4月26日(一部5月)発売予定のASUS BTFシリーズ一覧
さてコンセプトの説明が少々長くなってしまったが、ここからは本題でもある発表された新製品について簡単に紹介しようと思う。 今回発表されたBTFシリーズは
- マザーボード:4種
- グラフィックカード:2種
- ケース:2種
の計8種類。詳細に語り過ぎるとあまりに長くなってしまうので、多少抜粋になるのはご容赦いただきたい。
まずはマザーボードからだ。
BTFシリーズの魅力を味わうならコレ!白を基調とした高機能マザーボード「TUF GAMING Z790-BTF WIFI」
ASUS社の展開するゲーミングシリーズの一つ、耐久性と安定性がウリの「TUF Gaming」からBTFシリーズのマザーボードが登場だ。
「TUF GAMING Z790-BTF WIFI」は白を基調としたデザインが特徴のATX規格マザーボード。
型番にもある通り、チップセットはZ790を採用しておりCPUはIntelの第12~14世代に対応。加えて最新の無線規格Wi-Fi 7にも対応しているため、無線LANで接続する際にも従来のモデルに比べ高速かつ安定したネットワーク利用が可能になるだろう。
最新のマザーボードらしく、メモリはDDR5対応のモノが4スロット用意され、PCIe 4.0×4 が利用可能なM.2スロットは計4スロットと拡張性も十分。有線LANも初めから2.5Gbps対応のモノが用意されているため、PCの性能とネットワーク速度、そのどちらも必要なゲーマーにとって必要十分な性能が確保された製品だ。
また最大のポイントはBTFシリーズの特徴でもある「電源・データ用コネクタの背面実装」や「グラフィックカード用の電源スロット」の両方を備えているため、BTFシリーズのスタンダードモデルともいえる存在である事だ。とりあえずBTFシリーズでPCを組んでみたい!という方であればまずはこのマザーボードを検討することをオススメしたい。
製品概要
製品名:TUF GAMING Z790-BTF WIFI
発売日:2024年4月26日
市場想定価格:46,980円(税込)
製品ページ:https://www.asus.com/jp/motherboards-components/motherboards/tuf-gaming/tuf-gaming-z790-btf-wifi/
ASUS
BTF
TUF GAMING Z790-BTF WIFI
BTFシリーズの特徴をコンパクトにまとめた「TUF GAMING B760M-BTF WIFI」
同じく「TUF Gaming」からMicroATXのモデルも用意された。「TUF GAMING B760M-BTF WIFI」はその名の通りB760チップセットを採用し、Wi-Fiも使用可能なモデル。こちらはMicroATXというサイズに合わせ、ゲーマーに必要なスペックをコンパクトにまとめている。
CPUの世代としてはIntelの第12~14世代に対応しており、メモリはDDR5対応のものが4スロット。ストレージ面もPCIe 4.0×4 が利用可能なM.2スロットが計3スロットと過不足無い構成だ。前述のWi-FiこそWi-Fi 6なものの、有線LANはTUF GAMING Z790-BTF WIFIと同じく2.5Gbpsに対応するため、有線接続を選択することが多いゲーム用途においては大きなデメリットにはならないはずだ。
またBTFシリーズのため当然、電源・データ用コネクタは背面実装されているのだが、恐らくMicroATXというボードサイズの制約からか、グラフィックカード用の電源スロットは搭載されていない。そのためどちらかと言えば「現状手持ちのグラフィックカードを活かしたい!」という方にオススメの選択肢といえる。
製品概要
製品名:TUF GAMING B760M-BTF WIFI
発売日:2024年4月26日
市場想定価格:32,980円(税込)
製品ページ:https://www.asus.com/jp/motherboards-components/motherboards/tuf-gaming/tuf-gaming-b760m-btf-wifi/
ASUS
BTF
TUF GAMING B760M-BTF WIFI
今あるメモリを活かす!DDR4対応のBTFシリーズ「TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4」
前述のTUF GAMING B760M-BTF WIFIとよく似たモデルとして「TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4」の存在がある。この製品は基本的なスペックは“D4”無しのモデルと共通。大きな違いはD4、つまりDDR4規格のメモリに対応することだ。
ここ数年で主流になりつつあるDDR5に対し、それ以前主流だったのがDDR4規格のメモリ。筆者のように行き場のないDDR4メモリが保管されていたり、現在使用しているPCにDDR4を使っているという方も多いはずだ。そんな方もこのマザーボードを使用すれば、比較的少ない投資金額でBTFシリーズの恩恵にあずかれるだろう。
製品概要
製品名:TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4
発売日:2024年4月26日
市場想定価格:30,980円(税込)
製品ページ:https://www.asus.com/jp/motherboards-components/motherboards/tuf-gaming/tuf-gaming-b760m-btf-wifi-d4/
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BTF
TUF GAMING B760M-BTF WIFI D4
BTFシリーズのハイエンド!性能も使いやすさも両取りできる「ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF」
ASUSのゲーミングといえばROG。そんなROGから登場したBTFシリーズモデル「ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF」は、シリーズ屈指のハイエンド製品だ。
チップセットにZ790を採用したATX規格のマザーボードで、その他のモデルと同様にIntelの第12~14世代とWi-Fi 7、2.5Gbpsの有線LANに対応。メモリはDDR5対応のモノが4スロット存在し、ストレージ面ではPCIe 5.0×4が1スロット、PCIe 4.0×4が4スロット用意されるなど基本スペックは申し分ない。ここに加えてデータの高速転送が可能になるThunderbolt 4や、ノイズを抑えた高音質なオーディオ出力を可能にする「SUPREMEFX ALC4082 CODEC」、ゲーミングなライトコントロールを実現する「Polymo Lighting」など、これでもかと機能が詰め込まれている。
なかでも、筆者の知る限りこのマザーボードで初めて採用された「PCIe Q-Release Slim」は要注目で、取り外しに苦労しがちなグラフィックカードをワンタッチで驚くほどスムーズに抜くことができる機能。最近ではグラフィックカードの大型化が進み、接続しているスロットのロックピンが非常に押しにくい状態になることも少なくない。そんな時でもこのマザーボードであればスムーズな取り付け、取り外しができるに違いない。
またある種当然ながら、BTFシリーズの特徴でもある「電源・データ用コネクタの背面実装」や「グラフィックカード用の電源スロット」にはもちろん対応している。BTFシリーズのメリットを最大限享受しつつ、ASUSのハイエンドを体験したいのであれば「ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF」はベストな選択肢になるはずだ。
製品概要
製品名:ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF
発売日:2024年4月26日
市場想定価格:109,800円(税込)
製品ページ:https://rog.asus.com/jp/motherboards/rog-maximus/rog-maximus-z790-hero-btf/
ASUS
BTF
ROG MAXIMUS Z790 HERO BTF