「iPadで手書きをしたいけど、Apple Pencilは高すぎる…」あるいは「Apple Pencilほどの性能は必要ないんだよなあ」と思ったことはないだろうか。
実際のところiPadで手書きをするなら、Apple Pencilは鉄板とも言えるアイテムだ。特に筆圧感知機能はほとんどの場合Apple純正しか対応しないため、イラストレーターならApple Pencilを使うメリットが大きい。
しかし予算的にApple Pencil Proは高いし、他の選択肢がないか気になるものだ。そこで紹介したいのが「iDraw」というスタイラスペン。2025年2月4日より発売で、価格は11,070円(税込み)だ。
製品概要

Gloture
iPad用ペンデバイス
iDraw

製品名:iDraw
価格:11,070円(税込み)
カラー:ホワイト
発売日:2025年2月4日
製品ページ:https://item.rakuten.co.jp/bonz/503-00092/
Apple純正品に匹敵する機能性を持ったスタイラスペン

本製品の魅力は、幅広いカスタマイズ性に詰まっている。ペンの感度調整ができて、なんと66種類のショートカット機能も搭載。消しゴム機能やペンの種類を変更など、専用のアプリを介して自由に設定できるようだ。
純正ペンシルのように、本体をタップしてショートカットを実行可能。他社のサードパーティ製ペンシルでも似たような機能はあるが、筆者の知る限り、66種類のショートカットに対応した製品は他にない。

ちなみにGoodnotesやProcreateなどさまざまなメモアプリとの互換性もあるので、安心して使えるだろう。

さらに静電容量センサーを実装し、ペン先の動きを正確に伝えられるとのこと。

ペン入力の感度も自由に調整できるので、自分好みの書き心地に変更できるのも嬉しいポイント。傾き検知機能もあり、ほぼApple Pencil(2やProじゃない方)なのでは?と思うほど正確な書き心地を実現できそうだ。


またパームリジェクションにも対応し、ディスプレイに手を置きながら手書きしても大丈夫だ。

安定した入力と精密なタッチを実現しているだけで、サードパーティ製とは思えない機能性と言える。実際に使ってみないと分からない部分も多いが、スペックを見ているだけでも魅力を感じてしまう。
その他、ペンの紛失を防ぐための位置検索機能や、2分間の充電で1時間も使用できる急速充電にも対応。アイドル状態が1分間続いたら自動的にスリーブする機能もあり、細かいところにも配慮が行き届いている。


そしてiDrawに最適化された専用アプリ「Wellnote」がリリースされており、ペンのカスタマイズからメモの作成までひとまとめにした模様。

正直のところ「そもそもサードパーティ製で11,070円は高すぎないか?」と思ってしまったが、これだけ機能があるなら納得するしかない。使いこなせれば、Apple Pencilを超える可能性を秘めているだろう。
ただし対応機種を見てみると、M4のiPad ProやiPad mini A17 Proが記載されていない。使えるかもしれないが、正常に動作するかは不明だ。
とはいえ無印の第10世代に対応しているのは大きなメリットだろう。第10世代はApple Pencil第1世代かApple Pencil(USB-C)に対応しているが、いずれも機能性はiDrawに劣る。筆圧感知機能を求めるなら第1世代を使う理由はあるが、そうじゃなければiDrawでいいだろう。
第10世代ユーザーで手書きの効率性を上げたい、多機能なサードパーティ製ペンシルを求めている人は、iDrawを検討してみてはいかがだろうか。
ギャラリー












Gloture
iPad用ペンデバイス
iDraw

出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