低価格なAndroidタブレットと言えば、とにかく低スペックな印象があるかもしれない。確かに数年前なら、動画再生くらいしか用途が思いつかなかっただろう。しかしここ最近はAndroid OSが15世代へ進化した影響もあり、ユニークな製品も増えてきた。そのうちのひとつとして紹介したいのが、「Teclast T60Ai」だ。最新OSのAndroid 15に対応し、AI機能も備わっているようだ。どんなスペックなのか気になるので、詳細をまとめていこう。
製品概要
Teclast
タブレット
Teclast T60Ai
製品名:Teclast T60Ai
価格:27,900円(税込)
カラー:レッド
発売日:2024年1月15日
製品ページ:https://en.teclast.com/ja/products/t60ai-tablet
27,900円だけどAI機能を搭載
筆者の中では、AI機能はハイスペックなモデルでしか扱えない印象だった。ところが本製品は3万円切りという安さでありながら、「Allwinner A733」という3TOPS NPU内臓プロセッサを搭載。決して高性能ではないものの、ゲーム以外の用途ならストレスは少ないはずだ。
AI機能では720p以下のビデオを最大2.5Kにアップスケーリングできたり、画像からテキストを抽出したりと、便利な使い方が可能。またAndroid 15の機能でプライベートスペースやアプリのピン留めなど、新たな機能を体験できる。
これだけ目新しい要素が揃っていて、価格は27,900円(税込)。タブレット好きの筆者としては、かなり興味深いモデルと言える。
なお、1月18日(土)23時59分まではAmazonページにてクーポンコードを適用すれば8,000円OFFで購入できる。
独特なデザインにも興味を惹かれる
中身も気になるが、デザインも面白い。まずディスプレイサイズは12インチで、解像度は2,000×1,200。フルHD(1,920×1,080)より少し高解像度だ。
リフレッシュレートは90Hzなので、少しばかり滑らかな挙動を楽しめる。330nitsの標準輝度を搭載し、屋内での使用なら支障はない明るさだ。
そして注目したいのがチェリーレッドのメタルボディ。実機がどんな感じか気になるところだが、ここまで赤色のタブレットというのは意外と珍しい。さらに丸みを帯びたエッジデザインなのもあり、低価格とは思えない雰囲気が漂う。
それだけでなくデュアルType-Cポートを搭載している模様。例えば片方はモニターへ接続し、片方は本体を充電するためのポートとして使える。なかなか珍しい構成だ。
しかし片方はUSB2.0らしく、データ転送や充電速度が遅い。もう片方はUSB3.0なので、基本的にこっちを使うことになりそう。実際に2つのポートを使いきれるか分からないが、それはそれとしてロマンを感じる構成だ。
また本製品はディスプレイに接続すれば、PCモードで使える模様。SamsungのDeXモードみたいなイメージだ。Windows的な画面になって、複数アプリを同時に表示できる。
しかし複数アプリを並べるということはメモリを大量に使用するわけで、このスペックで耐えきれるのか心配だ。まあ、実際に使ってみないと分からない部分かもしれない。
なんにせよ低価格のタブレットとは思えないほど、魅力的な機能が詰まっている。新しい機能を試してみたいという人にも、Teclast T60Aiを使ってみる価値はあるだろう。
ギャラリー
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タブレット
Teclast T60Ai
出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