リモートワークが普及し切ったと言っても過言ではない昨今、自宅のワークスペースをどのように整理するかは大変重要な問題だ。モニターやキーボード、マウスや外付けHDDなど、パソコン関係は特に周辺機器が多くなりがちなので、筆者も毎度スペースの確保に頭を悩ませている。
そんな悩みの解決に一役買ってくれそうなアイテムがサンワサプライ株式会社より登場する。1組のマウス・キーボードで2台のパソコンを操作できるKVM切替器「SW-KVM2HUUS」だ。価格は12,100円（税込）。
ボタンを押すだけ！4K対応のHDMIを備えたパソコン切替器
「SW-KVM2HUUS」は2台のパソコンを切り替えて使える4K対応のHDMIを備えたパソコン切替器だ。本体のボタンを押すだけで簡単にモニター・キーボード・マウスといった機器を一度に切り替えることができる。また切り替え時間は接続されたパソコンにより異なるが、公式のデモ映像を見る限り数瞬で切り替わっている。
仕事用とプライベート用でパソコンを使い分ける人にオススメ
「SW-KVM2HUUS」と繋ぐことで、1組のHDMIディスプレイ・USBキーボード・USBマウスを2台のパソコンで使用できる。面倒なケーブルの差し替えも無くお気に入りの周辺機器が使い回せるので、仕事用とプライベート用でパソコンを使い分ける必要がある人にはオススメだ。省スペースにもなり、デスクも広々と使えるようになる。 キーボードとマウスの信号のエミュレーション機能を搭載しないタイプなので、多機能マウスや特殊なドライバを持つ多機能キーボードにも対応している点もポイントの一つだろう。
パソコン1台とゲーム機を切り替えることも可能
個人的にはこちらが本命といった印象なのだが、キーボード・マウスは未接続でもHDMIのみ接続して使用できる。つまり、パソコン1台とゲーム機を切り替えることも可能なのだ※。公式HPの写真でもNintendo Switch（らしきゲーム機）とパソコンを接続して使用している。Switch本体のディスプレイでは小さく、かといってテレビを置くと邪魔になる…そんなシチュエーションでの活躍が見込まれる。リビングの子供たちに隠れてこっそりゲームをしたい時などにも使えるかもしれない（咄嗟に仕事用パソコンへ切り替える瞬発力が求められる）。
※別途USB-ACアダプタからの給電が必要。また4Kでの出力時は30Hzになるため注意。
ワークスペースの整理に、新たな選択肢を
その他の特徴も紹介しておこう。4K（3840×2160）/30Hz、4K（4096×2160）/30Hzに対応しており、美しく高精細なHDMI信号を出力できる。パソコンのUSBポートから電源を供給して動作するためACアダプタは不要だ。ソフトウェアのインストールも必要なく接続するだけで使用できるので、仕事用のパソコンにも懸念なく繋ぐことができる。
恥ずかしながら筆者には、アプリケーションごとにモニターを2つに分けることはあってもパソコン本体を2台使用するという発想やシチュエーションが無かったため、このようなスイッチャーの存在を知らなかった。この「SW-KVM2HUUS」をBlu-rayやDVDのプレイヤーと繋げば、資料映像の確認のためにわざわざテレビのあるリビングに行かなくても済みそうだ。会社から貸与されたマシンを繋いだりも出来るだろう。いずれにせよ、ワークスペースの整理の仕方に選択肢を増やしてくれることに間違いない。
※画像はニュースリリースとオンラインストアより引用
【製品概要】
仕様：
【インターフェース：パソコン側】ディスプレイ/HDMI（タイプA）メス×2
USB2.0 Aコネクタメス×2
【インターフェース：周辺機器側】ディスプレイ/HDMI（タイプA）メス×1
キーボード/USB2.0 Aコネクタメス×1
マウス/USB2.0 Aコネクタメス×1
【切替方式】本体ボタン切替
【電源】USBポートから電源供給/DC＋5V
※給電が足りない場合は付属の専用給電ケーブルをご使用ください。
【消費電流】150mA（最大）
【環境条件】動作時/温度5℃～45℃、湿度85％以下（結露なきこと）
保管時/温度0℃～45℃、湿度80％以下（結露なきこと）
【サイズ】W142.3×D55×H21mm
【重量】約195g
【最大パソコン接続台数】2台
【形状】据え置き型
【映像出力コネクタ】HDMI
【HDCP】HDCP2.3準拠（パススルー）
【セット内容】 切替器（本体）×1
パソコン接続用HDMIケーブル（1.5m）×2
パソコン接続用USBケーブル（1.0m）×2
専用給電ケーブル（1.0m）×1
取扱説明書（保証書付き）
元リリース：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004427.000011495.html