Apple からiPhone 16eが登場!価格 99,800 円は安いと言えるのか?SE 第3世代やiPhone 16と比較しつつスペックを確認

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2025年2月20日の1時頃、Appleから「iPhone 16e」が発表された。iPhone SE 第3世代の後継機、つまり最新の廉価版iPhoneというわけだ。廉価版なので価格が安いかと思いきや、最小価格は99,800円(税込)という…

まず価格の高さが気になってしまうが、肝心のスペックはどんなものなのか?iPhone 16やiPhone SE 第3世代と比較しながらチェックしていこう。

製品概要

Apple

スマートフォン

iPhone 16e


製品名:iPhone 16e
価格:99,800円(税込)
カラー:ブラック、ホワイト
発売日:2025年2月28日
製品ページ:https://www.apple.com/jp/iphone-16e/

スペックはほぼ iPhone 16だが、残念な部分もある

iPhone 16eとiPhone 16に共通している部分は6つ。チップセット、ディスプレイ、Face ID、IP68等級の防水性能、USB-C、ストレージ構成が同じだ。

A18チップを採用しているため、iPhone 16より価格差25,000円(税込)だほど安いが、処理性能は同等なのがメリット。それだけでなくAppleのAI機能「Apple Intelligence」に対応している。Apple Intelligence対応モデルの中で、iPhone 16eは最安のモデルというところもポイントだ。

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さらにディスプレイは「Super Retina XDRディスプレイ」という有機ELディスプレイを採用。最大輝度は800nitsで、ピーク輝度(HDR)は1,200nitsとiPhone 16と比べ若干暗め。さらに屋外でのピーク輝度も2,000nitsにならないようだ。こういった細かいところの違いは、廉価版らしいとも言える。

とはいえ廉価版だからといって全てが劣るわけではなく、サイズ感はわずかにiPhone 16よりコンパクトだ。iPhone 16の幅が71.6mm、重さは170g。一方iPhone 16eの幅が71.5mm、重さ167gと、本当にわずかだがコンパクトだ。従来の廉価版iPhoneはミニマルなサイズも特徴的だったので、それが反映されたということか。

それでもバッテリー持ちはiPhone 16より向上しており、ビデオ再生時間が4時間も伸びた模様。

しかし残念なのは、MagSafe非対応、ノッチ搭載、カメラ性能が低いということ。iPhone 16eのデザインはほぼ16に近しいが、Dynamic Islandを搭載しておらず、iPhone 14の頃と同じ仕様だ。

過去のデザインを使い回しているならMagSafeも対応しているかと思いきや、なぜか対応していない。そしてMagSafe充電ができないということは、ワイヤレスでも急速充電ができないのだ。

iPhone 16eはQiワイヤレス充電はに対応するものの、最大7.5Wの出力が限界。MagSafeなら15W(iPhone 16シリーズは最大25W)も出力できるため、違いは顕著だろう。

また、価格に対してカメラ性能が低い印象もある。廉価版だからといっても、超広角に非対応で、シネマティックモードも使えないのは残念なところ。とはいえ48MPの高画質撮影ができるのは唯一の救いだろう。

iPhone SE 3ユーザーは買い換えるか悩みどころ

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iPhone SE 3と比較すると、iPhone 16eは大幅にスペックアップしている。なんと言ってもLightningケーブルからUSB-Cに変更したのは大きなポイントだろう。処理性能やディスプレイ、カメラやストレージ構成もパワーアップ。またiPhone 16に搭載されているアクションボタンも採用され、飛躍的な進化とも言える。

しかし認証方法はTouch IDではなくFace IDへ。筆者は勝手にTouch ID継続を期待していたが、実現することはなかったようだ。

なんにせよSE 3から買い換えるメリットはあると思うが、いかんせん価格が高い。iPhone SE 3の64GBモデルは62,800円(税込)だったのに、iPhone 16eの128GBモデルは99,800円(税込)だ。

今にして考えるとSE 3の価格は良心的だと思うが、iPhone 16eは廉価版と呼ぶべきか疑問に感じる価格設定ではないだろうか。確かにiPhoneの中で見れば安いし、新品でiPhone 15を買うよりは、iPhone 16eの方がお得感はある。

ただiPhone 16との価格差が少ないので、「これならiPhone 16でいいのでは?」と思う人もいるだろう。

10万円は切っているが、ほぼ10万円だ。そもそも廉価版にこれほどのスペックアップは必要だったのか?本当に求めていたのは、安いiPhoneだったはず。

とはいえまだ実機が販売されていないので、実際に使ってみないと分からない部分もあるだろう。iPhone 16eを買うかどうかは、レビューが出てからの判断でもいいかもしれない。

ギャラリー

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iPhone 16e


出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋

edit by onesuite編集部

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