ASUSの新型スマホ「Zenfone 11 Ultra」はジンバルカメラ&AI機能&長時間バッテリーを備えた堅実な一台

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出典:ASUS社メディア向け発表会
記事内画像は発表会資料より引用

年始に発表されたROG Phone 8に続き、ASUSの一般向け用途に最適化されたスマートフォンシリーズ「Zenfone」の新型モデルが正式に発表された。それが今回紹介する「Zenfone 11 Ultra」だ。

本記事ではオンラインで開催された「Zenfone 11 Ultra」のグローバル発表会の情報をもとに、発表されたばかりの新型モデルについて、その特徴や機能についてお届けしようと思う。

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Zenfone

Zenfone 11 Ultra

目次

カメラ&AI機能の強化で堅実にスペックアップした「Zenfone 11 Ultra」

本機はASUS社がこれまでも販売していた「Zenfone」シリーズの11代目。ゲーミング用途に適した「ROG Phone」シリーズに対し、主に一般的なスマートフォンユーザーをターゲットにしており、より普段使いでの使いやすさにフォーカスを当てている事がシリーズを通した特徴だ。

6軸スタビライザーを搭載した高性能カメラユニット

近年のスマートフォンにおいて、最も重視される機能と言えば「カメラ」と言っても過言ではないはず。「Zenfone 11 Ultra」では5,000万画素のメインカメラ+1,300万画素の広角カメラ+3倍ズームの望遠カメラ3眼構成になっている。

コレだけ見ると良くあるAndroid機のカメラ性能なのだが、ここで注目すべきはメインカメラ。中でもそこに内蔵された「6軸 ハイブリッド ジンバルスタビライザー 3.0」を使用した「Super HyperSteady」だ。

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この機能はカメラユニット内に搭載された手ブレ補正機能で、物理的な補正と電子的な補正を組み合わせることによって、驚くほど「”止まった”映像を撮れるようになる」というものだ。最近ではスマートフォン用のジンバルなども多く発売されているが、「Zenfone 11 Ultra」さえ有ればそれさえ不要でド安定な映像を撮ることができるだろう。

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電子補正が入るため、残念ながらクロップは発生する。映っている人物の大きさを見るに1.5倍くらいだろうか。

また従来のZenfoneシリーズにあった光の軌跡を残して写真を撮れるLight Trail」も引き続き採用されており、花火などを印象的な形で撮れる他、センサーサイズが大型化しているため夜間の撮影でもより発色よく美しい写真を残すことができるようだ。

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AI機能が強化され、翻訳・検索などがより便利に

現在様々な分野で注目を集めているAI。最近ではPC分野でも盛んにアピールされているのだが、まだまだ一般的には何ができるのか分かりにくい機能が多い印象だ。

そんなAI機能を「Zenfone 11 Ultra」では上手いことユーザー補助に落とし込んでおり、例えば「音声のテキスト変換」「通話時のノイズ除去」など良くあるモノから、「画像の検索」「通話時のリアルタイム翻訳」といった使い勝手の良さそうなモノまで複数の機能が紹介されていた。

特に「画像の検索」はかなり便利そうで、ギャラリー内の画像を自動で判定し、「時間や場所、写っているモノ」などを指定することで検索できるようになるという機能。 沢山写真が入ったギャラリーであっても、「あの画像どこだっけ?」なんてことはもう起こらなくなるだろう。

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画像以外にも、設定項目やアプリなども探すことができるようだ。

また海外とのやり取りが多い方であれば便利そうなのが「通話時のリアルタイム翻訳」。こちらは音声認識と翻訳を組み合わせたもので、通話中に相手の発言を認識しテキストに変換→任意の言語に翻訳後再生してくれるというモノ。

通話中のリアルタイム翻訳もさることながら、再生まで行ってくれるため「意味は分かっても正しい発音が出来ずに伝わらない」という”あるある”な状況もコレなら回避できるはず。

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惜しむべきは現状デフォルトの通話アプリ画面の機能なため、その他のサードパーティー製アプリでは動作しない可能性が高い事だろう。ぜひこの機能単体で動作し、汎用的な翻訳アプリになってくれないだろうか…

大容量バッテリー搭載で丸一日使える

使い勝手の面で気になるポイントといえばバッテリーについても無視はできない。どんなに性能や機能が良くてもすぐにバッテリーが無くなっては宝の持ち腐れだ。

その点「Zenfone 11 Ultra」は5500mAhのバッテリーを搭載しており、26.4時間のバッテリー持ちを実現しているという。

Zenfone_11_Ultra_features_BatteryLife
Zenfone10にくらべ26.5%バッテリー持ちが向上しているとのこと。

バッテリー容量だけみればそこまで巨大なモノではないが、搭載したSoC(System on a chip)側の消費電力の低減やディスプレイの明るさおよび動作速度の自動調整により、低負荷時のバッテリー消費を抑えることで長時間の駆動を実現しているようだ。

Zenfone_11_Ultra_features_Battery

その他にも、65WのUSB PD(Power Delivery)に対応した高速充電や、15Wの無線充電などバッテリーが切れた後の対策もバッチリ。特に65WのUSB PD充電器を使用した際には、最速約39分で0%から100%まで充電可能なため、万が一充電を忘れてしまったとしても、ちょっとした時間で回復させることが出来るはずだ。

「Zenfone 11 Ultra」は最新スペックを搭載し、堅実にアップデートされた使いやすい一台

もちろん「Zenfone 11 Ultra」の特徴はコレだけではない。

6.78型に大型化されたAMOLEDパネルの採用や最新SoC「Snapdragon 8 Gen 3」の搭載といった性能アップを果たした一方、引き続きIP68の防塵防滴3.5mmのピンジャックといったポイントは残しており、最新の性能と従来からの使いやすさを両立した堅実なアップデートを果たしている。気になるのは国内で発売された場合の価格だが、そこについては続報を待つとしよう。

使い勝手のいいスタンダードな高性能機として、Androidユーザー注目の一台になりそうだ。

Zenfone_11_Ultra_features

製品概要

製品名:Zenfone 11 Ultra
製品価格:999€ (12GB RAM/ 256GB ROMモデル)
製品発表URL:https://www.asus.com/event/zenfone/

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