少し前まで4Kモニターは高級家電のように扱われていたものだが、最近では手頃な値段でも購入しやすくなった。4Kコンテンツも充実しており、人々にとって4Kは珍しいものではなくなっているだろう。クリエイターにおいても、4K解像度よりさらに上を求めている人は多いはず。そこで紹介したいのが、5K解像度を有した「ProArt Display PA27JCV」だ。2025年2月7日から発売開始で、価格は116,820円(税込)。
製品概要

ASUS
ProArt
ProArt Display PA27JCV

製品名:ProArt Display PA27JCV
価格:116,820円(税込)
カラー:シルバー
発売日:2025年2月8日
製品ページ:https://www.asus.com/jp/displays-desktops/monitors/proart/proart-display-5k-pa27jcv/
映像制作者やデザイナーに特化した5Kモニター
本製品は5K(5120×2880)の解像度をも持ち、4Kよりも約1.78倍の画素数を誇る。といっても5Kコンテンツというのはほとんどないので、結局4K画質のコンテンツを楽しむのが限界だ。しかしクリエイターにとっては4K以上の作業領域を確保できるのがメリット。写真や映像編集においても、制作中の4Kコンテンツをネイティブで表示しつつツールパレットなども展開できるはずだ。

さらにCalman認証を取得しており、出荷時時点でプロ向けの色校正が施されている模様。ΔE <2のキャリブレーション済みで、購入してすぐ特に設定をしなくても正確な色精度で作業できる。DCI-P3は99%、sRGBは100%、Adobe RGBは95%と、色域も十分に広い。
加えてHDR10とDisplayHDR 500をサポートし、映像制作などで卓越したコントラストを再現できそうだ。

ディスプレイサイズは27インチなので、人によっては小さいと感じるだろう。とはいえ大きすぎるモニターでは設置スペースや視聴距離の確保が必要だ。手軽に設置でき、シングルタスクに集中しやすい点を考えると、27インチは理にかなったサイズと言える。
またLuxPixelテクノロジーを搭載しており、ノングレア×低反射によって紙のような画面効果を実現。反射を抑えつつ、違和感のない色でディスプレイを視認できるとのこと。光が入り込みやすい環境でも、作業に集中しやすくなるだろう。
ProArtシリーズならではの機能性も魅力
ただ解像度がキレイで、色表現も正確なモニターというだけなら、他のモニターでもいいだろう。しかしProArt DisplayはASUS独自の機能が備わっている。例えばLight Syncテクノロジーでは、環境光センサーで周囲の明るさを検知。加えて起動時にバックライトセンサーが明るさを自動調整してくれるため、起動してすぐに正確な色表現を実現してくれるようだ。

さらにインターフェースも充実しており、HDMI2.1、DisplayPort 1.4、USB-C、HSB3.2ハブも搭載。ノートパソコンの接続はもちろん、周辺機器も手軽に使えるのが強みだ。
またAuto KVM機能をサポートし、2台のPCを1台のキーボードとマウスで操作可能。片方はデスクトップ、もう片方はノートパソコンで作業するという人にとって最適な機能だろう。
そしてMacライクなデザインも魅力の1つだ。高級感のあるシルバーに包まれたスタンド付きで、角度調節や縦回転にも対応。Apple製品を好むユーザーでも、親和性の高さに満足できるはず。

価格は116,820円(税込み)と高価だが、4Kを超えた解像度で作業できるだけでなく、クリエイター向けの機能も充実。映像やデザインといったクリエイティブな仕事をしている人は、検討してみる価値はあるだろう。
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ProArt Display PA27JCV

出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