Lenovo「ThinkVision P49w-30」は5120×1440解像度のハイエンドウルトラワイドモニター

Lenovo

モニター

ThinkVision P49w-30

モニターは多ければ多いほどいい。解像度は大きければ大きいほどいい。 まぁもちろん適正サイズというものはあるわけだが。

そんな筆者の自宅にはPCに接続されていないモノも含めて計6台のモニターが転がっていて、メインで使用しているのはWQHD(2560 × 1440 px)が1枚にFHD(1920 × 1080 px)が3枚となかなかの広さになっている。

そんなモニター大好き筆者が、最近個人的に注目しているのがデュアルQUD(5120 × 1440 px)解像度のモニターたちだ。これは2018年ごろから徐々に製品化され始めたウルトラワイドモニター用の解像度で、すでにDellやLG、JAPANNEXTなどから販売されており、そこに今回Lenovoから新製品が加わった形だ。

「Think Vision P49w-30」は2023年7月4日(火)に発売。販売価格は275,000円(税込)だ。

ThinkVision P49w-30
目次

WQHD2枚分の高解像度湾曲モニター

冒頭でも述べた通り、この製品最大の特徴はその解像度。最近徐々に普及の進んでいるWQHDのちょうど2倍で、横並びに2枚を並べた状態に相当する。モニターサイズは49型で、これまた27型二枚分だ。

高解像度の最大メリットは作業領域の広さにあるが、モニターサイズが小さいと等倍サイズでアイコンやテキストを表示した際にサイズが小さくなり過ぎてしまい視認性が落ちる。かといってアップスケーリングして使うのはせっかく広い作業領域を犠牲にすることになるので愚策だろう。

その点、27型2枚相当のサイズであれば視認性は十分。WQHDモニター2枚分という広大な作業領域をフルに活かすことができるはずだ。 加えてベゼルの幅や湾曲により、27型モニターを2枚置くよりも横幅は省スペースで済むだろう。

Thunderbolt 4の入出力に対応

本製品ではThunderbolt 4の入力と出力、両方に対応している。そのためThunderbolt 4対応ケーブルを使用しノートPCに接続した際には映像出力・USB機器の接続・ノートPCの充電・有線LAN接続をケーブル1本で賄うことができる。

さらに、まさかの“出力”に対応しているためデイジーチェーンまで組めてしまうのだから驚きだ。 一見「誰がここにデイジーチェーンでモニターを増やすんだ」という気持ちになってしまうが、Thunderbolt 4のデイジーチェーンなので何も増やせるのはモニターだけではない。数テラバイトの外付けストレージや10GbEのLANコネクターなどなんでもござれだ。

もちろんモニターを繋ぐこともできるはずだが、解像度の関係でおそらくThunderbolt 4の帯域を超えてしまいフルで2台目のモニターを使用できない可能性が高い。出力スペックに最大27WまでのPD給電が含まれていることからも、素直にモニター以外の周辺機器用と考える方が良さそうだ。

そのほか豊富な機能・ポート群

デュアルQUDのモニターとしてはかなり後発なこともあり、近年一般化しつつあるモニター機能がこれでもかというほど実装されているのも本製品の特徴だろう。

複数の入力を同時に画面に表示するPiP(picture-in-picture)、PbP(picture-by-picture)はもちろん、映像入力に合わせてUSBやLANなどを連動して変更可能なKVM(keyboard, video, mouse)スイッチ機能。

またThunderbolt以外にもPDが15Wまで給電可能なType-Cポートや、4基のUSB Type-Aポート。純粋な映像系としてはHDMI 2.1を2基に加えDisplayPort1.4を1基と、これだけあればまず困らないレベルで最新のポートが揃えれている。またここまで最新に合わせつつも、3.5mmのオーディオピンジャックがあるなど便利なレガシー系も抜かりない。

ThinkVision P49w-30 背面

「Think Vision P49w-30」は最新機能全部乗せの超ハイエンドモニター

Think Vision P49w-30はデュアルQUDモニターの中で、最も新しい製品として最新の機能や規格をこれでもかと盛り込んだ超ハイエンドなウルトラワイドモニターだ。筆者はモニターのリリースだけでも年間50製品以上目を通している自負があるが、おそらく近年発表されたモニターの目玉機能はほぼすべて乗っているといっても過言ではないだろう。 (もちろんカラーマネジメントや高リフレッシュレートなどの特化型製品のものは搭載されていないが)

一方でネックになるのはその価格で、税込み275,000円は流石に高い。元メーカーの人間としてはこの価格になってしまうのは十分に理解できるものの、競合するであろう同解像度の製品群に比べ約1.5~1.8倍くらいの価格になってしまっている。

あらゆる意味で”選ばれし者のための現況最強のハイエンドモニター”といえるのではないだろうか。

記事内画像は製品ページ及びリリースより引用

製品仕様

画面サイズ:49.0型ウルトラワイド
液晶種類:IPS WLED液晶
アスペクト比:32:9
解像度:5120×1440
色表示:10.7億色以上
コントラスト比:2000:1
視野角(水平/垂直):178°/178°
輝度(最大):350cd/m2
応答速度:デフォルト6ms、4msに変更可能
インターフェース:Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A×4、USB 3.2 Gen1 Type-B、DisplayPort、HDMI×2、RJ-45、ヘッドホン出力
スタンド:チルト前-5° 後24°、スイベル+/-45°、高さ調整155mm
本体質量:約15.8kg

製品詳細

製品名:ThinkVision P49w-30
販売価格:275,000円(税込)
発売日:2023年7月4日
製品ページ:https://www.lenovo.com/jp/ja/p/accessories-and-software/monitors/office/63dbrar1jp

製品リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000013608.html

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