという「ストーリーが想像できる写真」へと変えることが出来るのである。

Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」は初めての照明機材にオススメの撮影用ライト

実際に使用してみた感想として、「Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト」は素直に欲しくなる一台だった。現場で使用する照明は、耐久性や場合によっては耐候性なども求めらるため大柄なものが大きく、個人でコンパクトに済ませたい撮影には向かない。その点この製品のサイズ感や取り回しの良さは非常に魅力的だ。

小さいが故に持ち運びやすく、バッテリー駆動も可能なので配線に悩まされることもない。加えて価格もよく、直販サイトで1万円を切る破格の値段で販売されているため、比較的気軽に導入しやすいのもポイントだ。

初めての照明機材として、また追加で導入するサブ照明として、色々な表現にチャレンジしてみてはいかがだろうか。

製品概要

製品名:Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト
製品型番:LT028
出力:40W
CRI指数:≥95
TLCI指数:≥96
色温度範囲:2500-6500K
調光範囲:0-100% 6500K / 100%明るさ時の照度(0.5m):13260ルクス(標準フード付き)
LEDビーズ:バイカラーテンパラチュアCOB
LEDビーズ 充電時間:3時間
電源:内蔵バッテリーとアダプター
アダプター仕様:19V / 3.42A
バッテリー容量:14.8V / 3400mAh
作業時間(最大輝度):≥75分 作業時間(最小輝度):≥5時間
サイズ(長さ x 幅 x 高さ):8.5cm x 8.5cm x 10.5cm
重量:460g

Ulanzi

撮影用ライト

Ulanzi LT028 40W ポータブルLEDビデオライト

LT028

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次