使うだけで節電対策に!「Nature Remo Lapis」があれば、コレだけでエアコンがお得に使える

7月5日(金)より発売するスマートホームリモコン「Nature Remo Lapis」

電気代が高騰している中、今年の夏は補助政策が縮小したこともあり、節電やエコ対策が再び注目されることとなるだろう。中でもエアコンの温度を1℃上げたり、不要な電化製品を切っておくことは広く認知されているように思うが、昨年紹介した「Nature Remo nano」によるスマートホーム化もその選択肢の一つ。

今回は、そんなNatureから新たなスマートリモコンが登場したので紹介していこう。
その名も、「Nature Remo Lapis(ネイチャーリモラピス)」と言い、累計販売台数65万台のスマートリモコン「Nature Remo」のデザインと機能を大幅に刷新した新モデルとなっている。
従来のような赤外線リモコン機能・温度と湿度のセンサーが内蔵されているだけでなく、Lapisだけの節電・エコに役立つ機能が新たに盛り込まれ、7月5日(金)12:00より発売、価格は7,980円(税込)。

Nature

Nature Remo

Nature Remo Lapis

目次

まるでただの石。オシャレすぎるスマートリモコン「Nature Remo Lapis」のデザイン

7月5日(金)より発売するスマートホームリモコン「Nature Remo Lapis」

さて冒頭の写真が気になる人も多いはず、まずは外観から説明していこう。
実はこの石にしか見えない白い物体が、今回のスマートリモコン「Nature Remo Lapis」なのだ。

この手のジャンルとしてはかなり珍しく、オシャレな上、完全にインテリアのように見えるデザインをしている。

7月5日(金)より発売するスマートホームリモコン「Nature Remo Lapis」
製品の名前にも入っている「Lapis」はこのデザインから来ており、ラテン語で「石」を意味するそうだ。

開発秘話的には「存在感がない、考えさせない」をテーマにしているそうなのだが、5種類の材質を混ぜて作ることで、一つ一つ違う模様に仕上がっている。そのおかげもあってか本当に石にしか見えず、どこに置いても「存在感のない」デザインが完成したわけだ。

「Nature Remo Lapis」は、まるで石のようなデザイン
モチーフとしては「海辺の石」とのこと。実際に海辺まで石を拾いに行き、3Dスキャンをして金型に落とし込んでいるそう。

既存のNatureユーザー向けに比較した大きさも紹介すると、Nature Remo Miniより気持ち小さい程度。ただ石のようなデザインのため、厚さは若干増している。形状も加味すると壁につけるというよりかは、ポンと自然に置いておくのが見た目としては良いだろう。(もちろん壁につけられるのであれば、それはそれで面白くて個人的には好きだが…)

「Nature Remo Lapis」と既存製品の大きさ比較

節電に役立つLapisによる3つの新機能「オートエコ・コスパ起動・消し忘れアラート」

「Nature Remo Lapis」には3つの新要素が

「Nature Remo Lapis」には節電に役立つ機能のほか、3つの新要素が存在する。まずは節電について、一つ一つ紹介していこう。

どんどん賢く、自動でエアコンを節電。オートエコ機能

まずは、オートエコ機能から。
節電のためにエアコンの気温設定を1-2℃変えた経験は多くの方がお持ちだろうが、いざやってみると地味に面倒で、暑がりの方はなんだか物足りない…なんて経験をしたことはないだろうか。

オートエコ機能は、そこを解消するようなイメージだ。中でも面白いのが、ユーザーの好みに少しづつ合わせてくれるところ。
実際にどういう働きをするのか、例を説明しよう。

  1. 事前に機能をONにして、「節電強度」という設定を選んでおく
  2. 普段であれば26℃で運転するところを、自動で27℃で運転する
  3. 体感として少し暑ければ、節電をキャンセルする
    →「Nature Remo Lapis」が「この場合は暑いから温度を上げない方がいいのね」と記憶する
  4. キャンセルしなければ、そのまま節電
    →「Nature Remo Lapis」が「節電して良いパターン」として記憶する
  5. 一定時間毎に、節電をしたりしなかったりを繰り返す
  6. どんどん学習が進み、ユーザーの好みに合わせて節電プランを作成

という具合だ。もし気温が不快であれば、以後は節電しないよう(温度を上げないよう)調整してくれるため、使えば使うほど自動で節電してくれる。
仕組みとしては本体に内蔵されたセンサーによって温度と湿度、またエアコンの設定温度などを参考にしているようで、実際の利用状況に応じて翌日以降の節電プランをどんどんアップデートしてくれるというわけだ。

「Nature Remo Lapis」に搭載のオートエコ機能

急ぎでないならゆっくりと温度を変更。コスパ起動

次に紹介するのが、コスパ起動機能。
内容としては、急いで室温を変える必要がない際、ゆっくりとエアコンの設定温度を変えることで消費電力を抑えるというもの。夏の昼間に帰宅する際などは別として、起床時事前に部屋を冷やしておく際など、そんな急いでいない時に使うと良さそうだ。

「Nature Remo Lapis」に搭載のコスパ起動

使い方はシンプルで、スマートホーム化している家庭であれば一般的なオートメーションに追加するだけ。例えば室温に応じた自動空調や、起床時・就寝時、自宅への帰宅時などの時間や温度に紐づいたオートメーションで使えるとイメージしてもらえれば幸いだ。

「Nature Remo Lapis」に搭載のコスパ起動

仕組みとしては、一般的にエアコンを運転する際、室温と設定温度の差が空いていると消費電力が多くなってしまう。そのため室温と設定温度の差を少ない状態にしておき、徐々に設定温度を変えていくことで、消費電力を少なくしつつ室温を下げるというわけだ。イメージとしては30分程の時間をかけて、階段状に最終的な室温へ調整していく形になるよう。

