スマートニュースが有料のビジネスニュースチャンネル「SmartNews+」を提供開始

12月12日より提供される「SmartNews+」グラフィックニュース

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仕事で電車やタクシーに乗る人も多いと思うが、ふとした拍子に目に入るディスプレイではしばしばビジネスニュースが表示されていることだろう。自分にとって直接の関係が無い話題も多いように感じるかもしれないが、昨今のトレンドを知るきっかけにつながったり仕事上のコミュニケーションで時折話題に挙がったりと、いちビジネスパーソンとしては押さえておくべき情報源の一つになっている。

とはいえ情報ソースをそこだけに頼るのは心許なく、よく使われているのがスマートフォンでの情報収集ではないだろうか。筆者もGoogle Newsをはじめ、仕事柄様々な情報サイトやアプリを閲覧するが、中でも個人的にお世話になっているのがニュースアプリである「SmartNews」だ。
多種多様なメディア・媒体から発信されている記事がまとまっており、好みのジャンルをカスタマイズするだけでなく自らは見つけにくい情報もレコメンドしてくれるため、先ほどのような情報収集に一役買っている。

そんな「SmartNews」が、ビジネスパーソンに向けた新サービスを開始するということで、スマートニュースの発表会で入手した概要と実機の様子をお届けしよう。
今回の新サービスは「SmartNews+」と言い、各メディアから配信されている有料記事が読めるだけなく、「タイパ」(タイムパフォーマンスの略)を意識した独自フォーマットの記事や、特典として飲食店やアクティビティに関するプレミアムクーポンを提供という。正式な提供開始は本日(12日AM7時)より、購読料は月額1,480円(税込)。

目次

そもそも「SmartNews」(スマートニュース)とは

前提として、そもそもの「SmartNews」とは?という部分から軽く説明をしておこう。一般的には色々なメディアが発信している情報を1箇所にまとめて横断的に閲覧できる、俗にいう”キュレーションメディア”と呼ばれるものだ。(強いていうならキュレーションアプリ、だろうか)

配信ジャンルとしては経済をはじめとしたビジネスニュースに限らず、タイムリーな時事ニュースやエンターテイメント、スポーツやグルメなど様々なジャンルを網羅しており、3000ものメディアが発信する情報をジャンルに応じたチャンネルごとにまとめて閲覧できる。それを無料で提供しているのだから、頭が上がらない。

「SmartNews」とは
公式サイトより引用

新サービス「SmartNews+」(スマートニュースプラス)の特徴

そんな彼らが今回新たに始めた「SmartNews+」は、一部メディアで有料記事として公開されているものを集約した、購読サービスだ。(サブスクリプションプランだと思ってもらえれば理解が早いだろう)もちろん全ての有料記事がまとまっているわけではないが、一般的には各社の購読サービスに入会しないと閲覧できなかった記事をまとめて読めるというのは中々珍しいサービスかと思う。
特に需要の大きかったビジネスニュースの有料記事がまとまったチャンネルとして「スマニュー+」というタブが新たに加わり、従来の記事だけでなくビジネスジャンルにおいて重視されやすい”手軽さ・時間効率”のよい独自フォーマットも併せて配信されることが特徴だという。
「SmartNews+」を購読すると、新たなタブが表示されるとのこと

12月12日より提供される「SmartNews+」

一覧表示時のUI的には一部新要素があるものの、大きくは普段の「SmartNews」と差がないため、違和感なく使うことができるはずだ。
その上で、「SmartNews+」独自の特集コーナーが組まれるケースもあるという。

12月12日より提供される「SmartNews+」特集
今回見せていただいた特集は「今こそ英語をレベルアップ」という、英語にまつわる特集。公式サイトを見る限り、他にも「テックジャイアント・家計に効くお金の話・巨大企業の次の一手・眠りと目覚め・Z世代ビジネス」といった内容も存在するようだ。

記事自体は普段の使い勝手と変わらなくするため大きな差はないものの、専用バナーが付いたりとUI的にはリッチな表現に。この辺りはさすが有料記事といったところだろうか。

