松屋のガパオチキンライスはあの”ごろごろチキン”が入ったガッツリ飯

松屋「ガパオチキンライス」

筆者は鶏が好きだ。
焼肉食べ放題に行ってもカルビではなく鶏肉を頼むぐらい、鶏が好きだ。

焼肉だけでなく、鶏というものは唐揚げ・焼き鳥・南蛮・チキンステーキと、全部良い。”鶏”わけ手軽に食べられる鶏と言えば、先月80万食限定で復活していた松屋の「ごろごろ煮込みチキンカレー」もその一つだろう。

全国の松屋ファンにとってはお馴染みの、鶏好きの”ごろごろ”ファンには言わずもがな、人気が故に度々復活している、文字通りチキンがごろごろなアレである。

当然筆者も復活のたびに食べに行く期間限定だけど定番なメニューな訳だが、8月の期間限定メニューが”ごろごろチキン”とコラボレーションしていると聞き、居ても立ってもいられず、初日に食べてきたので紹介しよう。

目次

松屋でタイを感じられる、3種の「ガパオライス」

今回紹介するのは、松屋で度々実施されている海外メニューシリーズ?の、タイ編。
アジアン料理として日本でも有名な「ガパオライス」の、チキン入りのほう。

松屋「ガパオライス」シリーズ
画像は公式サイトより引用:https://www.matsuyafoods.co.jp/whatsnew/menu/51190.html

ジョージア料理の”シュクメルリ”などのように海外風メニューにも定評のある松屋だが、今回はシンプルなガパオライスだけでなく、トッピング付きの「ガパオハンバーグライス」「ガパオチキンライス」の3種が発売している。

松屋「ガパオライス」シリーズとそれぞれの値段
ここまでくるともはやトッピングではないが、オプションの一つと認識いただければ幸いだ。
値段は画像の通り、ガパオライス(590円)、ガパオハンバーグライス(890円)、パオチキンライス(890円) ※全て税込
画像は公式サイトより引用:https://www.matsuyafoods.co.jp/whatsnew/menu/51190.html

そもそも、鶏好きの筆者にとってアジアンテイストは決して嫌いではないものの、積極的に食べるジャンルではあまりなかった。

というのも、まず第一に大体の料理に入ってくるパクチー(またの名をコリアンダー、香菜)が好きではない。 筆者の家は特殊で、母親が庭でパクチーを育てるという暴挙(好きな方には申し訳ない)をしでかしていたため、幼少期より摘んだばかりの新鮮で香りたっぷりなパクチーが食卓に並んでいた。食べられなくはないが、まぁ香りがすんごい。(好きな人は、ぜひベランダ菜園で)
第二に、某お弁当チェーンで以前ガパオライスを食べた際、本格的だった故かナンプラーが別袋で添えられていたのだが、まぁ香りも味も合わなかった。

という、なかなかの相性の悪さが筆者にとってのアジアンテイストなのだが、せっかくの新発売ということで公式HPを見てみると…

松屋「ガパオチキンライス」、HPの記載

「あの”ごろごろ”チキンを追加…!?!?!?!?」

これは行くしかない。鶏好きには行くしかない。アジアンがどうとか”鶏”あえず置いておこう。

ということで、発売初日に近所の松屋へ伺った。

松屋「ガパオライス」シリーズ、店頭の旗

いざ実食、スパイス感強めの鶏ひき肉と”ごろごろチキン”でご飯が進む

松屋「ガパオチキンライス」

余計な前置きは捨て置いて、まずは構成から。 松屋ではたまに見かける、ワンプレート方式で提供されており、店内飲食では味噌汁がつく。いわゆる定食型のようなサラダは付かないタイプだ。

いわゆるガパオらしい半球型にご飯が盛られ、囲うように具材(現地に倣うなら、パッガパオガイ部分というべきだろうか)が添えられている。そして上から定番の半熟目玉焼きという、いわゆるガパオライスなよくある形式だ。
ちなみに今回注文したのは”ごろごろキチン”が追加された「ガパオチキンライス」のため、具材にまみれてチキンがごろごろしている。

