2024年11月29日、OPPOが「OPPO Pad 2 」以来の新作タブレット「OPPO Pad Neo」を発表した。価格は44,800円(税込)と、良心的な価格。性能はOPPO Pad 2より落ちているが、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカーやフルHD以上の画質など、快適にコンテンツ消費ができるスペックだ。そんなOPPO Pad Neoだが、デザインはほとんどOPPO Pad 2と同じに見える。ならばどんなところが変わっているのか、仕様を比較しつつ紹介していこう。
製品概要
OPPO
Androidタブレット
OPPO Pad Neo
製品名:OPPO Pad Neo
価格:44,800円(税込)
カラー:スペースグレー
発売日:2024年12月12日
製品ページ:https://www.oppo.com/jp/accessories/oppo-pad-neo/
OPPO Pad NeoはOPPO Pad 2の廉価版
全体的な性能がOPPO Pad 2よりグレードダウンしている
言うなればOPPO Pad NeoはOPPO Pad 2の廉価版みたいな仕様だ。
OPPO Pad 2のプロセッサは「MediaTek Dimensity 9000」、メモリは8GB(LPDDR5)、ストレージは256GB(UFS3.1)。
一方OPPO Pad NeoのプロセッサはHelio G99、メモリは6GB(LPDDR4X)、ストレージは128GB(UFS 2.2)。
解像度は2800×2000から2408×1720、リフレッシュレートも144Hzから90Hzへ。バッテリーは8,000mAhの33W急速充電と、こちらも性能が若干下がっている。
ちなみにOPPO Pad 2はDCI-P3の色域もサポートしているのに対し、OPPO Pad NeoはNTSCのみ。写真編集などクリエイティブに使いたいなら、OPPO Pad 2の方がオススメだ。
その分、OPPO Pad 2の価格は44,800円(税込)と、OPPO Pad 2(89,800円)より安く購入できるのがポイント。OPPO Pad 2の価格は少し高いと思うので、OPPO Pad Neoの方が万人向けする価格設定だろう。
コンテンツ消費に最適な7:5アスペクト比はそのまま
OPPO Pad 2で魅力的だった7:5のアスペクト比は、OPPO Pad Neoでも健在。7:5は一般的なA4用紙が見やすいサイズのため、資料の閲覧や読書などで表示できる情報量が多くなる。タブレットで調べ事や仕事の資料を見る人ほど、恩恵を感じるアスペクト比だ。
また、長時間でも使いやすくするブルーライトカットや、周囲の明るさに応じて色温度を自動調整できる機能なども搭載。とことん見やすさに特化したタブレットと言える。
コスパはOPPO Pad Neoの勝ち
OPPO Pad 2はハイエンドというよりミドルレンジ寄りの性能なので、正直のところコスパは高くない。通常価格は89,800円(税込)と、性能に見合っていない価格設定と言える。
対してOPPO Pad Neoは性能こそ下がっているものの、漫画や動画などコンテンツ消費を楽しむだけなら申し分ない。
とはいえHelio G99を搭載で4万円台なのは微妙なところ。他のメーカーなら2万円台、安くて1万円台で購入できるモデルすらある。
しかし、それでも唯一無二と言えるアスペクト比が最大の魅力。ほとんどのAndroidタブレットは16:10のアスペクト比のため、横長な画面になってしまう。スマートフォンをそのまま大きくしたようなサイズ感なので、タブレットらしさに欠ける印象があるのだ。
しかし7:5のアスペクト比は縦画面と横画面、どちらもバランスの良い表示領域なのでコンテンツ消費が捗る。動画鑑賞以外にも読書やネットサーフィンをしたい人にとって、最適なアスペクト比と言えるだろう。
OPPO Pad 2の価格が高すぎて手を出しづらかったという人こそ、OPPO Pad Neoを検討してみてはいかがだろうか。
ギャラリー
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Androidタブレット
OPPO Pad Neo
出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースから抜粋