昨今のスマートフォンはハイエンドかつ高価格帯のものが多い。しかし普段の生活でスマートフォンを使用する場面といえば、撮影した写真などをSNSへ投稿することや、家族や友人たちとの連絡手段、ネットストアでのお買い物といったところだろう。こう考えると、実は本格的な動画撮影や、高スペックを必要とする3Dゲームなどをプレイしない限りハイエンド機種は必要ないように思える。
本記事では2023年秋以降に発売予定のシャープ「AQUOS sense8」を紹介しよう。お手頃な価格で購入でき、性能もそこそこに良い国産のスマートフォンだ。
豊かな表現を可能にする写真撮影
本製品はスタンダードモデルながら、大型で集光量の多い1/1.55インチイメージセンサーを搭載。加えて片手で撮影した際に生じる手ブレを軽減する光学式の手ぶれ補正だけでなく、被写体に素早くピントを合わせて撮影が行えるようになる全画素位相差AFにも対応しているという。また非圧縮のRAWデータを複数枚同時撮影して合成するHDR撮影も行えるため、白飛びを抑えて豊かな階層表現を実現するとのこと。これにより日常生活におけるちょっとした瞬間をきれいに撮影できるようになるだろう。
快適な動作でゲームや動画を楽しめる
さらに本製品のディスプレイには本製品のディスプレイには駆動速度を1～180Hz相当の間で自動制御するシャープ社独自のIGZO OLEDを採用。加えてCPUには「Snapdragon® 6 Gen 1 Mobile Platform」を搭載し、当社従来機比でCPU性能が約36%、GPU性能が約33%アップ。高スペックを必要とするゲームや高解像度の動画でなければ、十分快適にコンテンツを楽しめるはずだ。
日常生活で安心して使用できる設計
また前日に充電するのを忘れたとしても安心だ。本製品は1日10時間の利用で2日間使用できる長時間の電池持ちを実現したという。さらに約159gの軽さと幅約71mmのコンパクトなサイズに加え、米国国防省の調達基準として定められた規格「MIL-STD-810H（耐衝撃落下はMIL-STD-810G）」に準拠。加えて防水や高温・低温環境に対応していることや衝撃にも強いため、長時間長持ちする電池持ちも相まって日常生活でも安心して使用できるだろう。
「AQUOS sense8」は高いコストパフォーマンスを発揮するスマートフォン
実際の価格はリリースに明記されていなかったためまだわからないが、前モデルにあたる「AQUOS sense7」が現在3万円前後で取引がされていることを考えると、そこまで高価になることはないはず。そのため「AQUOS sense8」は非常に高いコストフォーマンスを発揮するスマートフォンだと言えるだろう。
年々価格が高騰する最新のハイエンドモデルも魅力的だが、一呼吸おいて用途に合った手頃な価格のモデルも”アリ”かもしれない。
製品仕様
OS：Android TM 13
サイズ / 質量：約 W71 × H153 × D8.4mm / 約159g
CPU：Snapdragon® 6 Gen 1 Mobile Platform 2.2GHz＋1.8GHz
内蔵メモリ：RAM 6GB / ROM 128GB
ディスプレイ：約6.1インチフルHD+（2,432 × 1,080ドット）IGZO OLEDディスプレイ 1～180Hz可変駆動
アウトカメラ：標準カメラ 有効画素数 約5,030万画素 CMOS
F値1.9レンズ[広角84°焦点距離23mm※1相当]
光学式手ブレ補正
広角カメラ 有効画素数 約800万画素 CMOS
F値2.4レンズ[超広角120°焦点距離15mm※1相当]
インカメラ：有効画素数 約800万画素 CMOS
F値2.0レンズ[広角78°焦点距離26mm※1相当]
Bluetooth®：Ver.5.1
バッテリー容量：5,000mAh（内蔵電池の標準容量）※2
防水 / 防塵 / 耐衝撃：IPX5・IPX8 / IP6X / MIL-STD-810G
※1 35mm換算。
※2 実際に使用できるバッテリー容量は異なる可能性があるとのこと。
製品詳細
製品名：AQUOS sense8
発売時期：2023年秋以降
製品ページ：https://jp.sharp/k-tai/?_ga=2.36173481.885440614.1696297988-754016487.1693276294&_gl=11iu85ls_gaNzU0MDE2NDg3LjE2OTMyNzYyOTQ._ga_E9NZ25ZMZ0*MTY5NjMxMzY5MC42LjEuMTY5NjMxMzc3Ni42MC4wLjA.