コロナ禍を経て、オンラインでのコミュニケーションは生活の一部となった。
インフルエンサーのライブ配信はもちろん、テレワークやリモートでの商談も今や珍しいことではなく、企業によっては専用の研修を行っているところもあると聞く。ネットを介して自分のパフォーマンスやアイディアを相手に伝えていくために、視覚や聴覚に関する機器が担う役割は大きい。その中でも声に関する製品、配信（ストリーミング）やコンテンツ制作、テレワークでの遠隔コミュニケーションに適したマイクを、今回は紹介したい。
それが、ヤマハが2024年1月26日（金）に発売する新製品、USBマイクロフォン「YCM01U」だ。価格は19,800円（税込）。
「YCM01U」はシンプル操作でセットアップ完了
リモートでの打ち合わせに、まだ抵抗がある人もいるのではないだろうか。その抵抗感の一因として、機材に対してのある種のアレルギーがあるのではと筆者は思う。『使い方が難しそう』『パソコンと繋いだが動かない。ドライバーってなに？』そんな声もあるだろう。
「YCM01U」は、難しい操作はほとんどない。 ドライバーソフトウェアをインストールすることなく、付属のUSB C to CケーブルでPCなどに接続するだけでセットアップが完了する。このマイクを使って、配信/遠隔会議アプリを経由して話すだけで良い。また話すだけでなく、本体背面のステレオミニジャックにヘッドホンやイヤホンを接続すれば、相手の声を聞くことも可能だ。本体のダイヤルで自分の声と相手の声を直感的に音量調節できるので、操作は至ってシンプルだ。
高品位なコンデンサーマイクを採用した「YCM01U」
リモートでの打ち合わせ中、お客様から『周りの音が大きくて、そちらの声が聴き取りづらい』と言われたことはないだろうか。どんなにプレゼンの内容が素晴らしくとも、相手に聴こえなければ意味がない。環境を整えることももちろん必要だが、それにも限界があるだろう。聴き取り辛さをを相手に感じさせてしまっては、商談にも少なからず悪影響しそうだ。
「YCM01U」は、単一指向性（カーディオイド型）を持つコンデンサーマイクを採用している。 マイク後部からの不要な環境ノイズが抑制されるので、明瞭でストレスのないコミュニケーションが取れるはずだ。
また自分の声をチャームポイントとしている配信者や、所謂「イケボ」をセールストークの武器にしている営業マンもいるだろう。この「YCM01U」なら声の質感や量感を余すことなく拾ってくれるので、言葉に込められた微妙なニュアンスも相手に伝わるに違いない。
どこか懐かしさを感じる「YCM01U」のデザイン
「YCM01U」のデザインにも注目してもらいたい。コンデンサーマイク特有の、どこか懐かしさを感じさせるデザインになっているのが見てとれるだろう。ヘッド部は太いラインが印象的で、世界中のプロフェッショナルオーディオ環境で定番となっているコンデンサーマイクの象徴的なデザインを彷彿とさせる。
カラーはホワイトとブラックの2色展開で、デスクトップやインテリアの雰囲気に合わせたものを選ぶと良いだろう。私見だがホワイトは優しげな印象で、ブラックは職人気質を強く感じる。
「YCM01U」には、実用的な付属品も
自宅だけでなく出先でオンライン打ち合わせをする方もいるだろう。「YCM01U」にはマイクポーチも付属するので、本体を傷つけずに持ち運びが可能だ。
接続用のUSB C to Cケーブルに加え、卓上三脚タイプのマイクスタンドも付属している。マイクを購入するとなると、設置場所だけでなくそもそもの設置方法に悩むこともあるが、これならば購入後すぐにデスクへ設置できる。もちろん市販の標準的なマイクスタンドやマイクアームにも接続できるので、それらをお持ちの方はカメラ写りにも拘って設置してもらいたい。
つながる、表現する「YCM01U」
ビジネスでもホビーでも、真剣な話でも他愛ない話でも、誰かの声を聴き、誰かに声を伝えるのはは素晴らしいことだ。投げかけた声に応えてもらうことで、人は初めてつながりを感じると筆者は思う。
デジタル技術の普及と共にそういった体験を世界中の人と出来るようになった昨今。自分の想いを自分の声で、つながることを恐れずに自分を表現していってもらいたい。 この「YCM01U」が、その第一歩目の助けになることを筆者は願っている。
製品概要
品名：USBマイクロフォン
品番：YCM01U
色：ホワイト、ブラック
希望小売価格：19,800円（税込）
発売日：01月26日（金）
※画像は、プレスリリースから引用