昨今のゲーミングキーボードではラピッドトリガーの搭載が主流となっており、購入の判断材料として重要な要素となっている。そんなラピッドトリガー付きキーボードの新作が、ゲーミングデバイスのメーカーとして人気な「ASUS」から登場。その名も「ROG Falchion Ace HFX」だ。2024年11月発売予定で、価格は未定。
製品概要
ASUS
ROG
ROG Falchion Ace HFX
製品名：ROG Falchion Ace HFX
価格：未定
カラー：ブラック
発売日：2024年11月発売予定
製品ページ：https://rog.asus.com/jp/keyboards/keyboards/compact/rog-falchion-ace-hfx/
満を持して登場したASUSのラピッドトリガーキーボード
ASUSは今までラピッドトリガー搭載キーボードを出したことがなく、本製品が初めてとなる。ASUS好きのユーザーからしたら、待望とも言えるキーボードなのではないだろうか。
本製品は0.1mm～4.0mmの作動範囲を備えた「ROG HFX Magnetic Swtich」と、ラピッドトリガー機能を備えているのが特徴。ROG HFX Magnetic Swtichは4.0mmのキーストローク、押し初めの重さが40gf、底打ちまでの重さが55gfとなっている。
ステムやベースハウジングにPOM素材を使っており、滑らかなキーストロークと心地良い打鍵音を実現できる模様。
またラピッドトリガーは背面パネルにある専用トグルスイッチでONとOFFを切り替えられる。全ての場面でラピッドトリガーが必要とも限らないので、人によってはありがたい機能と言えるだろう。
さらにスピードタップモードを搭載し、左移動と右移動のキーを同時に押してもキャラクターが止まらなくなる。例えばAキーを押したあとにDキーを押せば、最後の入力を優先するため、左に移動していた場面でもすぐに右へ移動するようだ。進行方向と逆方向に入力して射撃精度を高める「カウンターストレイフ」も、スピードタップモードがあれば素早く実行できるだろう。
接続性も優れており、最大8,000Hzのポーリングレートを実現可能。ほとんどのゲーミングキーボードより最大8倍の速さで入力を更新できるため、遅延を0.125ミリ秒に短縮できる。入力が遅れているという感覚はほとんどないだろう。
そのほかキーボード本体にマルチファンクションボタンとタッチパネルも搭載。
キーボードだけで音量コントロールや動作ポイントの調整などカスタマイズできるようだ。調整の確認は上部にあるLEDバーへ表示されるため、リアルタイムで反映を確認できるのも便利。
またデュアルポートを搭載し、2つのPCに接続して切り替えを素早く行える機能もある。2PC環境で1つのキーボードだけを使いたいという人に役立つ他、PCの配置に合わせて接続するポートを選ぶことで、より自由な配置でキーボードを設置することができるはずだ。
個人的には65%のキーレイアウトも魅力に感じており、省スペースで使いやすいのがメリット。ゲーム用としてはもちろん、タイピング作業で使うキーボードとしても役立つかもしれない。
5層ダンピングとガスケットマウントで静音性を向上
内部はPORONパッドとPORONフォーム、シリコンフォームとシリコンストリップ、ガスケットマウント付きシリコンパッドの5層構造だ。キーストロークの振動や金属音を吸収してくれるため、静音かつクッション性のあるタイピングが可能となるだろう。
キーキャップはROG PBTダブルショットを採用し、高級感と耐久性に優れている。中程度の高さと短いステムで最適化されており、キーのぐらつきが軽減されているとのこと。さらにスタビライザーは潤滑済みで、摩擦感が少ないとのこと。キースイッチそのものの感触に忠実なキーストロークを実現できるだろう。
またキーボード本体を保護するカバーも付属しており、未使用時はホコリから守ってくれる。キーボードの下に置いてトレイマウントとしても使用可能だ。
ゲーム性能はもちろんのこと、キーボード本体の品質も優れている「ROG Falchion Ace HFX」。ASUS製ゲーミングキーボードでラピッドトリガーを利用したい、もしくは上質かつコンパクトなゲーミングキーボードを使いたい方におすすめだ。
ギャラリー
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ROG Falchion Ace HFX
出典：製品ページ
記事内画像は製品発表会にて撮影