Diver-Xがグローブ型VRコントローラ「ContactGlove3」発表、EMF方式で世界最高峰の精度を実現。法人向けPro、社名変更も同時発表

Diver-X株式会社は2026年6月23日、グローブ型VRコントローラの新モデル「ContactGlove3」を発表した。価格は99,800円(税込)で、同日より公式ストア(https://store.diver-x.jp)にて予約販売を開始。出荷開始は2026年10月を予定している。

センシング技術を電磁場(EMF)トラッキング方式に全面刷新し、指先・関節の3次元位置を絶対座標として直接取得する。当社推奨環境下において、センサー位置誤差の中央値0.5mm・最大値1.5mmを実現するとしており、従来モデル(ContactGlove2)が採用していた曲げセンサ方式では困難だった、指先同士を正確に合わせる動作や楽器演奏・手話のような繊細な動きまで忠実にトラッキングできるという。データ出力レートは100Hz以上、レイテンシーは30ms。バッテリー容量1,200mAhで連続稼働時間は8〜10時間、充電はUSB Type-C。グローブサイズはS/M/L/XL。

発表会内でこのなわれたデモの様子。指先を合わせる動作も可能。
指を大きく開く、指を回すなど細かな動きもトラッキングできる。
またEMFトラッキングとしたことで、箱の中など外から見えない環境であってもトラッキングが可能だ。
Zero Drift Technology概要
Zero Drift Technology を用いた再現について

同梱の新型コントローラモジュール「Magnetra3」には、ボタンを押すことでグリップ状態を物理的に固定できる「グリップ固定ボタン」を新搭載。従来はジェスチャーのみでグリップ判定していたため手の形の変化でグリップが意図せず外れる課題があったが、本機能により物を掴む・持ち続ける・投げるといった操作がより確実に行えるとしている。装着性も見直しており、生地と固定構造を再設計。指先(第一関節)が露出する構造により、装着したままキーボード操作も可能だ。対応OSはWindows、SteamVR対応ヘッドセット各種およびVRChat・Resonite等のSteamVRアプリに対応する。

あわせてロボティクス向けデータグローブ「ContactGlove3 Pro」も同日発表。価格は498,000円(税込)からで、販売開始は2026年10月。EMFトラッキングによる高精度な指先計測(中央値0.5mm・最大値1.5mm)はコンシューマー版と同等としつつ、5本指すべての指先まで一体で覆うグローブ構造を採用し、指先への別部品取り付けなしで精密計測が完結する設計とした。

ContactGlove3 Pro
ContactGlove3 Pro

ROS 2・C++・PythonのSDKにネイティブ対応し、Linux・macOS・Windowsのクロスプラットフォームに対応。ロボット遠隔操作(テレオペレーション)および模倣学習データ収集における「指先データ収集の標準インターフェース」を目指すとしている。通信はUSB有線とBLEに対応する。

ContactGlove3 Pro 価格

なお同社は2026年7月1日付で社名を「Melt Interface Technologies株式会社」へ変更することも発表した。これに伴い事業をXR・ロボティクス領域のインターフェース「Contact」、汎用インターフェース「Melt Interface」、B2B受託開発「Solutions」の3事業に再編・統合するとのこと。

Melt Interface Technologies株式会社の由来

製品概要

Diver-X

ContactGlove3


製品名:ContactGlove3
価格:99,800円(税込)
発売日:2026年6月23日
出荷開始予定:2026年10月
製品ページ:https://store.diver-x.jp

高精度のトラッキングで、コンシューマー向けから産業用まで幅広くカバー

グローブ型VRコントローラ市場でEMFトラッキングを採用した製品は2026年6月時点で希少であり、中央値0.5mmという位置誤差精度は、従来製品とは一線を画す。VRChatやResoniteでアバターの手表現にこだわるユーザーにとって、指先同士を正確に合わせられる・ドリフトが発生しないという2点は、大きな進化点として映るだろう。

また産業用であるContactGlove3 Proは498,000円という価格設定だが、同社によれば競合製品の約半額に相当するという。高精度のトラッキングにより、把持・組立・繊細な物体操作といった人間の指先データを取得できるため、ロボットティクス領域での学習データ活用にもってこいだ。

VRでの手表現の精度を突き詰めたいコンシューマーユーザーと、ロボットティーチング用の高精度データを求める研究者・開発者の双方にアプローチできる新モデル。発売が楽しみなプロダクトだ。

ギャラリー

Diver-X

ContactGlove3


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