「BONIQ 2.0」はヘルシーな料理を手軽にする低温調理器 

BONIQ

低温調理器

BONIQ 2.0

一人暮らしをしてから自炊する機会が増えた。今までは何も気にせず脂身が多い豚バラ肉を使用して料理することが多かったが、最近は健康を気にしてヘルシーで簡単な料理について調べることが多い。ただ筆者にとって、ヘルシーな料理を作るのはかなりハードルが高い印象を感じている。とはいえ、自身の健康を考えたときに食生活について見直す必要があったため、料理が苦手な方でも簡単にできる調理方法や調理器具などについて調べた。結果、低温調理という調理方法があり、低温調理専用の調理器具があることが分かった。今回は低温調理時に使用する調理器具「BONIQ2.0」を取り上げ、使用方法などについて執筆していく。

目次

おいしくヘルシーな料理を低温調理器「BONIQ 2.0」で実現

筆者が好きな肉というカテゴリの中でヘルシーなものを挙げるとしたら、代表的なものでいうと鶏肉があげられる。とくに皮無しの鶏胸肉が100gあたりで108kcalと言われている。勝手なイメージだが、筆者にとって健康を気にして調理されたヘルシー料理は味においてあまりいい印象を持っていない。以前、鶏胸肉を焼いて調理したことがあるが、肉がパサついてしまい、食べるのに一苦労した記憶があるからだ。せっかくの食事なので料理はおいしく食べたいもの。そこである意味失敗ともとれる経験から鶏胸肉をおいしく調理できないかと思い、調べることにした。調べていく中ででてきたのが、低温調理という調理方法である。低温調理とは、鶏肉等の食材を袋の中に入れ真空状態にしたものを、およそ40℃~69℃のお湯で長時間湯煎して満遍なく火入れをする調理方法である。タンパク質は、70℃以上の火を入れてしまうと固まってしまいパサつく食感となってしまう。火加減の観点から、フライパン等を使用して低温で加熱調理することは難しい。そこで便利なのが低温調理器である。 

低温調理はおよそ40℃~69℃で食材を加熱するため、たんぱく質が固まりきるぎりぎりの温度を攻めている。そのため、パサついた食感にならずしっとりした食感を実現することができる。  

低温調理器を調べるにあたってどのようなものがあるのかを調べたが、その中でもボニークは筆者好みの、シンプルでスタイリッシュなデザインだった。見た目はスラっとした円柱型となっており、上部のタッチパネルで温度や時間等の設定が可能となっている。タッチパネル上にも必要最低限の設定ができる項目があるため、操作しやすい印象を受けた。 

上記のような見た目や操作しやすい印象を受けた結果、製品に一目惚れをして購入することを決めた。また、カラーの種類はブラックとホワイトの2種類ある。筆者はイヤホンやスピーカーなどの自身の生活を少し良くするためのアイテムはブラックのアイテムを購入するようにしているため、今回も筆者はブラックを購入した。 

BONIQ 2.0の主な仕様   

今回紹介するBONIQ 2.0の仕様は以下の通りだ。

定格電力:100V / 50-60Hz(最大1000W)  
設定時間:1分~99時間59分  
製品サイズ:高さ31cm×最大幅5.5cm×奥行き10cm(ホルダー含む)  
箱サイズ:縦33cm×横24cm×高さ7cm  
付属品:取扱説明書 / ガイドブック  
電源コード長:1.5m  
温度範囲:5℃~95℃(温度誤差:+/- 0.1℃)冷却機能はなし。  
湯煎容量:容量5ℓ〜15ℓ  
製品重量:1kg 
防水機能:IPX7(水深1mに30分沈んでも問題ない)  
アプリ接続:2.4GHzのみで接続可能 

公式サイトより引用:https://boniq.store/products/boniq-20?%25E3%2582%25AB%25E3%2583%25A9%25E3%2583%25BC=%25E3%2583%2598%25E3%2582%25A4%25E3%2582%25BA%25E3%2583%2596%25E3%2583%25A9%25E3%2583%2583%25E3%2582%25AF

