MSI最上位マザーボード「MEG Z890 GODLIKE」登場。ThunderBolt 5・Wi-Fi7・10Gbps LAN・8基のM.2ストレージなど最新規格全部乗せで210,980円

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ここ数ヶ月、各社から続々と新製品が発売され続けているPCパーツ。新たなCPUやGPUが発表されたことに合わせたモデルチェンジと共に、規格周りも徐々に一新されつつある印象だ。

今回紹介するのはMSIから登場した、最新のIntel Core Ultraプロセッサー対応マザーボード「MEG Z890 GODLIKE」。ThunderBolt 5やWi-Fi7、10Gbps LANなどはじめとした最新規格をほぼすべてサポートし、26+2+1+1フェーズの堅牢な電源回路と高い冷却性能により圧倒的パフォーマンスを発揮する正に”全部乗せ”な製品となっている。2025年4月11日より販売中で、価格は驚異の210,980円(税込)

目次

製品概要

MSI

マザーボード

MEG Z890 GODLIKE


製品名:MSI MEG Z890 GODLIKE
価格:210,980円(税込)
発売日:2025年4月11日
製品ページ:https://jp.msi.com/Motherboard/MEG-Z890-GODLIKE

ThunderBolt 5・Wi-Fi 7・PCIe 5.0など、次世代インターフェースを全面採用

本製品を語る上で欠かせないのが、上記のとおりThunderBolt 5などをはじめとした最新規格のインターフェースをほとんど全てフォローしていることだ。

まずThunderBoltまわりでは付属の拡張カード「THUNDERBOLTM5」により、最大120Gbpsの転送速度と27Wの電力供給が可能なThunderBolt 5ポートを2基追加が可能。加えてこの拡張カードにはDisplayPortの入力も付いているので、グラフィックスカードからの映像出力をThunderBolt 5ポートにまとめて出力することも可能だ。加えて、マザーボード側にはThunderBolt 4を搭載しており、背面に1つフロントパネル用に1つの計2基備えている。

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次にネットワーク周り。本製品には2つのLANポートが備わっており、それぞれ10Gbps/5Gbpsの通信速度に対応。加えて無線側ではWi-Fi 7に対応し、有線/無線共に現在一般的に入手可能な製品の中では最高峰のネットワーク速度を発揮するマザーボードと言える。ゲームやストリーミングサービスを利用する際の速度はもちろんのこと、クリエイターなど大容量のファイルをNASを使って管理している場合にも役立つはずだ。

そしてストレージ面では本体に6つ、付属の拡張カード「M.2 XPANDER-Z SLIDER GEN5」に2つ、合計8つのM.2ストレージを搭載できる。なんと拡張カードを含めればPCIe 5.0対応スロットが4基も備わっている。またこの拡張カードは比較的簡単にストレージを交換することが可能で、PCを組んだ後でも拡張スロット背面からストレージを入れ替えることができる。ホットスワップに対応するかは不明だが、内蔵ストレージの速度を活かしたまま外付けSSDのように使えるようになるのは大きなメリットだ。

当然搭載するストレージの速度にも影響される部分ではあるが、PCIe 5.0の帯域は4.0に比べて2倍。大容量のデータを扱うことが多い、CGや映像制作分野のクリエイターにとって心強いはずだ。

オーバークロックを見据えた電源回路と強化された冷却機構

電源回路には26+2+1+1フェーズのDuet Rail Power Systemを採用。110A Smart Power Stage設計により、高負荷時でも安定した電力供給を実現する。また専用のクロックジェネレーターを搭載することで、上記の電源回路の強化とあわせ高いオーバークロック性能を発揮するようだ。

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当然、大電力によって生まれる熱をを効率的に逃がすには冷却面も重要。ウェーブフィンヒートシンクとダイレクトタッチクロスヒートパイプを組み合わせ、効率的な放熱を可能としている。

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使いやすさを追求したEZ DIY設計

組み立ての容易さを追求したEZ DIY設計も各所に盛り込まれている。ボタン一つでグラフィックスカードを取り外せる「EZ PCIe Release」や、M.2 SSDの着脱を簡単にする「EZ M.2 CLIP II」など、メンテナンス性を大幅に向上。このマザーボードを自作初心者が購入することは無いとは思うが、慣れた人にとっても組みやすいのは良いことだ。

さらに3.99インチの液晶ディスプレイ「Dynamic Dashboard III」を搭載。システム情報の確認やBIOSアップデート状況の表示など、様々な用途に活用できる。個人的に便利そうだなと感じたのはエラーの内容を表示するモードで、起動失敗時などエラーの内容が視覚的に確認できるだけでなく、復旧するためのHow toまでQRで提供してくれる様子。

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加えてこのディスプレイブロックにはもう一つの秘密が有り、側面にはファンやRGBライトなどの内部コネクタを集約。EZ Bridgeと呼ばれるこのエリアと、付属のEZ Control Hubを組み合わせることでケースのフロントパネルヘッダー、ファンヘッダー、RGBヘッダーのほとんどを統合的に管理することができる。近年のケースではファンの総数やRGBライティングの増加に伴って、とにかくケース・FAN周りの配線が多いため、こうした機構を用いることでよりスッキリと分かりやすく配線できるはずだ

MSIのテクノロジーを結集したフラッグシップ「MEG Z890 GODLIKE」

MEG Z890 GODLIKEは、ThunderBolt 5やWi-Fi 7など、ほぼすべての次世代高速インターフェースに対応し、CPUの性能を限界以上に引き出す電源・冷却性能を備えた製品だ。それでいて組み立てやすさ等も犠牲にすることは無く、まさしくMSIのテクノロジーを結集することで完成したフラッグシップと言える。210,980円(税込)という価格は決して安価とは言えないが、性能・技術面では間違いなく現在の最高峰。

常に高負荷な作業を行うクリエイターや、将来性を見据えた圧倒的ハイスペックマシンが欲しい方など、”神のごとき”性能を求める方にオススメしたいマザーボードだ。

ギャラリー

MSI

マザーボード

MEG Z890 GODLIKE


出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースおよび製品ページから抜粋

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