進化したテプラ!Bluetoothでスマホと繋ぐハイスペックモデル「テプラ」PRO “MARK”をレビュー

「テプラ」PRO SR-MK1

キングジム

ラベルプリンター

「テプラ」PRO “MARK”

SR-MK1

キングジムの「TEPRA(以下、テプラ)」といえば、誰もが一度は使った事があるラベルプリンターではないだろうか。筆者が社会人一年目にやった事といえば、テプラで収録用テープのラベルを作ることだった。或いは職場の事務用品としてではなく、家庭で使っているという方も多いだろう。食品の鮮度管理や子どもたちの学習用品のネームシールなど、幅広く使われていることと思う。

そんなテプラが今どんな進化を遂げているか、皆さんご存知だろうか?
今回はラベルシールだけではなく、正方形のステッカーやQRコードまで作れるようになった「テプラ」PRO “MARK” SR-MK1について紹介していこう。価格は18,700円(税込)。

目次

これがテプラ!?シンプルなフォルムの「テプラ」PRO “MARK”

様々な点で驚くべき進化を遂げた「テプラ」PRO “MARK”だが、真っ先に驚かされるのはそのフォルムだろう。
丸味を帯びたマットな質感のボディには見慣れた文字ボタンが無く、一見しただけではテプラとはわからないが、シンプルなフォルムはどんなインテリアとも親和性が高そうだ。カラーはベージュとブラックの2種類があり、どちらも同系色のツートンカラーになっている。
このボディにどんな機能が秘められているのか。

「テプラ」PRO SR-MK1
写真は「ブラック」

「テプラ」PRO “MARK”は、スマホアプリでラベルが作れる

実は「テプラ」PRO “MARK”は、テプラ PRO用アプリ「Hello」か「TEPRA LINK 2」を使ってスマホとBluetoothを接続させることでラベル作成を行う。従来機種のように文字ボタンを押すよりもはるかに簡単に、誰でもおしゃれできれいなラベルを作ることができる。
今回筆者は「Hello」を使ってみた。

スマホアプリ「Hello」にはテンプレートが豊富

スマホアプリ「Hello」の特徴は、テンプレートの豊富さだ。従来のテプラのようなラベル印刷はもちろん、「キッチン」「洗面・バス」「デコレーション」などとカテゴリー分けされた様々なテンプレートがいくつも用意されており、より用途に合わせたラベル印刷が可能になった。

下の写真のラベルは、ゴミの分別に関するテンプレートを使用して作成したものだ。燃える・燃えないゴミの箱であることが一目で分かり、旧世代のテプラと比較してもそのデザイン性が飛躍的に向上していることが見てとれる。
この他にも、冷蔵庫の中の調味料や常備菜の鮮度管理などに便利なテンプレートや、ショーケースの商品用の値札など、幅広い分野で使えるテンプレートが用意されている。

「テプラ」PRO SR-MK1
写真では「クラフト紙 ベージュ」のテープカートリッジを使用している。

「Hello」を使えば、もっと自分好みのラベルも簡単に作成

例えば、オシャレなソースディスペンサーやドレッシングポットが手に入ったとしよう。容器にお醤油を入れラベルを付けてわかりやすくしたいが、容器そのもののデザイン性は損ないたくない…そんな時、「テプラ」PRO “MARK”が活躍してくれるはずだ。
スマホアプリ「Hello」の「こだわり作成」機能を使えば、イメージにマッチしたフォントで文字を入れ込んだり、文字やデザインのレイアウトさえも自分の好みに調整できる。容器のデザインに合うような総柄をラベルに入れたり、注釈を詳細に記載したりなど、そのカスタム性は非常に高い。
筆者は特に、フォントの種類の豊富さに驚いた。日本語も英字も、かっちりとした印象のものから可愛らしいものまで多種多様で、これならどんなものにも名前付けシールを貼ることが出来そうだ。
余談だが筆者は、家族から自室のワードローブにラベルシールを勝手に貼られたことがあり『フォントやデザインが、インテリアのイメージと違う!』と言って、家族と喧嘩したことがある。そんな時も「テプラ」PRO “MARK”があれば、デザインについてアレやコレやと話しながら楽しめたことだろう。

「テプラ」PRO SR-MK1
スマホアプリ「Hello」の画面。様々なデザインが可能になっている。
「テプラ」PRO SR-MK1
コーヒーのイメージに合わせたラベルを作成してみた。
既存のテンプレートをカスタマイズしたり、ゼロから自分でレイアウトを組むこともできる。

QRコードの発行もテプラ「MARK」と「Hello」なら簡単

「テプラ」PRO “MARK”と「Hello」が優れているのは、デザインに関してだけではない。このテプラはQRコードもラベルとして発行できるのだ。任意のURLをアプリ内で入力すれば、QRコードが生成され、それをそのまま印刷することができる。
例えば備品棚にQRコードを貼り付けておけば、在庫切れを起こした備品の発注もスムーズに行えるだろう。或いは、常備菜のレシピをQRコードにしてタッパーや冷蔵庫に貼り付けておけば、不足している食材がすぐにわかるはずだ。クリスマスカードにパーティー会場の地図をQRコードで添付するという使い方も出来る。
ラベルとQRコードが組み合わさることで、これまで以上に有用性が高まるに違いない。

「テプラ」PRO SR-MK1

テープカートリッジの種類も豊富だから、「テプラ」PRO “MARK”は汎用性抜群

デザイン性の高いラベルを作るなら、ラベルテープそのものの色や素材が重要になってくる。「テプラ」PRO “MARK”に対応している「テプラ」PROカートリッジは種類も豊富なので、アイディアに合った色や素材を選ぶと良いだろう。また対応テープ幅は4〜24mmと、かなり大きなものも印刷できるため、工夫次第で幅広い活用が期待出来る。

カートリッジには手作り独特の温もりを感じる「クラフトラベル」のほか、和紙特有の透け感やスタンプを押したような風合いが特長のマスキングテープ「mt」ラベル、オリジナルメッセージを印刷出来る糊面の無い「りぼん」などがあり、汎用性も抜群だ。

単なるラベルプリンターとしてだけ使うのは勿体ない!モノづくりや豊かな暮らしのお手伝いとして、「テプラ」PRO “MARK”をお手に取ってもらいたいものだ。

「テプラ」PRO SR-MK1

製品概要

品番:SR-MK1
価格:18,700円(税込)
本体色:全2色(ベージュ、ブラック)
寸法:約55(W)×133(D)×146(H)mm
質量:約470g(電池、テープ除く)

ラベル幅:PROテープカートリッジ 4・6・9・12・18・24mm
(※転写テープ、カットラベル、点字テープカートリッジ除く)
最大印刷可能幅:18.1mm(24mm幅テープ使用時)

電源:
・ACアダプタ「AC1116J」(別売)
・単3形アルカリ乾電池×6本(別売)
・単3形ニッケル水素電池×6本(別売)

製品ページ:https://www.kingjim.co.jp/products/tepra/sr-mk1.html
スペシャルサイト:https://www.kingjim.co.jp/sp/sr-mk1/

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「テプラ」PRO “MARK”

SR-MK1

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