重さ555gのポータブルゲーミングPC「GPD WIN Mini 2025」登場!前モデルよりも完成度が上がっている

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ポータブルゲーミングPCを選ぶなら処理性能やサイズ感が重要だが、地味に見過ごせない要素がある。それが重さだ。ほとんどのユーザーは手で持ちながら操作するはずなので、本体が重すぎるとストレスに感じるだろう。そんな重量のストレスをほとんど感じさせないモデル「GPD WIN Mini 2025」が登場する。

重さはわずか555gという、モバイルゲーミングPCの中でもトップクラスの軽さ。実は2023年から製品自体は発売していたが、今回は2度目のアップデートモデルとなる。前モデルより完成度が上がっているようなので、スペックや特徴などまとめていく。

製品概要

GPD

ハンドヘルドPC

GPD WIN Mini 2025


製品名:GPD WIN Mini 2025
価格:146,000円(税込)から。
カラー:ブラック、ホワイト
発売日:2025年3月上旬
製品ページ:https://gpd-direct.jp/pages/gpd-win-mini2025

GPD WIN Mini 2025の特徴について

なんといってもコンパクトで、パワフルな性能を持っているのが特徴。ノートPCを小さくさせたような見た目でありつつ、Nitendo DSのように操作できるスタイルだ。

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前述した通り、重さは約555g。市場で最も売れている「ROG Ally X」は約678gと、重量の差は歴然だ。それに横幅も172mmしかなく、手が小さい人でも持ちやすいのがメリット。

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前モデルと比べて35g増量してしまったが、それでも許容範囲の重さだろう。ただ重たくなっただけはなく、新しいファンと冷却構造を取り入れ、TDP 35Wを実現。電力レベルを引き上げることで、よりパフォーマンスを高められるようだ。

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そして白色好きに朗報とも言える、ホワイトカラーモデルも追加された。それと同時にアタッチメントのデザインも新しくなった模様。

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今回のGPD WIN Miniは筐体を作り直しているが、基本性能は今までのシリーズと同様。バックライト付きのキーボードや3Dジョイスティック、DTS:Xのオーディオなどはそのままだ。

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CPUはAMD Ryzen AI 9 HX 370とAMD Ryzen 7 8840Uのどちらかを選べる。Ryzen AI 9 HX 370を選ぶと本体価格が232,000円(税込)となるが、マルチスコアとグラフィック性能はRyzen 7 8840Uを大きく上回っている模様。

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またインターフェースも充実しており、USB4 Type-C、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Type-Aを搭載。拡張性の高さも魅力だ。

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モンハンワイルズのベンチマークや、本体デザインをチェック

次にモンスターハンターワイルズのベンチマークテストを実施。先に結論を言うと、GPD WIN Miniならモンハンワイルズを快適に遊べる。

なぜならベンチマークテストのスコアは、いずれのグラフィック設定でもROG Ally Xを超えているからだ(フレーム生成はOFF)。

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実際に実機でベンチマークテストをしたところ、フルHDでグラフィックを最低にすれば平均35FPSという結果だった。

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スコアは12118。問題なくプレイできる性能だ。

ただし何度もベンチマークをまわしているとサーマルスロットリングによりパフォーマンスが落ちる模様。ROG Ally Xより高性能と言えど、やはり携帯機では限界があるということか。

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とはいえ軽量かつ持ちやすいデザインでワイルズを遊べるなら、それだけでもメリットだろう。

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また本体カラーはブラックとホワイトの2種類。筆者はブラックが好きだが、ホワイトの方が人気は出そうだ。

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質感が違うというか、ホワイトの方が高級感を感じられる。キーボード部分はホワイトではないが、ブラックにすることでツートンカラーになっているのがオシャレだ。

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地味に嬉しいのが、テーブルに置きながらゲームをできるデザインということ。一般的なモバイルゲーミングPCは手で持ちながら操作するため、スタンドがなければ自立できるない。

しかしGPD WIN MiniはノートPC的なデザインなので、本体の下側がスタンドになってくれてる。見やすい角度でディスプレイを観つつ操作できるというわけだ。

またR2/L2はリニアアナログトリガーボタンを採用し、異なる強度のボタン反応を正確にシミュレートできるらしい。よく見たらR1/L1トリガーボタンよりも面積が広いため、押しやすい設計になっているようだ。

またファンは本体上部と背面にそれぞれ配置。動作音も前モデルより静かになったようで、さらに安定したパフォーマンスを期待できる。

ちなみに2024年モデルに比べて、2025年モデルはほんの少し大きくなった。それ以外はほとんど違いが分からないようなデザインだ。

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左が2024年、右が2025年モデル

GPD WIN Mini 2025は予約受付中で、3月上旬から発送する予定。株式会社天空の公式サイトから予約購入すれば、オリジナルグッズも同梱する。

また先行予約価格により、Ryzen 7 8840Uモデルは142,000円(税込)、Ryzen AI 9 HX 370モデルは228,000円(税込)で購入可能。

この小さなデバイスにロマンを感じる方は、ぜひ検討してみてはいかがだろうか。

ギャラリー

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ハンドヘルドPC

GPD WIN Mini 2025


出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋

edit by onesuite編集部

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