これらを元に実際に使っていくことにする。

「調理・アプリ操作・メンテナンス」3つの観点でBONIQ 2.0(ボニーク)を見てみる

BONIQ 2.0で鶏胸肉を調理してみる

まずは、実際に鶏胸肉を調理するのにあわせて使用感等を記述していこう。

(1)セットでも売られている商品「BONIQバルクアップコンテナ」(もしくは高さ12cm以上の鍋)を用意し、水を張る。 

材料を入れても溢れない量の水を入れる 
※水の量が規定に達しないとエラーが表示される 

(2)BONIQ2.0を設置し、温度・時間を設定 

温度の設定から始まり、時間を設定する 
設定終了後右下の赤いマークを押す 

(3)設定温度に到達したら、袋にいれた鶏胸肉を水が入っているBONIQバルクアップコンテナ(もしくは鍋)に入れる 

筆者がおすすめする袋はこの後に記述する 

(4)スタート 

スタートボタンを押して低温調理開始 

(5)スタート後、放置して低温調理が完了 

終了音が鳴るので、聞こえたら取り出す。 

(6)取り出したものを調理し、完成。 

準備から調理開始までが非常に簡単で、スイッチだけで温度や時間の設定ができるため料理に慣れていない方でも手軽に取り組めるのも一つの特徴であると感じている。スイッチを押し、設定するだけで肉をはじめ、野菜や魚にも簡単に熱を通すことが出来る。フライパンで加熱することも可能だが、低温調理器を使用した方が素材の旨味をしっかりと感じることが出来るようになると筆者は感じる。旨味のほかにも食感がパサつくことなく、しっとりとしていておいしく食べることができた。 

また、専用アイテムやカスタマイズアイテムも別途販売している。筆者はBONIQバルクアップコンテナ7L、コンテナ用保温ジャケット、コンテナ用ルーフを所持しており、保温機能や水量の目安、複数種類の同時調理を可能とする。 

このほかに、コンテナラックやメッシュトレーといった専用のカスタマイズアイテムが販売されている。 

ボニークを購入する前は低温調理に希望を持っていたものの、ほんとにおいしいのか?などと少しの疑問はあった。実際に試してみると、そのような疑問を持っていたことが申し訳ないくらいおいしいと感じたのを今でも覚えている。 

低温調理のメリットについて実際に試してみた個人的な見解を以下に記述する。 

・素材の旨味を感じることができ、簡単においしい料理が出来上がる 
・加熱する際に油を使用しないことが多いため、ヘルシーに出来上がる 
・しっとりとした食感でジューシーに出来上がる 

以上のことが、低温調理器を使用しての料理にはメリットがあると感じている。 

ただ1点、多くの人にとってハードルになる可能性がある点を挙げるとしたら、時間がかかることだ。もちろん食材によってだが、筆者が鶏胸肉を低温調理をする際には平均して約2時間半の時間をかけて加熱する。あらかじめ準備をしておく必要があるため、今すぐ料理を食べたいというときには適さないだろう。筆者はこの時間を利用して家の掃除などの家事を行い、有効に活用するよう心掛けている。 

アプリ「BONIQ remote」を操作

BONIQ remoteというアプリを通してコントロールできる。アプリをインストールしていればスマートフォンで温度設定や材料の厚さを設定することで、自身で調べることなくアプリが時間を設定してくれる。全ての設定をスマートフォンで賄うことが可能だ。また、スマートフォンに通知が来るためキッチンと離れた部屋で過ごしている人にとっては利便性が高く思えるだろう。注意したいのは、2.4GHzの環境でのみ接続が可能になるため購入前の環境確認が必須である。  

アプリ「BONIQ remote」使用方法 

①STARTボタンをタッチする  
②右上の+(プラス)からWi-Fi接続設定を行う  
※追加方法は同梱されている説明書に詳細が書かれている  
③Wi-Fi接続が完了したらこの画面に移行する
④今回はプリセット機能を使用  
調理材料の種類をここで選択する。  
  
⑤材料の厚み、希望の設定温度を自身で入力する。 
 厚みと温度を入力するとBONIQ公式が出している加熱の基準時間をアプリ側で算出してくれる。 
⑥スタートを押して低温調理開始 
⑦低温調理が完了したら、通知が来る
本体からも低温調理完了を合図する音が鳴る  

