出典:Googleストア公式サイト
記事内画像は同リリースから抜粋
Google Pixel 8が発売してからまだ1年も経っていない中、早くもPixel 9シリーズの発売が発表された。これまでPixelシリーズは毎年10月頃に発売していたわけだが、今回は8月22日から発売するという異例の早さとなる。さらにPro XLといった馴染みのないモデルも追加されているため、どんな違いがあるのか解説しよう。
Pixel
Google Pixel 9 Pro
モデルによってディスプレイとカメラ性能が異なるPixel 9シリーズ
今回のPixel 9シリーズには従来のラインナップと異なり、「Pro XL」モデルがある。Proモデルはこれまで6.8インチだったが、9シリーズから6.3インチという小型サイズに変更。代わりに9 Pro XLが6.8インチのポジションを引き継ぐ形になる。
つまり近年のiPhoneシリーズと同じようなラインナップになったということだ。
まずは無印モデルとProモデルの違いについて触れていく。Pixel 9は160mmのActuaディスプレイを搭載し、最大輝度は1,800nit、屋外なら2,700nitのピーク輝度だ。一方Pixel 9 Proは161mmのSuper Actuaディスプレイとなり、最大輝度が2,000nit、ピーク輝度は3,000nitという違いがある。Pixel 8シリーズよりも輝度が進化しているため、より画面が見やすくなった。
リフレッシュレートは2機種ともに最大120Hzの可変式だが、Pixel 9の下限は60Hzで、Pixel 9 Proは1~120Hzまで対応。例えば30FPSのコンテンツを60Hzで出力すると無駄に消費電力が増えてしまうが、30Hzで出力できれば最小限に抑えられる。つまりPixel 9 Proの方がバッテリーを節約しやすい設計になっているはずだ。
そしてカメラは3機種とも50メガピクセルの広角カメラ、48メガピクセルの超広角カメラを搭載。ただしPixel 9は望遠カメラは搭載されておらず、Pixel 9 Proは光学ズーム5倍の48メガピクセル望遠カメラに対応している。ちなみに最大50メガピクセルの高解像度モードや、最大30倍の超解像度ズームはProモデルだけ対応。
また、前面カメラはPixel 9が10.5メガピクセルなのに対し、Pixel 9 Proは42メガピクセルという高解像度だ。
動画撮影についても同様で、Pixel 9 Proのみ8K/30FPSの撮影が可能。他にも最大20倍の超解像ズーム動画や、ビデオ夜景モードが使えるのはProモデルだけの特権となっている。
ここまでは無印とProの違いになるが、Pro XLの違いが何なのか気になる方もいるはず。大きな違いとしてPixel 9 Pro XLは6.8インチ(171mm)Super Actuaディスプレイを搭載し、バッテリー容量は5,060mAhと、3機種の中で最も多い。とはいえそれ以外の性能はほとんどProモデルと同じなので、主に画面サイズを重視する人に向いている。
細かいところを抜きにするなら、だいたいの違いはこんなものだ。コスパで選ぶならPixel 9、カメラ性能にこだわるなら9 Pro、大画面が欲しいなら9 Pro XLがおすすめ。どのモデルも洗練されたデザインと高い性能を搭載しているため、好みに合わせて選んでみてほしい。
製品概要
製品名:Google Pixel 9
価格:128,900円(税込)
カラー:Peony、Wintergreen、Porcelain、Obsidian
発売日:2024年8月22日
製品ページ:https://store.google.com/jp/product/pixel_9?hl=ja
製品名:Google Pixel 9 Pro
価格:159,900円(税込)
カラー:Peony、Rose Quartz、Hazel、Obsidian
発売日:2024年9月4日
製品ページ:https://store.google.com/jp/product/pixel_9_pro?hl=ja
製品名:Google Pixel 9 Pro XL
価格:177,900円(税込)
カラー:Peony、Rose Quartz、Hazel、Obsidian
発売日:2024年8月22日
製品ページ:https://store.google.com/jp/product/pixel_9_pro?hl=ja
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Google Pixel 9 Pro