PCを使う上で快適に作業したい場合、まず真っ先に浮かぶのはPC本体のスペックを上げる事だ。高性能なPCはそれだけでサクサクと快適に動き、あなたをストレスから解放してくれるだろう。
しかし、ここで見落としてはならないのがキーボードやマウスといった周辺機器だ。
これらは直接手に触れるものであるが故に変化がダイレクトに感じられ、PCそのもののスペックアップほど劇的でないにせよ、作業効率が改善する場合も多い。ミリ秒の世界で争うゲーム用途であれば尚更だ。
今回ご紹介するのは、ゲーミングデバイスとしてその名を知らない人は居ないだろうRazerのゲーミングマウス。「Razer Cobra」という2023年7月7日(金)に発売される新製品だ。価格はAmazonにて6,490円(税込)。
58gの軽量デザイン
「Razer Cobra」は有線接続のゲーミングマウスとしては最軽量の部類に入る「58g」の軽量デザイン。筆者のようなハイセンシ族だとメリットがわかりにくいかもしれないが、通常FPSなどの正確なエイムを必要とするゲームジャンルにおいては、DPIを低めに設定しより精度の高いマウスコントロールを担保しつつ、マウス本体の移動距離を長く取って振り向き時などのカーソル移動を調整する。
この場合、重量が重ければ重いほど慣性が強くかかるため、狙った位置での停止にブレが出てきしまうのだ。
100% PTFEソールで機動性を確保
この製品が、上記のローセンシなFPS系プレイヤー向けと読み解ける特徴がもう一点ある。それがこの100% PTFEソールというところだ。ゲーミングマウス界隈にどっぷり浸かっている人には見慣れた素材かもしれないが、これはpolytetrafluoroethylene(ポリテトラフルオロエチレン)の略で平たく言ってしまえばフッ素樹脂、フライパンの表面加工で知られる「テフロン」だ※。 その表面における剥離性の高さについては、今日日多くの主婦層が頷いてくれることだろう。
※一般にはテフロンといえばPTFEを指すものの、化学的に完璧な一致というわけでもない。テフロンはデュポン社の商標であり、PTFE以外のものも含むためだ。
「Razer Cobra」は機動力の高いエントリー向けFPSマウス
上記の特徴から「Razer Cobra」は動かしやすく、それでいて止めやすい機動力の高いマウスと言えるだろう。そのほかにも1000Hz単位で読み取り可能なセンサーや、0.2msの低遅延を実現した第3世代 Razer オプティカルマウススイッチなどゲーミングマウスにおける基本的な要素は兼ね備えている。
特徴である機動力と相反するところとして、有線マウスであることがネックではあるものの、実売6,490円というところを加味すれば十分納得できる。この価格であれば高単価な製品には手が出しにくい層でも挑戦しやすいはずだ。
周辺デバイスにこだわりたくなった際の初めの一歩として、試してみてはいかがだろうか。 もちろんRazerなのでカラフルに光る!
製品仕様
接続:有線
重量:58g (ケーブルを除く)
RGB ライティング:Razer Chroma RGB
センサー:8500 DPI オプティカルセンサー
プログラム可能なボタン:6
スイッチ:第3世代オプティカルマウススイッチ
クリック耐久回数:9,000 万回
オンボードメモリプロファイル:1
マウスソール:100% PTFE
ケーブル:Razer SpeedFlex ケーブル
製品詳細
製品名:Razer Cobra
販売価格:6,490円(税込・Amazon)
発売日:2023年7月7日