全てのゲーム機に対応!SteelSeries「Arctis Nova 5」さえあれば、オススメEQですぐにプレイ可能

SteelSeries「Arctis Nova 5」

昨今ではスマートフォン・Switch・PlayStation5・Xbox・PCをはじめとしたマルチプラットフォームのゲームが非常に増えており、「自宅ではPS5で遊ぶけど外だとスマホ」というゲーマーも非常に多いかと思う。中にはスマホ限定のゲームであったり、Switchでしか遊べないゲームも多くあり、余裕さえあれば多くのゲーム機・ハードを持っているという人は、やはり多いことだろう。

そんなマルチなゲーマーの悩みとして、”イヤホンやヘッドセットが使いまわせない”という問題をよく聞く。仮にその問題を突破したとしても、同じゲームでもハードによって若干聞こえ方が異なるなどと、ゲームにおいて重要な音がゆえに気になる人も多いだろう。

そんな問題へアプローチした最新ヘッドセットが発表されたため、その内容をお届けしよう。

今回紹介するのはデンマークで創業され、マウスやキーボードなど様々なゲーミングギアを展開するSteelSeriesから登場した、「Arctis Nova 5」。5月24日(金)より発売され、価格は22,200円(税込)。

昨日行われた製品発表会にて実物にも触ってきたため、今回はその発表会の様子も併せて紹介していく。Xから来たよという方のために、ブランドアンバサダーとして登壇された伊織もえ氏、OooDa氏の写真を先に載せておこう。

SteelSeries

Arctis Nova

Arctis Nova 5

目次

Arctis Nova 5」はスマホ連携で、直ぐオススメの音に切り替え可能

「Arctis Nova 5」最大の特徴は、スマートフォンの専用アプリと連携することで、ゲーム機を問わず100を超えるゲームのオススメオーディオEQ(イコライザー)プリセットに直ぐ切り替えられることだ。(5月15日段階で133のゲームに対応)

EQの設定にはオーディオエンジニアだけでなくeスポーツ選手およびゲーム開発者が協力しており、エンジョイプレイだけでなく競技シーンにも通用するようなイコライザー設定を気軽に使用できる。また、ゲーム機を問わず使用できるというのもメリットで、USB Type-Cが繋がりさえすれば、基本的にはどのゲーム機でも対応可能だ。

発売されるモデルもゲーム機に併せて3つあり、
Arctis Nova 5」:汎用モデル
Arctis Nova 5P」:PlayStation向けモデル
Arctis Nova 5X」:Xbox向けモデル
の3種類をラインアップ。性能は変わらず、それぞれに対応した仕様・カラーリングとなっている。
ただ汎用モデルとPlayStationモデルに仕様の違いはなく、どちらでも使用できるとのこと。PlayStationモデルをパソコンやその他ゲーム機で使用可能なため、「Arctis Nova 5」と「Arctis Nova 5P」に関してはカラーリングで選ぶと良いだろう。カラーリングは、ヘッドバンドの内側部分のみ色が変わる形。

SteelSeries「Arctis Nova 5」は対応ハード違いで3種類
Xboxで使いたい人は「Arctis Nova 5X」でないと対応していないため注意が必要だ。

また、セットで使った時の特徴として、2種類の接続方式を即座に切り替えられる点も魅力的。「Arctis Nova 5」は2.4GHzとBluetoothの2種類が使えるのだが、単なる速度の問題以上に、両方に対応できるというのがかなり便利なのだ。

例えばPlayStationでゲームをしている際、急に電話が鳴る時があるとする。
そんな時、「Arctis Nova 5」であればワンボタンですぐに電話を取れる。残念ながらゲーム側の音が一時的に聞こえなくなるものの接続が切れたわけではないため、ワンボタンでゲーム側の音にすぐ戻れる

仕組みとしては2.4GHzをゲーム機に接続しておき、Bluetoothをスマートフォンに繋げておけば、常に両方を有効にしておくだけで、着信があった時には教えてくれるという具合。「Arctis Nova 5」自体に切り替えボタンがついており、あとは押すだけということだ。

SteelSeries「Arctis Nova 5」のクイックスイッチ切り替えイメージ

「Arctis Nova 5」専用スマホアプリには、100を超えるゲームのイコライザーが!

