星野リゾート「界 秋保」や「OMO5東京五反田」など、新規開業情報が本日発表

【界 秋保】客室_窓寄り

株式会社星野リゾート

リゾートホテル

星野リゾート

コロナも明けて活気が戻りつつある旅行業界。
円安の影響でまだ海外には手を伸ばせないという人も、国内ならどうだろうか。積極的に旅行する人が多く見受けられ、主要な観光地でキャリーケースを見かける機会が多くなった。

旅行の魅力的な点は、普段触れる機会が少ないその地域ならではの文化や伝統を直接体験できることだろう。ご当地の食べ物やそこでしか見られない歴史的建造物のために旅行に出かける人も多くいるはずだ。そんな旅行先ではそれぞれの脚で観光地を見て回ることが主かと思うが、一部では宿泊施設として地域の魅力を提供する場所も増えたように思う。その最たる例が「星野リゾート」だろう。

今回はそんな地域密着型宿泊施設が有名な「星野リゾート」から、2024年以降に関してオンラインプレス発表会を行うという知らせを受け、我々onesuite編集部も参加してきた。

目次

5つのブランドを中心に展開している株式会社星野リゾート

星野リゾートは「旅を楽しくする」をビジョンとし、独創的なテーマが紡ぐ圧倒的非日常を提供する「星のや」、王道なのにあたらしい温泉旅館「界」、想像を超えて記憶に残るリゾートホテル「リゾナーレ」、テンションあがる「街ナカ」ホテル「OMO(おも)」、みんなでルーズに過ごすホテル「「BEB(ベブ)」の5つのブランドを中心に国内外68施設の運営をしている会社だ。地域の特性を活かしたユニークな体験など、独自のおもてなしのあり方を進化させ、世界に通用するホテル運営会社を目指しているとのこと。

新規開業される「界 秋保」と「OMO5東京五反田 by 星野リゾート」

今回のオンラインプレス発表会では、2024年に新しく開業する「界」ブランド「界 秋保」と「OMO」ブランド「OMO5東京五反田 by 星野リゾート(以下:OMO5東京五反田)」についての詳細が発表されたので、ご紹介しよう。

宮城県に初進出「界 秋保」が2024年4月に開業

【界 秋保】客室_紺碧の間

宮城県秋保温泉に「界」ブランド23施設目となる「界 秋保」が2024年4月25日に新規開業することが決定した。これにより星野リゾート初の宮城県進出となり、「界 秋保」が東北地方2つ目の「界」ブランドだという。秋保温泉は古墳時代から続く温泉地で、仙台から車で4,50分とアクセスがよく、奥州三名湯のひとつとして数えられている。

奥羽山脈から流れる名取川沿いに設立された本施設は、都会の喧騒を忘れるような景色を眺められるのが特徴とのこと。中でも渓流を望む足湯テラスは、日々の疲れを癒してくれるに違いない。また紺碧色の景色を楽しむことができるご当地部屋「紺碧の間」にあるソファや窓枠は、秋保温泉の景勝地として有名な「磊々峡(らいらいきょう)」に流れる川の色をモチーフにした紺碧色に統一。仙台ガラスでできた陶器の飾り物や、こけし柄の障子も特徴とのこと。さらにお食事では、大名をイメージした懐石料理を提供し、先付けには伊達政宗が着用していた水玉模様の陣羽織の柄を器に取り入れるという。

【界 秋保】夕食 先付け

施設詳細

施設名:界 秋保
所在地:宮城県仙台市太白区秋保町湯元平倉1番地
客室数:49室
料金:31,000円〜(税込、1泊2食付き 2名利用時1名あたり)
施設:食事処 / 足湯テラス / 大浴場 / 湯上がり処 / トラベルライブラリー
予約開始日:2023年10月12日
開業:2023年4月25日

ブランド初の高層階ホテル「OMO5東京五反田」が2024年4月に開業

【OMO5東京五反田】イメージイラスト

「界 秋保」と同時期に新規開業予定の「OMO5東京五反田」は、「OMO5東京大塚」「OMO3浅草」「OMO3東京赤坂」に次ぐ都内4店舗目の施設だ。五反田駅徒歩6分にある「五反田JTビルディング」の地上60m〜100mに構えることから「OMO」ブランド初の高層階ホテルになるという。”夜景とご馳走のパラダイス”をコンセプトとし、ホテルからの景色と五反田ならではのグルメを満喫する過ごし方を提案。名店の多い五反田グルメを堪能した後にホテルで過ごすひとときは、まさに至福と言えるだろう。

さらに水と緑が織りなす空中庭園では、足を水に浸しながら過ごすこともできるとのこと。加えて愛犬と泊まれる客室「ドッグフレンドリールーム」や「ドッグガーデン」もあるので、愛犬と特別な時間を過ごしたいという方にもオススメだ。眺望の良さが特徴の客室は、様々な店が集まる街をイメージしたテキスタイルやレトロな照明で内装されていることも「OMO5東京五反田」のポイントだという。

【OMO5東京五反田】ツインルーム (2)

施設詳細

施設名:OMO5東京五反田 by 星野リゾート
所在地:東京都品川区西五反田8-4-13
客室数:189室
料金:28,000円〜(税込、1泊1室食事無し)
施設:OMOベース / ドッグラウンジ / ジム
階層:地上14〜20階
開業日:2024年4月11日

