バイク用ナビとして使える「PND-Q5S」はツーリングに必須のディスプレイオーディオ

季節は秋に差し掛かり、日中も過ごしやすい時期がやってきた。世のバイク乗りが心待ちにするツーリングに最適な季節の一つである。(もう一つは春) 関東圏であれば、ひたち海浜公園のコキアや日光いろは坂の紅葉など、この時期ならではのスポットには事欠かない。昔ならば地図を頼りに向かう所だが、現在ではカーナビが一般的。もはやツーリングにおいて無くてはならない存在と言えるだろう。

そんなナビとしてライダーの多くはスマートフォンを利用しており、比較的安価に導入でき設置も手軽なため、筆者を含めバイクのナビ=スマートフォンの図式は一般的と言える。しかし同時に幾つかの欠点が存在する事は、利用者ならばご存じのはず。

今回紹介するバイク用ディスプレイオーディオ「PND-Q5S」はそうした欠点をすべて解決してくれる製品だ。大手クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて、25,990円(税込)から受付中。

目次

Apple CarPlayとAndroid Autoに対応したバイク用ディスプレイオーディオ

本製品は5インチのタッチパネルを採用したバイク用のディスプレイオーディオだ。その最大の特徴はApple CarPlayとAndroid Autoに対応し、ナビアプリの表示やSiriなどの音声アシスタント、Amazon Musicをはじめとした音楽再生といった、スマートフォンとの連携操作が行える事であり、逆を言えばこの製品単体では機能しない。

ではなぜスマートフォンを直接取り付けるのではなく、この製品を使うのか。それは冒頭で触れたいくつかの欠点を解決できるからである。

バイク用ディスプレイオーディオ_特徴

まず欠点として第一に挙がるのは落下の恐怖だろう。

多くのバイク用スマートフォンフォルダーは、本体を左右や上下からアームで挟む形式を採用しているのおり、この固定が甘いと走行中にスマートフォンが振動や風圧などで後方に飛んでいくことになるのだ。

落下により破損したスマートフォン
この写真は以前、筆者が走行中に飛ばしたスマートフォンを回収した際に撮影したモノ。走行中にふとハンドルを見たらスマートフォンが無い。この衝撃は体験したことがある人にしかわからないだろう…もちろん体験して欲しいわけではない。

正しく使用すれば多くの場合問題ないのだが、それでも走行中常に気を配るというのは殊の外ストレスが大きい。本製品を介することで、スマートフォンをカバンなど安全な場所に入れて置けることは、それだけで大きなメリットになるのだ。

その他にも直接取り付けることで発生する、直射日光による熱暴走やバッテリー残量の極端な低下、ハンドルから伝わる振動によるカメラ故障といった様々な問題も同時に解決するため、ストレスの少ない快適なツーリングを楽しむことが出来るだろう。

iPhone_androidに両対応
ディスプレイオーディオ本体とは無線で接続。走行中スマートフォンはしまっておくだけで良い。
バイク用ディスプレイオーディオ_音声アシスタント
また音声アシスタントが使える恩恵も大きい。走行中の目的地変更や到着予定の連絡、音楽再生のコントロールなど活躍するシーンは多いはずだ。

高輝度・高コントラストで日中でも視認性が高い1,000nitのIPSパネルを採用

近年のスマートフォンは高輝度化が進んでいるため、ピンと来ない方も居るかもしれないが、直射日光下など周囲が明るい環境では、輝度が低いディスプレイは見えづらくなる。特にバイクの場合は車と違い、屋根もないのでなおさらだ。

本製品ではパネルに最大1,000nitの高輝度なIPSパネルを採用しており、高い視認性を確保。またコントラストも高く、高輝度であっても表示がつぶれにくい事もポイントのひとつ。真夏のさんさんと照り付ける太陽の元でも問題なく表示を確認できるに違いない。

バイク用ディスプレイオーディオ_1000nitの輝度
バイク用ディスプレイオーディオ_手軽に調整可能
輝度は自由に設定が可能で操作も簡単。

また本製品はモバイルバッテリーからも給電することが出来るので、電気配線の処理などが面倒な方はこちらを選択しても良いかもしれない。ただし本製品の特徴である輝度の高さを優先するなら、消費電力などを考えてバイク本体のバッテリーから直接電源を取ることをオススメしたい。

IPX7の防水+暑さ寒さに強いバイクに適した設計

先ほども書いたことではあるが、バイクには屋根が無い。そのため車用に比べ、バイク用品はより過酷な環境でも動作することが求められる。その点本製品はIPX7の防水性能と、-20℃~+70℃という広い使用可能温度を備えた正にバイク用の設計だ。

ライダーの皆様であればご理解いただけると思うが、バイクとは「夏は暑く冬は寒い。そして走行中の雨は日常」というある種、快適性とは無縁の乗り物だ。だからこそ、そうした環境でも問題なく動作する製品を選ぶことが重要なのである。この製品であれば四季折々の風を感じつつも、安心してライディングに集中できるはずだ。

バイク用ディスプレイオーディオ_IPX7の防水性能

バイク用ディスプレイオーディオはスマホナビを快適に使うベストな方法

実のところ、こうしたApple CarPlayやAndroid Autoに対応するディスプレイオーディオは、車種によって標準装備のモデルも存在する。一例を挙げるならハーレーダビッドソンの上位機種や国内の大排気量ツアラーモデルがそうだろう。しかし未だハイエンドな車種用の高級装備という側面が強く、400CC以下の普通自動二輪の装備としてはまず見る事が無い、本当に一部の”高級車”向け装備だったのだ。

それがバーマウント可能な汎用装備として販売されるというのは、業界的にも大きな転換点になるに違いない。それも価格は2万円台と、これまで販売されていたバイク用のカーナビと比べても大幅に安く、その衝撃はかなりのモノだ。

スマートフォンのナビをより快適に使えるようになるバイク用ディスプレイオーディオ「PND-Q5S」。筆者も一人のライダーとして非常に気になる製品だ。

記事内画像は一部を除きGREEN FUNDING内プロジェクトページより引用

製品概要

製品名:バイク用ディスプレイオーディオ「PND-Q5S」
先行販売価格:25,990円(税込)~
プロジェクトページ:https://greenfunding.jp/gather-tech/projects/7728

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