ZENAIM KEYBOARDが8月8日より販売再開。キー修正および各種アップデートを携えて再始動

東海理化

ゲーミングキーボード

ZENAIM KEYBOARD

以前当メディアでもご紹介した、東海理化のゲーミングキーボード「ZENAIM KEYBOARD」。発売と同時に多くの注目を集めた本製品が、ついに2023年8月8日(火)より販売再開となる。今回はメディア向けに先行公開されたアップデート内容及び今後のスケジュールについてお届けしよう。

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スタビライザー使用キーの動作改善

前回一時販売停止になった理由として焦点になったのはスペースキーなど、スタビライザーが取り付けられたキーが特定条件で動作不良(スペースキーが外れてしまう)になるというものだった。

詳しくは下記を参照して欲しい。
https://zenaim.com/blogs/news/230522

今回再版されるモデルにおいては上記のスタビライザーを使用しているキー部品に対して、クリアランスと最適化、スライダー形状の変更により傾きおよびガタつきと、外れやすさを抑制しているという。またスタビライザーへのグリース塗布によりカチャカチャとした動作音の軽減も行っている。

ZENAIM KEYBOARD_キーの変更
発生していたスペースキーの傾きも約34%抑制したとのこと。

音鳴きの音量を抑制&キーキャップ塗装の耐久性アップ

こちらは問題となった箇所ではないものの、上記のアップデートに合わせ改善された箇所だ。

停止前のモデルではキーボード照明をONにした際に、コイル鳴きのような音の発生があったという。こちらはコンデンサの変更及び照明制御用のアップデートにより約85%音の大きさを低減したとのことだ。

ZENAIM KEYBOARD_音鳴きの低減
発表会の場では特段気になることはなかったが、そこからさらに85%低減しているため、おそらく静かな空間でも気になりにくいはずだ。

またキーキャップについても改善がなされている。以前の記事でキートップの塗装にもこだわりがある点について触れていたが、今回のアップデートでは塗装の耐久性を高めたようだ。ベースコートを2度塗りすることで、スクラッチ試験による剥がれ耐性が約320%アップしているという。

ZENAIM KEYBOARD_キートップ変更
変更があったのはベースコート部なのでトップコート、つまり触り心地や指がかりについては同等になるだろうことが予想される。

倒れやすさを軽減するためスタンドの剛性をアップデート

キー関連以外の所で、ユーザーからの声を反映してのアップデートもあるようだ。

本体裏に備えられた高さ(傾き)調整用のスタンド脚が倒れやすいというフィードバックを受け、メインフレーム及びスタンド脚の形状を変更することで、耐えられる加重を約500%アップしたという。

ZENAIM KEYBOARD_スタンドの変更
メインフレーム側の段差の変更、およびスタンド側の接触量を増やすことで耐久性の向上を図ったという。

交換対応やUS配列の予告など、今後のアップデート予定

既に出ている情報ではあるが、明日からの販売再開と同時に販売停止前の製品の交換対応なども告知されている。また今後のロードマップとしても注目度は高いため併せて紹介させていただこう。

予告されているものとして大きな点は二つ。
・今月(8月)予定のソフトウェアアップデート
・2023年12月予定のUS配列verの販売開始

2023年8月 ZENAIM SOFTWAREのアップデート

詳細は明かされていないものの、MOTION HACK機能や0.05mm単位でのAP(アクチュエーションポイント)/ RP(リリースポイント)の可変が実装されるとのこと。前者は名前以外の情報がないため割愛するが、後者についてはAP/RPつまり入力のON/OFFを判定するポイントが、さらに細かく変えらるようになるという変更だ。より自身の”クセ”に合わせ最適化が図れるようになるだろう。

2023年12月 ZENAIM KEYBOARD US配列版 発売予定

読んで字のごとくではあるが、US配列ユーザーにとっては待望のアップデートになるはずだ。筆者はJIS配列ユーザーではあるもの、配列へのこだわりは強い。これまでJISであるが故に検討できなかったゲーマーはチェックしてみてほしい。

ZENAIM KEYBOARD_ロードマップ
今後のロードマップ。上記以外にもキーキャップの発売予定や体験会などが告知されている。

再始動となったZENAIM KEYBOARD

今回我々onesuite編集部が入手したZENAIM KEYBOARDのアップデートおよびロードマップは以上の通りだ。問題となったキーの不具合はもちろん、再版に合わせて細部まで手が加えられており不具合修正後の再版というよりはバージョンアップ版と言ってもいいだろう。

またロードマップからわかるように、もともとのハードウェアの作りこみ故かソフトウェアアップデートでも製品の性能アップが図られているのも興味深い。

本体の修正と新たな機能を携えて再始動となったZENAIM KEYBOARDに、またしても注目が集まりそうだ。

東海理化

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