12月12日より提供される「SmartNews+」有料記事の様子

また「SmartNews+」だけの特徴として、従来はPV等の数値を元にしたマシンラーニングでレコメンドされていた記事が、コンテンツ自体の価値を加味してパーソナライズされるという。
詳しくは後述するがコンテンツによっては人力チェックも導入し、従来とは別のプレミアムクーポンも提供するとのことで、ユーザーベネフィット的にもスマートニュース社の本気が伝わるだろう。

12月の皮切りでは国内14メディア、国外11メディアがラインアップ。
毎月4枚の無料チケットを配布するらしく、以前より有料記事が気になっていた方はぜひ確認してもらえれば幸いだ。

12月12日より提供される「SmartNews+」にて掲載されるメディア一覧
左上より、The New York Times / THE WALL STREET JOURNAL 日本版 / Bloomberg / ダイヤモンド・プレミアム
みんかぶプレミアム / 現代ビジネスプレミアム / Strainer / SlowNews
KAI-YOU Premium / 本の要約サービスflier / Wedge ONLINE PREMIUM / theLetter
The Economist / DIGIDAY[日本版] / Academy of Management / Fortune
NumberPREMIER / The Athletic / SPODUCATION / footballista
ほんのれん(編集工学研究所) / 36Kr Japan / WorldCrunch / WWDJAPAN / コルク

次の特徴として、何度か書いた独自のフォーマットについても紹介しよう。いずれも”手軽さ・時間効率”を意識した、いわゆる「タイパ」の良さを感じるフォーマットだ。

200字程度、「AIサマリー」による30秒ブリーフィング

一つ目が、AIサマリー機能による要約記事だ。
もともとは2000〜3000文字の記事を、AIによって200文字程度に要約、少ない時間でさっと確認することが可能になる。全てをAIに任せるのではなく配信前には必ず人力チェックをするとのことなので、情報の正確性についても安心できるだろう。なお、現在は1日4本が配信され、順次拡大していく予定だそうだ。

12月12日より提供される「SmartNews+」AIサマリーによる30秒ブリーフィング
詳細を知りたい場合には、そのまま記事全文にアクセスできる仕様。

数字や専門用語もわかりやすく、「グラフィックニュース」

もう一つが、浅い知識だと中々理解のしづらい数字や専門用語がたくさん入っている記事を、グラフィックでわかりやすく表現した「グラフィックニュース」だ。
デザイン制作会社がグラフィックを担当していることもありイラスト自体はポップでわかりやすい雰囲気。「興味はあるけどハードルが高いな」という記事にもアクセスしやすくなることだろう。

本当に大丈夫?結構お得な「プレミアムクーポン」

「タイパ」とは少しずれるが、最後の特徴として「SmartNews+」限定のプレミアムクーポンも紹介しよう。もともと大手飲食チェーンをはじめとしたクーポンを配信している「SmartNews」だが、「SmartNews+」限定で300種類を超えるプレミアムクーポンを配信するという。
毎月無制限で使い放題という驚きの仕様になっており、飲食店だけでなく、「アミューズメント・水族館・映画」といった体験にまつわるクーポンが用意されているのも特徴だろう。

本日よりサービス開始!今ならサービス開始記念の限定キャンペーンも

もともとは手間暇のかかる記事を多くのユーザーに届けたいというメディアのニーズと、有料でも深掘りや詳細な解説がされた記事を読みたいというユーザーのニーズ、双方に応える形で発足した「SmartNews+」。
駆け足で紹介したものの、短い時間で多くの良質な情報を収集したいビジネスパーソンにとっては、かなり助かるサービスと言えるだろう。

さらに朗報なのが、サービス開始を記念して、期間限定キャンペーンが行われるという。
2024年1月15日12:59までに購読することで、以下の特典を受けることができる。

  • 初月の購読料を無料に
  • 月額の購読料が約30%OFFに(月1,480円→980円)
  • 2ヶ月目以降に、クーポンに加え、お買い物券などと交換できる500円相当のクーポンを配布(終了時期は未定)

いかがだろうか。例に挙げたコメダ珈琲店など、日頃からよく使うであろうクーポンも考慮すると、これだけで元が取れそうな気がしてくる。(流石に永続するわけではないと思うが)

少しでも気になった方は、「SmartNews」アプリの「アカウント」から確認してもらえれば幸いだ。

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