スマートフォンの性能向上に伴い、映像撮影の需要が高まっている。今回紹介するのは、2024年7月26日に発売されたZHIYUN「SMOOTH 5S AI」である。価格はオープンプライスだが、29,800円（税込）で公式オンラインストアより購入ができる。
AIアルゴリズムによるトラッキングと高度な手ブレ補正技術を搭載したこのジンバルは、スマートフォン撮影の可能性を大きく広げるだろう。
製品概要
製品名：SMOOTH 5S AI
価格：29,800円（税込）
カラー：グレー
発売日：2024年7月26日
製品ページ：https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/eq-digital/zhiyun/smooth5sai.html
製品名：SMOOTH 5S AI COMBO
価格：38,800円（税込）
製品名：SMOOTH 5S AI PRO
価格：44,801円（税込）
AIアルゴリズムによるトラッキングと高度な手ブレ補正技術を搭載
「SMOOTH 5S AI」の最も特徴的な要素は、AIによるトラッキング機能の搭載である。スポーツや子供など初心者には難しい動き回る被写体であっても、対象を自動で追跡し常にフレーム内に捉え続けることができるはずだ。さらに、AIアルゴリズムは常に進化し続けるため、ソフトウェアアップデートによる性能向上も期待できるだろう。
また高度な手ブレ補正技術により、従来のジンバルでは困難だった複雑な動きにも対応し、プロ級の滑らかな映像撮影が可能になるという。特に歩行中や走行中の撮影においても、揺れを最小限に抑え、滑らかな映像を実現してくれるに違いない。
ただし一点注意して欲しいのは、ジンバルのみでトラッキングの際は、COMBO/PROモデルに付属のトラッキングモジュールが必要になる点である。興味がある方はCOMBOもしくはPROのモデルを選ぶと良いだろう。
3軸構造と強力なフィルライトを搭載し、撮影の幅を広げる
「SMOOTH 5S AI」は、直行式3軸構造を採用しており、360°無制限回転が可能で極端な角度での撮影も容易になり、創造的な映像表現が可能になるとのことだ。
加えてチルト軸に最大照度650Luxのハイパワーフィルライトを搭載。さらに2つのマグネット式フィルライト（PROセットに1つ付属）を組み合わせることができ、最大2,040Luxの照明効果を発揮するという。フィルライトの装着により、暗所での撮影や被写体の立体感を引き出すライティングが可能になるようだ。これらの機能により、「SMOOTH 5S AI」は多様な撮影シーンに対応し、ユーザーの創造性を大きく広げる可能性があるだろう。
SMOOTH 5S AIの特長と価格
SMOOTH 5S AIの標準セットは29,800円（税込）で販売されているが、より付属品が豪華な「SMOOTH 5S AI COMBO」と「SMOOTH 5S AI PRO」も用意されている。COMBOとPROには、マグネティックAIトラッキングモジュールが追加され、より高度な撮影が可能になるとのことだ。PROには、さらにフィルライトなどが含まれ、本格的な動画制作にも対応するようだ。これらのセットにより、ユーザーは自身のニーズに合わせて最適な構成を選択できる。
SMOOTH 5S AIは前モデルと比較して、AIアルゴリズムの搭載や照明性能の向上など、様々な面で進化を遂げている。特に、内蔵フィルライトの追加は、低照度環境での撮影品質を大幅に向上させる可能性があるだろう。さらに、最大24時間のバッテリー持続時間や、ZY CamiやStaCamアプリとの連携機能も、長時間の撮影や高度な編集作業を支援するという点で、ユーザーにとって魅力的な特長となるだろう。初めてのスマートフォン用ジンバルとしてはもちろんのこと、より高度な映像表現に挑戦したいクリエイターにオススメの製品だ。
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