出典:公式X(旧Twitter) および 製品ページ
記事内画像は製品ページより引用
筆者の個人的見解として、モニターの枚数や解像度は作業効率に直結すると思っている。そんな考えを持っている筆者のデスクには、当然2枚・3枚と複数のモニターが増えて行ったわけだが、ある時ふと気づいたのだ。「4Kの大画面モニターにまとめた方がスペース的にスッキリするのでは?」と。
例えば43型の4Kモニターを使用した場合、得られる解像度と画面の広さは21.5型のフルHD4枚分と全く同じ。しかもケーブル1本で接続できるため、配線も非常にスマートになる。
今回紹介するのは、そんな4枚のモニターを4K1枚にまとめるという発想の製品「EIZO FlexScan EV4340X」だ。2024年6月28日に発売予定で、EIZOダイレクト価格は187,000円(税込)。
EIZO
FlexScan
FlexScan EV4340X ブラック
EV4340X-BK
94WのUSB PD+有線LANも搭載。ケーブル1本でノートPCと繋がる。
筆者が4枚のモニターを4K一枚にまとめるという発想に至った当時は、残念ながら誰からも支持されなかったのだが、10数年の時を経て実際にメーカーから発売されるとは中々感慨深いものだ。
まぁそれもそのはず当時と現在とでは状況が異なっており、ベゼル(画面の外枠)の薄型化により大画面モニターが画面のサイズはそのままにより小さく作れるようになったことや、コロナ禍を経験したことで個人宅の利用でも複数枚モニターの需要が高まったことなど、様々な要因があるのだろう。
なかでもUSB Type-Cや、それに付随した有線LANコネクタの搭載は当時の筆者には無かった発想だ。
というのもUSB Type-Cの登場によって、電源供給や映像出力までケーブル1本で可能になったのは近年の話。
「EIZO FlexScan EV4340X」では最近のモニターらしく最大94Wの電力供給が可能であり、加えてモニター側に有線LANポートを備えているため、対応するノートPCなどと接続することでケーブル1本で、映像・電力・USB通信・ネットワークが完結する。もちろんUSBハブ機能もあるため、マウスやキーボードなどを接続しておけば、そこもセットで接続できるのも嬉しい。
またモニターサイズもコンパクトに抑えられており、96.68 x 63.1 x 22.52 cm(W × H × D)と一般的なPCデスクであっても置きやすいサイズ。重量はモニター部分で約15.2 kgと少々重めだが、100 x 100 mmまたは200 x 200 mmのVESAマウントが使用できるため壁掛けやモニターアームも利用可能。自分のデスクや会社の会議室など、コンパクトかつ大画面という特徴を活かした自由な設置ができるだろう。
その他にも複数のPCや入力ソースからの表示を同時に行えるPinPやPbPに対応、リモコンも付属しているため、モニターを操作する際に都度モニター下部などへ手を伸ばす必要もない。
モニター周りを省スペースに抑えつつ作業効率も落としたくない方、「EIZO FlexScan EV4340X」でマルチモニターを1枚にまとめてみてはいかがだろうか。
製品概要
製品名:EIZO FlexScan EV4340X
発売予定日:2024年6月28日
EIZOダイレクト価格:187,000円(税込)
製品ページ:https://www.eizo.co.jp/products/lcd/ev4340x/
EIZO
FlexScan
FlexScan EV4340X ブラック
EV4340X-BK