松屋「ガパオチキンライス」に入っている”ごろごろチキン”

日本では豚ひき肉で作られることが多いようだが、今回は現地では定番な鶏ひき肉をメインに、赤・黄のピーマンやズッキーニといった色”鶏”どりな野菜たちが一緒に炒められている。

松屋「ガパオチキンライス」に入っているパッガパオガイ部分

食べた印象としては、「スパイスのピリ辛でめちゃくちゃご飯が進む」。

割と粗めな鶏ひき肉が使われており、肉料理を食べているのか?と思うぐらいのジューシーさを出しつつ、その後にいわゆるアジアンなスパイス風味・辛さが追いかけてくる。

今回の具材(パッガパオガイ部分)が割と汁気のあるソースのような作りのため、ご飯と混ぜながらガツガツと食べていけるようになっている。感覚としては、具沢山のグリーンカレーを食べている時が近いかもしれない。(もちろん味は違うが)

松屋「ガパオチキンライス」に入っているご飯と相性の良いパッガパオガイ

鶏ひき肉自体がある程度とソースを吸っているのか、噛めば噛むほど旨味が口の中に広がり、松屋らしい、本当にご飯の止まらない味となっている。
それもそのはずでこのソース、よくみるとみじん切りにされたニンジンや玉ねぎのようなものをベースに作られているようで、色々な野菜をスパイスでうまくまとめた逸品とも呼べる仕上がりになっている。なんならご飯にソースをかけるだけでも食べられそうな勢い。

次に、ある意味本題の”ごろごろチキン”。スプーンと比較してこのサイズなのは、もはやいつも通り。

松屋「ガパオチキンライス」に入っている”ごろごろチキン”

こちらは「ごろごろ煮込みチキンカレー」と同じく、鉄板で焼いたチキンを後から加えているようだ。そのおかげもあって、粗めの鶏ひき肉とは違い、ソースの味というよりかは鶏本来の主張が強め。これがパッガパオガイ部分といい具合に差別化されており、むしろちょうどいいコンビネーションを出していた。全体的に味濃いめ・アジアンな感じのパッガパオガイ部分を食べ、比較的あっさりいただける”ごろごろチキン”を食べ、と交互に挟むことでいくらでもスプーンが進む。

とは言ってもちょっと飽きてきたかな…なんて思った際には、半熟卵焼きがトロッと出迎えてくれるだろう。スパイスの主張が強めだったパッガパオガイが、まるで別料理になったかのようなマイルドな味わいになり、なんと一皿で3つの味を楽しむことができる。

松屋「ガパオチキンライス」にトッピングされた半熟卵焼き

ガッツリ行きたい人はぜひチキン入りを、日本風ガパオライス

完食した松屋「ガパオチキンライス」

と、色々な味を楽しんでいたら、気づくとお皿は空に。

今回はチキンを追加したおかげか、思った以上にボリューミーなガッツリ飯という感想だが、全体的に脂っこいわけではなく、むしろ重さは控えめな仕上がりになっていた。アジアンなスパイス風味ということで、ご飯を少なめ目で頼めば女性ウケも良さそうな感じ。(サラダはつけたくなるだろうが…)

“鶏”わけ、敬遠していたパクチー要素もなく、ナンプラー感もあまり感じなかったので個人的には大満足な一皿だったのだが、逆にいうと本場のタイ料理を求めている人には少し物足りないかもしれない。あくまで日本風、と思ってもらった方が良さそうだ。

松屋らしく一気に掻き込めるガッツリ飯でありながら、野菜・鶏肉も取れるガパオチキンライス。”ごろごろチキン”ファンはもちろん、スパイス香る鶏ひき肉が食べたい方、松屋へ足を運んではいかがだろうか。

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