出典:プレスリリース
記事内画像は同リリースより引用
e-Sportsに分類されるような競技性の高いゲームタイトルにおいて、モニターに求められる性能と言えばやはりリフレッシュレートだろう。そしてこの10年ほどで120→240→360Hzと徐々に進化を続けてきたゲーミングモニターは、ついに昨年頃から500Hzの大台を超えるモデルが登場し始めている。
今回紹介するのはそんな500Hz超えのリフレッシュレートを持つゲーミングモニターの一つ、BenQから発表された540Hz駆動のゲーミングモニター「XL2586X」だ。2024年5月8日(水)に発売予定で、価格は168,300円(税込)。
BenQ
ZOWIE XLシリーズ
XL2586X
540Hz Fast TN パネルを採用し、より鮮明に動きを捉えるゲーミングモニター「XL2586X」
ZOWIEといえばプロフェッショナルな e-Sports デバイスの開発を専門とするブランドで、元々はBenQとは別会社。2015年に合併を果たしたことで現在の形(BenQのブランド)になったという経緯を持っている。発足から競技シーンを見据えてデバイスを手掛けていたZOWIEと、当時から高性能なモニターを開発していたBenQのタッグによって作り出されたのが「BenQ ZOWIE」というワケだ。
そんな彼らが今回新たに発売する「XL2586X」。最大の特徴はやはり、540Hz Fast TN パネルを採用していることだろう。
一般的なIPSパネルに比べ、Fast TN パネルは映像全体の輪郭がくっきりと鮮明になるらしく、加えてデュアルバックライト設計により残像感を最小限に抑えるBenQ独自技術のDyAc™2(Dynamic Accuracy)を搭載。これにより圧倒的な描画の滑らかさと視認性の高さを実現しているようだ。
以前別のモニター記事でも記載しているが、ゲームにおけるモニターの駆動速度は単純なゲーム体験にとどまらず特に対人戦においては勝敗に直結する要素の一つ。というのも画面が滑らかに表示されているということは、「それだけ敵プレイヤーが動いたという情報が、シームレスに画面に反映される」と言い換えることもできる。つまりそれだけ早く正確に敵を視認することが出来るのだ。
仮にネットワークやデバイスによる遅延がゼロと仮定した場合、540Hzのモニターが次の情報を表示するまでの速度は60Hzのモニターと比べ1/9。もし敵が物陰から姿を現す瞬間であれば、約90%も短い時間で敵の一部が表示されるのである。もちろん画面内の敵が動く際にも反映が早いため、当然追いエイムの正確性も向上するはずだ。(まぁ実際にはそんなに単純ではないのだが)
また「XL2586X」では前述のブレの軽減機能に加え、暗いシーンでの視認性を高めるBlack eQualizer機能や、ゲームに合わせて明暗・色彩設定が可能なColor Vibrance機能なども搭載。さらに従来のパネルより35%広いDCI-P3 95%の色域カバー率を実現しているため、色味の面でも視認性が高い。ゲーム中のあらゆるシーンで、プレイヤーに対して見やすい画面を提供してくれるモニターと言えそうだ。
既にプロとして活躍されている方やこれからe-Sportsへ本格的に取り組む方は、是非「XL2586X」を勝利の足掛かりとしてみてはいかがだろうか。
製品概要
製品名:XL2586X
サイズ:24.1インチワイド
解像度:フルHD(1,920×1,080)
製品ページ:https://zowie.benq.com/ja-jp/monitor/xl2586x.html
BenQ
ZOWIE XLシリーズ
XL2586X