コクヨサウナ部による新ブランド「SAUNA BU(サウナブ)」からサウナグッズが登場

コクヨ

新ライフスタイルブランド

SAUNA BU(サウナブ)

サウナがひとつのライフスタイルとして定着し、様々なかたちでサウナを楽しむ人が増えた昨今、コクヨ株式会社からサウナを起点とした新ライフスタイルブランド「SAUNA BU(サウナブ)」が誕生した。
それに際し、品川区にあるオフィス「THE CAMPUS」で開催されたメディア向け発表会の様子をレポートしていこうと思う。

余談だが筆者はサウナ歴も中堅クラスに差し掛かり、そろそろ自分に合ったサウナグッズを増やしたいと思っていた身のため、まさにうってつけのタイミング。仕事帰りやジム帰りにサウナを利用することが多い筆者にとって理想的なプロダクトもあり、今後のプロダクトの展開も楽しみになる発表会だった。
それでは現地で発表された、コクヨサウナ部が文具やオフィス用品で培った商品力とサウナへの偏愛を詰め込んだ「SAUNA BU」の6種類のプロダクトと、移動式サウナ空間「SAAMO」について紹介していこう。

目次

コクヨが新たに始める「SAUNA BU(サウナブ)」とは?

「SAUNA BU」キービジュアル
プレスリリースより引用

「SAUNA BU」とは、今回コクヨが発表したサウナを起点とする新ライフスタイルブランドだ。

“なぜコクヨがサウナなのか”と不思議に思った方もいるだろう。実はコクヨは以前からサウナに関する取り組みをしていたのである。
2016年にコクヨサウナ部を発足後、社員同士の交流を深めながら「サ活」に取り組んできただけでなく、2018年にはサウナとコワーキングスペースが融合した施設「コワーキングサウナ・KOOWORK(クーワーク)」を手掛けるなど、事業としても取り組んできた。また、2019年にはJALと共同代表を務める「JAPAN SAUNA-BU ALLIANCE」を設立し、日本の企業サウナ部を牽引してサウナを通じた日本ビジネスシーンの活性化に貢献した実績を持つ。
そういった活動が2021年にコクヨが策定した「長期ビジョンCCC2030」、コクヨの提供価値や戦略の再整理、「WORK&LIFE STYLE Company」へのシフトといった動きと結びつき、新規領域への事業拡張として、サウナを起点とする新ライフスタイルブランド「SAUNA BU」の立ち上げへと繋がったのだ。

社内にサウナ部が存在するコクヨだからこそサウナーへのヒアリングを社内やアライアンスの中で実施できる上、文具やオフィス用品で培った商品力があるからこそサウナーの「あったらいいな」を実現できるという訳である。
そういった話を踏まえると、”なぜコクヨがサウナなのか”を納得できるどころか、得意分野であることがわかってくる。

サウナ好きのサウナーだからこそのプロダクト6種を紹介

「SAUNA BU」とは何かを理解してもらったところで、サウナーならではのアイデアが詰まったサウナポーチを含む、今回発表された6種類のプロダクトを紹介していく。

「SAUNA BU(サウナブ)」プロダクト6種

サウナポーチ 4,000円(税別)

サウナ好きの「あったらいいな」を詰め込んだ、コクヨ初のサウナポーチだ。まずポーチを開くと両開きの仕様になっており、収納アイテムがすぐに一覧可能な仕様となっている。その上小物を収納できるポケットが備えられており、カミソリや歯ブラシ、スキンケア製品といった必需品が多いサウナーには助かる作りとなっている。

サウナーの悩みを汲み取っていることが良くわかるポイントとして防水スペースの存在があげられる。入浴後、タオルやサウナハットなど濡れたものを乾いたものと分けたいが、別途入浴後専用のポーチを持ち歩くのも面倒。というサウナーを救う2 in 1とも言えるポーチだ。
PCなどの電子機器を濡らしたくないというワーカーに寄り添った、企業サウナ部としての思いがうかがえる。

「SAUNA BU(サウナブ)」サウナポーチ 防水スペースを開いた様子

また、ワーカーが仕事終わりにふらっとサウナに立ち寄れるようコンパクトさも追求されている。ポケット部分に入っていたアイテムを防水スペースに移動後、元々のスペースに無駄な空間ができないようマチを軟らかくしているほか、防水スペースはぐるぐると巻きながら圧縮して収納できる仕様になっている。
コンパクトなこちらのポーチならサウナセットをバッグインバッグで常備することでいつでもサウナに立ち寄れるだろう。別途ストラップが装着可能で持ち手もついているため、家から近所のサウナに気軽に行きたい時も、このポーチをひとつ持ってお出かけできる手軽さもある。

測量野帳(耐水)1,091円(税別)/ 鉛筆シャープ 300円(税別)

手帳の方はコクヨのロングセラー商品である測量野帳の「SAUNA BU」オリジナルデザイン版だ。中紙に樹脂ベースの合成紙を使用した耐水タイプになっており、サウナの中でも使用できる。

シャーペンの方は鉛筆のようにシンプルな使い心地を目指しており、細部にまでこだわり抜かれている。「SAUNA BU」オリジナルデザインのメッセージが洒落ている。セットで使用し、サウナ記録をつけたい人やサウナ中にパッと思いついたアイデアをメモするのにうってつけだ。

「SAUNA BU(サウナブ)」測量野帳(耐水)1,091円(税別)/ 鉛筆シャープ 300円(税別)

クラシカルポーチ 1,000円(税別)