「Nature Remo Lapis」に搭載のコスパ起動

エアコンの消し忘れ防止!消し忘れアラート

最後に紹介するのが、消し忘れアラートだ。
誰もがあるあるな話であろう、エアコンの消し忘れ。本機能を入れておけば、家に誰もいない状態で、一定時間以上エアコンがついている時に通知を出してくれる。Natureのアプリではデフォルトで位置情報を利用することができるため、外出しているかどうかを判定して、通知を出してくれる仕組みになっている。

アプリ上で招待をしておけば家族全員の判定を共有することもできるため、文字通り「誰もいない」場合にアラートを出してくれるようになるという。
なお今夏にリリースを予定しているため、機能的にはまだ使えないので注意してほしい。

「Nature Remo Lapis」に搭載の消し忘れアラート

節電だけではなく体調管理まで?「Nature Remo Lapis」で熱中症対策・心拍データとの連携も

「Nature Remo Lapis」には3つの新要素が

節電の次は、体調管理に関する新機能を紹介しよう。

大きく3つ新機能があり、まずは今夏にリリースをする熱中症アラート
機能としてはわかりやすく、熱中症の恐れがある室温・湿度になった際に通知を出してくれる。余談だが熱中症になりやすい基準というのは厳密に決まっているため、そちらを参考にしてアラートを出してくれるそうだ。
自分は大丈夫という方でも、子供部屋介護をしている方など、意外とリスクは身の回りに潜んでいる。

「Nature Remo Lapis」に今後搭載の熱中症アラート

次に、快適指数表示
今冬にリリースを予定しているそうだが、天気予報でたまに見かける不快指数の室内版だと思ってもらえればわかりやすいだろう。数字だけでは判断しづらい”快適さ”を、わかりやすく見える化してくれる機能だ。

「Nature Remo Lapis」に今後搭載の快適指数表示

筆者が個人的に注目しているのが、バイタルデータとの連携機能だ。
来年のリリースを予定しているそうなのだが、なんとウェアラブルデバイスと連携し、バイタルデータを基にエアコン制御を最適化してくれるそう。主には心拍数のデータを想定しているようで、何がどう最適化されるのか未定なものの、ユーザーの個人データを参照するという近未来的な展開に思わず胸が熱くなる。

「Nature Remo Lapis」に今後搭載のバイタルデータ連携

その他、対応製品が増えて、より遠くまで届く「Nature Remo Lapis」

「Nature Remo Lapis」には3つの新要素が

最後にその他という括りになってしまうが、他の新要素を紹介しよう。

既存のモデルでもそれほど不満はなかったのだが、新デザインになったことで、赤外線の照射距離が約30畳程度まで広がったようだ。

「Nature Remo Lapis」は赤外線の照射距離が約30畳程度まで拡大
少し見辛いが、薄い線がNature Remo mini 2の範囲。

また連携として、LED照明のPhilips Hueシリーズ、ドアロックでお馴染みのQrio LockSESAME 5に対応するという。

さらにMatterデバイスの接続数が20に増え、コントローラ数も8へ増加したようだ。
家の中がスマートホーム製品ばかりだという家庭には、地味に助かる新要素と言えるだろう。

まるでインテリアなのに「Nature Remo Lapis」を一つ置くだけで節電が始められる

その特徴的なデザインが目を引く「Nature Remo Lapis」だが、ここまで紹介した機能が、本製品だけで完結しているのは中々に優秀かと思う。(厳密にはアプリによるソフトウェアの部分も大いにあるが)
本体価格が7,980円(税込)とスマートリモコンとしては多少値が張るものの、温度・湿度のセンサーが内蔵されていることや、「Nature Remo Lapis」だけで部屋の空調が完結できる点を加味すれば、これから「スマートホーム化を始める人」におすすめしやすいデバイスと言えるはず。

ちなみに興味を持った人のために、今だけの先行値引きのご案内がある。
実はすでにNature公式サイトにて先行予約受付を開始しており、7月5日(金)12:00までの予約期間であれば、通常より1,000円引きの6,980円(税込)にて購入が可能だ。
一般販売後はAmazonでも購入できるため、7月16日より始まるプライムデーを待つか悩む人もいると思うが、流石にプレイデーで値引きされることはないように思うため、気になる方は今のうちに注文することをおすすめする。(筆者の根拠のない推論)

また「auでんき」ユーザーであれば、本日より始まった「スマート節電」プランでも手に入れられるため、合わせて検討してもらえれば幸いだ。

どこに置いても違和感のない、まるでインテリアな「Nature Remo Lapis」で、今夏の節電をしてみてはいかがだろうか。

「Nature Remo Lapis」は、まるで石のようなデザイン

製品概要

製品名:Nature Remo Lapis(ネイチャーリモラピス)
発売日:7月5日(金) 12:00より
販売価格:7,980円(税込)
本体サイズ:57mm x 69mm x 26mm
重さ:28g
対応OS:iOS 13.6以降、Android 8.0以降 ※Matterを利用する場合はiOS 16.5以降、Android8.1以降
対応家電:赤外線リモコン付き家電(エアコン・テレビ・照明等)他、一部対応製品
赤外線強度:30畳程度
センサー:温度、湿度
通信:無線LAN IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)
   ※2. 4GHzのみ対応、赤外線、Bluetooth®︎Low Energy
Matter:version1.2に対応、赤外線ブリッジ機能(エアコン、照明、その他ON / OFF可能な家電)、Bluetooth®︎Low Energy ブリッジ機能 (Qrio Lock) 、Matter経由で最大20台まで接続可能

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