メンテナンス

低温調理器などの専門機器はメンテナンスが難しくハードルが高いイメージがある。しかし、メンテナンスも上記同様お手軽にできることが分かった。方法は以下のとおりである。 

週1回推奨とされているメンテナンス 

②内部を細管ブラシで掃除する 
③水ですすぎ、乾いた布でふき取る 

月1回推奨とされているメンテナンス 

①最大水位まで水を入れた鍋にBONIQ2.0を設置する。 
②水温60℃、時間を1時間に設定し、運転開始。 
③運転開始したら水1Lに対し、小さじ1杯程度の粉末クエン酸を投入する。 
④運転終了後、しばらく冷ます。

週1回のメンテナンスはかなりお手軽にできる印象を持っている。筆者は細かいメンテナンスは苦手だが、何のハードルを感じることなく実施できている。細管ブラシは別途購入になっているが、100均などで購入可能だ。 

月1回のメンテナンスも粉末クエン酸を別途購入する必要があるなど多少のハードルを感じるが、それ以外は時間はかかりつつも細かな作業等を必要としなく、手軽に行えた。1時間の待ち時間に床の掃除ができたりなどと有効に時間を使えるので、筆者は無駄な時間として感じたことはない。 

汎用性高い便利袋「アイラップ」 

筆者がBONIQ2.0で調理をする際に使用していた袋について説明する前に、なぜ低温調理時に食材を袋に入れる必要があるのかについて触れていく。 

基本的に低温調理を行う際には、食材をジッパー式の袋などにいれて密閉し真空状態にしたうえで調理を行う。こうすることで食材全体に満遍なく熱を通すことができ、旨味や栄養を閉じ込めることが可能になる。食材を密閉することで健康にも味にも質の高い料理に仕上がるため、袋は必須アイテムとなる。 

そのうえで低温調理時に使用するおすすめの袋を紹介していく。 

調理中に使用する袋のイメージはジッパー式の袋をイメージする人が多いと感じている。筆者も最初はジッパー式の袋を使用していたが、中身を真空の状態にするのに、少々のわずらわしさを感じていた。他にいい商品がないかと調べる中で出会ったのが「アイラップ」という商品だ。アイラップとはボウルの代わりに具材を混ぜ合わせるときや肉などの冷凍保存用の入れ物としても使用されており、洗い物を少なくできる優れものである。その中でもとくに、筆者がアイラップを優秀だと感じる点は、ジッパー式の袋ではわずらわしいと感じていた真空状態にする工程について袋の中を軽く空気を抜いて口を縛るだけで実現してくれるからだ。個人的な好みではあるが、調理する際に使用する袋は口がジッパー式のものよりも口を結んで縛るタイプを好んでいるため、アイラップに使いやすさを感じているのだろう。また冷凍保存や湯煎での使用も可能だ。そのため低温調理においては、冷凍保存していたお肉等の食材の解凍から低温調理が完了するまでの工程、すべてを1枚の袋で賄えてしまう非常に便利なものである。 

簡単操作で手軽に低温調理ができる「BONIQ 2.0」

「BONIQ 2.0」は調理器具として扱いやすく、料理が苦手な方でも手軽に低温調理に取り組めると筆者は感じている。「BONIQ 2.0」を購入してから数か月が経つが、今までやってこなかった自炊をする機会が増え、筆者の食生活も改善されたように思える。こまめなメンテナンスや別途細管ブラシや粉末クエン酸の購入が必要になるが、ハードルとしてあまり高くない印象を受けた。   

調理器具で一番大事なものは、簡単に操作ができるかどうかだと筆者は考えている。肉だけでなく魚などを調理する際に「BONIQ 2.0」を使用しているが、簡単な操作で筆者の苦手なパサついた食感が出なくしっとりとした食感を実現し、おいしく料理が仕上がるため重宝している。「BONIQ 2.0」本体のみの金額は22,000円(執筆時)と少々お高い印象を受けるが、このクオリティで低温調理ができるのならば、お買い得のように思えるのでオススメしたい一品だ。

製品詳細

製品名:BONIQ 2.0
カラー:ヘイズブラック / ミスティホワイト
価格(執筆時点):22,000円(税込)
公式サイト:https://boniq.store/products/boniq-20?variant=31911590395962

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BONIQ 2.0

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