クラシカルポーチはコクヨの定番商品「事務用連絡袋」をリデザインした商品だ。スキンケアグッズやアクセサリーなど細かいものを入れるのにぴったりで、仕切りとしても使える「SAUNA BU」オリジナルのグラフィックシートも付属している。コクヨの定番ポーチをサウナ用として堂々使えるのは鉛筆シャープ、や測量野帳と同じくコクヨファンとしても嬉しい。

「SAUNA BU(サウナブ)」クラシカルポーチ 1,000円(税別)

サウナハット FOCUS 5,000円(税別)

kontex(コンテックス)の人気商品、今治サウナハット「FOCUS(フォーカス)」とのコラボ商品で良質なオーガニックコットンの柔らかな素材感が気持ち良い。名前の通り、深めにかぶれば、周りを気にせず自分の世界に集中できる大きめのサイズとなっている。ロッカーキーをモチーフにした「SAUNA BU」のロゴが可愛らしいデザインだ。

MOKU タオル 1,200円(税別)

kontexのMOKUライトタオルとのコラボ商品になる。薄くて軽いのにしっかり吸水してくれるとのこと。小さく折り畳めるのでポーチへの収まりも良く、いつでもフラッとサウナに立ち寄るためのサウナセットにちょうど良いサイズ感をしている。サウナポーチに常に忍ばせておきたいところだ。

「SAUNA BU(サウナブ)」MOKU タオル 1,200円(税別)

広がるサウナの輪、移動式サウナ空間「SAAMO(サーモ)」

ここまで、今回発表された新ライフスタイルブランド「SAUNA BU」についてお話ししてきたが、他にもコクヨサウナ部が取り組む活動に移動式サウナ空間「SAAMO(サーモ)」がある。中古の大型観光バスをリノベーションし、本格的な薪サウナと温冷水シャワー、ポータブル電源を備えた、あらゆる場所で”ととのう”環境を立ち上げられる夢の移動式サウナだ。
「SAUNA BU」の発表に際し来場しており、車内に入ることができたので写真と併せて紹介しよう。

初お披露目となった移動式サウナ空間「SAAMO(サーモ)」
車両上部から突き出た煙突と外からは内部の見えないスモークガラスがサウナ仕様であることをうかがわせる。
観光バス同様、入口は前方にある。
初お披露目となった移動式サウナ空間「SAAMO(サーモ)」の脱衣スペース
入り口を入ると広がる脱衣スペースは内気浴スペースとしても使える充分な広さ。
初お披露目となった移動式サウナ空間「SAAMO(サーモ)」の5名収容のサウナ室
5名収容のサウナ室は窓から外の景色も望め、開放的な気分を味わえる。
SAAMOの移動式サウナを初めて体験するコクヨサウナ部の皆さん
SAAMOの移動式サウナを初めて体験するコクヨサウナ部の皆さん。
初お披露目となった移動式サウナ空間「SAAMO(サーモ)」の冷水浴ができるシャワースペース
冷水浴ができるシャワースペース

今後、移動式という特徴を活かし、サウナで人を繋ぐ役割や各地域の活性化を担っていくという。企業オフィスに訪問し、ワーカーたちの疲れを癒すこともできるだけでなく、地域毎でその土地ならではのサウナを楽しむことができるのだ。
例えば地域資源を活かしたサウナ体験作りとして、その地域の湧水を使う、地域の植物を蒸留してアロマを作る、地域の特産品をサ飯として提供する、現地の焼き物でサウナストーンを作る、など移動できる強みを活かした地域特有の空間体験を作っていく予定だそうだ。
その取り組みの事例として、今回は島根県大田市温泉津町の「石州瓦」の技術を活かしたサウナストーンが搭載されていた。今後どのような地域でどのようなサウナ体験が広がっているのか楽しみだ。

コクヨの新たなサウナグッズで良質なサウナ体験を

今や日本全国に広がったサウナ文化。日本では2010年代から第3次サウナブームといわれ、ひとつのライフスタイルとして根付き、今では”月に1回以上サウナに入る愛好家”は全国に推定700万人以上いるそうだ。今後「SAUNA BU」が展開していく新たなプロダクトによってユーザーひとりひとりに合わせたサウナ体験がカスタマイズ可能になり、よりサウナ体験が良質化していくことだろう。
また、フィンランドで発祥したサウナ文化だが、日本独自に発展を遂げた側面もある。コクヨサウナ部としては、そういった要素をプロダクトに落とし込み、グローバルに展開していく構想もあるとのこと。
「SAUNA BU」のプロダクトや「SAAMO」が人と人とを繋ぎ、サウナ文化がより良いものになっていくことを感じさせる発表会だった。

なお今回発表された6種類のプロダクトは2023年11月26日(日)(いい風呂の日)から千駄ヶ谷の「THINK OF THINGS」及びコクヨのオンラインショップにて発売される。「SAUNA BU」の今後の更なる展開に期待したい。

ブランド概要

ブランド名:SAUNA BU(サウナブ)
ブランドサイト:https://saunabu.kokuyo.co.jp
公式note   :https://note.com/saunabu
公式X     :https://twitter.com/KOKUYO_SAUNABU

「SAUNA BU」プロダクト
発売日:2023年11月26日(日)
    ※オンラインショップ限定で11月23日(木)13時からオンライン先行予約販売を開始。
     詳細はオンラインショップにて。
発売場所 :THINK OF THINGS(所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-1 1F)
      オンラインショップ(https://online-shop.think-of-things.com/collections/saunabu

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