マルチディスプレイ環境が当たり前となったと言ってもいい現代のデジタルライフ。しかし、外出先や移動中での作業となると、画面サイズや枚数の制約は避けにくい。そんな課題に対し、ASUSからスマートグラス「AirVision M1」という回答が示された。
以前から既にチラチラと顔見せはされて居たものの、なんとGREEN FUNDINGにてクラウドファンディングを開始。わずか87gの軽量ボディで最大100インチの仮想ディスプレイを実現するという。2025年5月15日までは99,800円(税込)で購入でき、発送時期は2025年7月頃を予定。
製品概要

ASUS
スマートグラス
AirVision M1

製品名:ASUS AirVision M1
早期割引価格:99,800円(税込・5月15日まで)
GREEN限定価格:103,800円(税込)
一般予定価格:111,420円(税込)
発送時期:2025年7月予定
プロジェクトページ:https://greenfunding.jp/lab/projects/8783
圧倒的な没入感を実現する高性能ディスプレイ
AirVision M1の核となるのは、Micro OLED技術を採用した高性能ディスプレイだ。約3.7mの距離に最大100インチの仮想スクリーンを投影し、1100nitの高輝度とDCI-P3 95%の広色域をカバー。さらに60%の光学透過率により、周囲の視界を確保しながら没入感のある映像体験を提供してくれるようだ。既にスマートグラスは様々なメーカーから販売されているものの、輝度の高さと色域は群を抜いており、輝度が高ければそれだけ野外での視認性が高まる。また色域が広いことで、写真や映像編集などクリエイティブ系の作業にも活用できそうだ。

自由自在なカスタマイズを可能にする専用アプリ
実は筆者、本製品のプロトタイプを体験したことが有るのだが、その際には無かった機能が増えている。それが付属の「AirVision」アプリで、画面のレイアウトや位置を自由にカスタマイズ可能。複数の仮想ディスプレイを空間内に配置でき、作業効率を大幅に向上できるという。スマートグラスはどちらかといえばエンタメ利用の側面が強く、こうした作業用のモニターに特化した機能は少々珍しい。他製品との差別化として大きなウェイトを占める部分となるため、実際の挙動が非常に気になるところだ。
もちろん画面との距離や瞳孔間距離(IPD)の調整機能も搭載し、ユーザーに最適な視聴環境を提供してくれるだろう。


軽量87gボディ&Type-C 1本で繋がる接続性の高さ
本体重量はわずか87gと超軽量。環境光センサーによる自動輝度調整や、TÜV Rheinland認証を取得した目に優しい設計により、長時間の使用でも快適に利用できる。また、内蔵のノイズキャンセリングマイクとスピーカーにより、ビデオ会議なども快適にこなせるはず。

加えてUSB Type-C DP Alt Modeに対応し、ノートPCやスマートフォンなど、様々なデバイスと接続可能。推奨スペックはAMD Radeon 680M以上、またはNVIDIA GTX 1060以上となっているためそこそこ以上の性能が求められそうではあるが、現状新品で販売されているゲーミングPCであればまず問題なく要件を満たすことができるだろう。スマートフォンも対象スペックに含まれているが、基本的にはハイエンドなモデルが必要になりそうだ。
「AirVision M1」は高性能なモバイルモニター?
AirVision M1はスマートグラスではあるものの、立ち位置としては高性能なモバイルモニターと考えた方が良いだろう。87gという軽量ボディに詰め込まれた高度な技術と、自由度の高いカスタマイズ機能により、従来のディスプレイ環境の制約にしばられない全く新しいモニター体験が得られるはず。2025年5月15日までは早期割引として通常売価の10%引きらしいので、気になる方はこの機会に検討してみてはいかがだろうか。
ギャラリー






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AirVision M1

出典:プロジェクトページ
記事内画像は同ページから抜粋