「界 奥飛騨」の新規開業や「ネコマ マウンテン」などその他最新情報

「界 奥飛騨」が2024年秋に新規開業予定

北アルプスの麓に広がる温泉地「奥飛騨温泉郷」にて「界」ブランド「界 奥飛騨」の開業が2024年秋に決定した。豊富な湯量と山林資源という山の恵みと、それを活かす匠の技術によって発展してきた飛騨地域の歴史と文化を感じられる空間、体験を提供予定とのこと。古き良きの伝統をその肌で直接感じることができる施設となるだろう。

【界 奥飛騨】イメージイラスト

施設詳細

施設名:界 奥飛騨
所在地 :岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯138他(地番)
開業予定日:2024年秋

北海道弟子屈町の温泉施設の名称が「界 テシカガ」に決定

北海道・弟子屈町川湯温泉の「阿寒摩周国立公園川湯温泉街まちづくりマスタープラン」と同時に開発を計画している温泉旅館施設の名称が「界 テシカガ」に決定した。北海道では2軒目の「界」ブランド施設として、2026年の開業を予定しているとのこと。
マスタープランでは開発コンセプトを「湯の川がつむぐカルデラの森の温泉街」とし、温泉が注がれた川に入浴ができる「川湯広場」や、木漏れ日と心地よい自然に包まれた「川湯テラス」、川にそって屋台が立ち並ぶ「川湯横丁」など、阿寒摩周国立公園の豊かな自然を生かした多様なスペースで、滞在者がエリア全体の魅力を滞在の各シーンで楽しみ、理解できる場となることを目指しているという。

【界】川湯温泉街マスタープランパース

「OMO7高知 by 星野リゾート」が2024年6月13日にリニューアルオープン

「OMO7高知 by 星野リゾート」のリニューアルオープンが2024年6月13日に決定したとのこと。「こじゃんと楽宴(らくえん) さぁ、夜さ来い(よさこい)!」というコンセプトのもと、高知県民のおもてなし精神に溢れ、とにかくみんなで楽しむ宴が好きという文化が体験できるという。高知ならではの自然やお祭り文化、伝統を表現した「OMO7高知 by 星野リゾート」のリニューアルオープンが待ち遠しい。

【OMO7高知】パース_エントランス

施設詳細

施設名:OMO7高知 by 星野リゾート
所在地:高知県高知市九反田8-15
客室数:133室
料金:36,000円〜(税込、1泊1室食事無し)
施設:OMOベース / OMOダイニング / 大浴場
階層:地下1階〜地上22階
リニューアルオープン:2024年6月13日

BEB新しい宿泊プラン「脱スマホステイ」

若い世代をターゲットにして作られた「BEB」ブランドから滞在中スマホを封印して過ごす「脱スマホステイ」という新プランが発表された。”Z世代”のスマホに関する意識調査の結果から本プランの販売に踏み出したという。今回のオンラインプレス発表会では”Z世代”の方達が体験している様子を見ることができた。

【BEB】チェックインでスマホを封印

プラン詳細

プラン名:脱スマホステイ
期間:2023年11月1日〜通年
料金:1室1泊 13,500円〜(税込、食事別、2名利用時)※1
定員:1日1室限定※2
予約:各BEB施設公式サイトにて4日前まで受付

※1施設によって異なる
※2客室の定員に準じる

「アルツ磐梯」と「猫魔スキー場」が一つになり、「ネコマ マウンテン」が誕生

星野リゾートが運営する「アルツ磐梯」と「猫魔スキー場」が一つになり、新たに国内最大級のスキー場「ネコマ マウンテン」として生まれ変わることが発表された。元々隣接していた「アルツ磐梯」と「猫魔スキー場」は運営当初から一つにする計画があったものの震災などの影響もあり、ようやく今シーズン連結リフトで繋ぐことができたという。連結したことで実現した豊富なコースバリエーションが特徴。さらに「磐梯山温泉ホテル」はスキーヤーやスノーボーダーのことを考えて、チェックアウトが14時になったとのこと。おそらく14時チェックアウトは日本のホテルでここだけだろう。

【ネコマ マウンテン】連結イメージ

ネコマ マウンテン詳細

今シーズン営業期間:2023年12月1日〜2024年5月6日
連結リフト運行式:2023年12月22日予定
ゲレンデ面積:189ha
リフト基数:リフト13基
コース数:33コース
料金:大人1日券5,500円 小学生2,500円 他

進化し続ける「星野リゾート」

今回詳細な情報をいただいたのは2024年開業・リニューアルオープンの施設のみだったが、今後2025年以降も店舗を増やしていく予定という。

ただ宿泊施設を作るだけでなく、同時に街を作ることで雇用が創生され、地域の活性化にも繋げるなど、進化の止まらない星野ブランド。新規開業、リニューアルオープン、温泉街の再生など様々な形のアプローチを続ける「星野リゾート」に今後も目を離すことができないだろう。

ニュースリリース:
界 秋保
https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2023/10/262825.html
OMO5東京五反田 by 星野リゾート
https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2023/10/262837.html
界 テシカガ
https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2023/10/262861.html
ネコマ マウンテン
https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2023/10/262609.html

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