それでは実際にアプリを見ていこう。
「Arctis Nova 5」は先ほど紹介したように2つの接続方法があるため、それぞれにイコライザを設定できる。調整の方向としては、FPSゲーム「足音をはじめとした重要な音を聞きやすいように」スポーツゲーム「まるで選手のようにスタジアムのどよめきやグランドの音響を、臨場感のあるサウンドに」という意向らしい。

アプリの画面自体はシンプルで、イコライザー選択エリアのほか、マイクの音量側音※1LEDの明るさ音声リミッター※2が調整できる。

※1 自身のマイクが拾った音をヘッドセットに流すかどうか
※2 急に大きな声量で喋っても大丈夫なように、上限を設定しておく機能

SteelSeries「Arctis Nova 5」専用スマートフォンアプリ

一番気になるであろうゲームの種類だが、流石に133種は書ききれないため、気になる方は撮影した動画で確認をしてほしい。アルファベット順に並んでいるため、気になるところで止めてもらえれば幸いだ。
見てもらえればわかるが、全て英語表記となっている。筆者が遊んでいる原神(Genshin Impact)やスプラトゥーン3(Splatoon3)もあったため、遊んでいるゲームもあるか確認してみてほしい。

試しにApexの演習場で音を聞いてみたが、ダミーbotの足音グレネード銃声ヒット音などが強調されるようになっており、すぐにそのままプレイできそうなレベルに感じた。細かいところはどうしても好みが出る部分ではあるが、色々なゲームのイコライザー設定が最初から設定されているのは心強い点

またアプリを使用する副産物的な利点として、PCでのプレイングでもすぐに切り替えができることが挙げられる。一般的なイコライザー機能はPCのアプリケーションで制御することが多く、フルスクリーンで遊んでいると一度裏画面にいく都合上、使いづらいシチュエーションもあった。その点、切り替えや音量を別画面で制御できるのはメリットだろう。

SteelSeries「Arctis Nova 5」発表会に登壇したすでたき氏、ゆふな氏
左から、デモンストレーションで登壇したすでたき氏、ゆふな氏。
少しわかりづらいが、モニターの下に写っているのがアプリを起動しているスマートフォンになる。このようにゲームをしながらでも操作可能だ。

クッションが柔らかく、普段使いもできそうな「Arctis Nova 5」

次に「Arctis Nova 5」本体の紹介をしていこう。

性能面の進化として、マイクのチップセットがアップグレードされており、従来の2倍もの帯域帯を実現したようだ。またワイヤレスでは気になるバッテリーだが、60時間の連続プレイが可能なほどの容量を備えている。なかなか充電しづらい環境であろうスマートフォンやPlayStationなどのコンソールゲームでも、これならば安心だ。

デザインや構造としては、普段使いもできそうなシンプルだけど少し遊びのあるデザインをしており、ベースは黒色で統一されている。

SteelSeries「Arctis Nova 5」

正面側にはマイク充電用の端子が備わっている。

背面側は右側に接続を変えるクイックスイッチ電源、左側にミュートボタンボリュームダイヤルが備わる。

SteelSeries「Arctis Nova 5」背面部分

ヘッドバンド部分は伸縮性のベルトが内側についており、頭頂部の付け心地をケアするだけでなく、重さを感じにくくしてくれる。 また、唯一モデルによって色が変わるのがこの部分だ。

SteelSeries「Arctis Nova 5」ヘッドバンド部分

一番印象深かったのはイヤークッションで、適度に柔らかく、ヘッドセットにありがちな締め付ける感触も感じにくくしていた。

SteelSeries「Arctis Nova 5」イヤークッション部分

「Arctis Nova 5」は5/24発売、22,000円

以上、いかがだっただろうか。
今まではヘッドセットというとどうてもPC向けの印象が強かったが、スマートフォンをはじめとした様々なゲーム機で使えるのはなかなか新しいように思う。

また最終的には好みが分かれるところだが、手元ですぐにオーディオEQを変更できるのはとても扱いやすく、色々なゲームをプレイする方や初めてプレイするゲームの障壁を下げてくれるアイテムとして助かる人は多いことだろう。

どこでも遊べるからこそ、どこにでもつけやすいデザインの本製品をぜひ試してもらえれば幸いだ。
「Arctis Nova 5」は5月24日より発売となるが、一部オンラインショップではすでに予約も開始しているため、気になる方は確認してみてほしい。

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