長野・諏訪のハンドメイドオーディオメーカー・MHaudio(エムエイチオーディオ)から、小型真空管ハイブリッドアンプ「MHaudio UA-1(バイブレーション仕上げ)」の先行販売を2023年6月27日(火)10時より開始する。価格は85,800円(税込)。
真空管というノスタルジックでありながら音にこだわった電子デバイスを使用し、本物の真空管の音とオーディオアンプらしい本格的なフォルムと造りとを、コンパクトで実用的なサイズに凝縮した真空管アンプとのこと。
音色の良さだけでなく、その造形の立体感、存在感、触り心地は、音楽を聴く道具にとどまらない楽しさを感じることができる。
①真空管「ハイブリッド」アンプ
オーディオマニアや、音質にこだわるギタープレーヤー、レコーディングエンジニアが使う「真空管アンプ」、真空管式にこだわる理由は「真空管を使うことによる独特の音質の良さ」にあるようだ。しかしながら、通常の真空管アンプはたくさんの真空管と大型のトランスがついていて、両手でやっと持てるほど大きく、重く、高価になる。さらに高電圧・高温になる可能性もあり、初心者にとっては危険性のある製品となっている。
「MHaudio UA-1」は「ハイブリッド方式」を採用。入力された音楽信号を先ず真空管で増幅し、次に、最新の半導体デジタルアンプでスピーカーを鳴らせるだけのパワーまで増幅する、2種類の増幅方式を使ったアンプとのこと。「真空管の音の良さ」と「半導体の駆動力」と双方の長所を組み合わせて、コンパクトで音の良い真空管アンプを実現しているようだ。
②信州・諏訪のハンドメイドものづくり
長野県の諏訪地域や中南部地域は、昔からものづくりが盛んで、古くは製糸業、そして世界に名を馳せたカメラ、時計、プリンターやパソコンなどの精密機械や電子機器のメーカー、また、その開発や製造を支える中小のメーカーが数多く存在している。
物づくりの中心が海外にシフトした今でも、素晴らしい技術を持った技術者、ものづくりの感性を磨いた職人、それを支える経営者と地元の人々、地道に創意工夫を重ねていく気質が、日本のものづくりを支えている。
「MHaudio UA-1」は、そんな地元のメーカーと協力して造りあげているそうだ。真空管アンプらしいフォルムのシャーシー(ボディ本体)や、アルミ削り出しのフロントパネルやボリュームツマミなど、素材の質感を生かした、使うたび心地よく、ずっと見ていても飽きない端正な美しさを追求したとのこと。
③特別なバイブレーション加工
バイブレーション加工とは、ステンレス鋼板の表面にランダムにキズをつけた加工で、最近では、高級なキッチンのステンレス天板や、高層ビルのエレベーターのドアや内装にも採用されている。
ステンレスは、錆びにくく硬いという特徴があるものの、製品の表面に使う場合、ステンレスの銀色や光沢が冷たく感じる、傷がつくと目立つ、などちょっとクール過ぎる印象があるだろう。そこで、最近のデザインや機能を重視した製品に使われるのが「バイブレーション加工」。ちょっとラスティックで味のある見た目、そして傷が目立たないという実用性の高さで人気が出つつある表面仕上げ加工になっている。
※記事内画像はリリースより引用
製品詳細
製品名:MHaudio UA-1(バイブレーション仕上げ)
販売価格:85,800円(税込)
蔦屋書店オンラインストア:https://store.tsite.jp/item-detail/electronics/34009.html
サイズ:幅 90mm x 高 90mm x 奥 148mm(本体)
重量:約560g(本体)、約300g(ACアダプタ)
使用真空管:12AU7(ECC82)
増幅方式:真空管、および、半導体デジタル方式の、ハイブリッドオーディオアンプ
定格出力:スピーカー:6.5W + 6.5W (8Ω)、対応スピーカー:4Ω〜8Ω
周波数特性:20Hz-20kHz
消費電力:25W(最大)
ヘッドホン/イヤホン:8mW + 8mW (16Ω)、対応ヘッドホン/イヤホン:16Ω〜300Ω
電源:DC 12V/2A、専用ACアダプター付属(12V, 4A出力、AC100 – 240V対応)
同梱品:本体、専用ACアダプター、取扱説明書、保証書
ニュースリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001325.000009848.html