ハピネット
ゲームメーカーとして聞き覚えのない名前に戸惑う方もいるかもしれないが、それもそのはず彼らが担っているのはゲームの開発ではなく流通だからだ。そんなハピネットのブースでは、同社の強みを活かしてか、1ブースあたりで最も多い試遊タイトル数を誇っていた。
お絵描きアドベンチャーゲーム「パスパルトゥー2:あるアーティスト のキセキ」や、猫になってサイバーシティを冒険するゲーム「Stray」などの著名タイトルはもちろん、人気アニメ作品をゲーム化したタイトルやアーケード筐体など数多くのタイトルがところ狭しと並べられている。
ブースではラブライブ・サンシャインのスピンオフ作品である「幻日のヨハネ」に登場するヨハネの相棒「ライラプス」のおそらく等身大と思われる立像と、ヨハネのパネルがお出迎えしてくれる。こうした作中動物の立像は硬質な素材で作られがちだが、ライラプスはきちんと毛皮をまとっており、いかにも柔らかそうだ。
HoYoverse
HoYoverseのブースは同社の手掛ける「原神」、「崩壊:スターレイル」、「崩壊3rd」、「未定事件簿」、「ゼンレスゾーンゼロ」といった各タイトルごとに大きくブロック分けされており、ブロックごとに作品の世界観に合わせた装飾や展示がなされていた。
特に圧巻なのは「崩壊:スターレイル」のブロックで、ブースの天井部分にマスコットキャラクター「パム」の巨大なぬいぐるみが鎮座し、ブース内には星穹列車が停車中だ。またPlayStation5版のリリース予定を記念してか、星穹列車を模したオリジナル外装のPlayStation5も展示されている。
Kuro Games
HoYoverseに続き、こちらも近年メキメキと頭角を表している中国のゲームメーカー。スマートフォン向けアクションRPG「パニシング:グレイレイヴン」の名前を聞いたことがある方もいるだろう。TGS2023のブースでは同社の「鳴潮」とともに大きくスペースがとられており、「鳴潮」からはボス敵「無冠者」の大迫力な立像が登場。またブース内では試遊やオリジナルグッズなども用意されている。
そのほかにも「パニシング:グレイレイヴン」からは大型のバイク「ピーキー」と1 / 1 封刃刀「夜煌」が登場。「夜煌」は残念ながら握ることはできないが、「ピーキー」についてはフォトスポット扱いのため実際にまたがって写真を撮るファンの姿も見受けられた。
ブシロード
「カードファイト!! ヴァンガード」や「ヴァイスシュヴァルツ」で有名なブシロードのブースでは各ブランドの箔押しサイン入りのレアカードなどが飾られているほか、「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!」などのスマートフォン向けゲームの展示などが行われている。また2024年1月25日(木)発売の新作スクロールシューティングゲーム「マクロス -Shooting Insight-」の試遊をはじめ、人気作品に関わる展示や試遊が目白押しだ。
GooglePlay
スマートフォン向けゲームプラットフォームでもあるGooglePlayのブースでは、豪華なことに26種類の中から任意のタイトルを選んで、関連アイテムやGoogle Play PointsなどいずれかをGETすることができる「HANABI OMIKUJI」が開催されている。自身がプレイしているタイトルが下記のリストにある方は、忘れずトライして欲しい。
また参加できるのは1日あたり1回までのため、逆をいえば4日間のうち何度も訪れる人は毎日トライすることもできるだろう。
クラスター
TGS2023ではVRプラットフォームとして大きな知名度を誇るクラスターもブース出展している。幕張メッセの会場では中央に大きなステージを構え、左右ではVRゲームをプレイできる形式だ。
リアル会場ももちろん盛り上がっているが、クラスターの真骨頂はやはりVR空間。なんとTGS2023に併せ期間限定でcluster上にもブースが用意されているのだ。 「TGS特設ワールド」と呼ばれるこのワールドでは、幕張メッセの会場が完全再現されておりリアル会場で行われたステージイベントはTGS特設ワールド上でも同時に中継され、幕張に行かずとも楽しめるよう工夫されている。日程や立地の都合でリアル会場に行くのが難しいという方は、ぜひVR空間からクラスターブースに訪れてみてはいかがだろうか。
TGS特設ワールド:https://cluster.mu/w/86b9cd51-563b-4155-aa0f-8236a1f67753
試遊・ステージ・展示と様々な形でゲームの世界に浸れる4日間
TGS2023レポート前編、いかがだっただろうか。
例年のことではあるが世界最大規模のゲーム系イベントということもあり、この場でしかプレイできない最新作や、聞くことのできない最新情報、ゲームの世界観を再現した展示など、見逃すことのできないモノが盛りだくさんだ。特にこのイベントの花形でもあるゲームメーカーはその傾向が強く、各社様々な形で会場を盛り上げている。
イベントは9月21日(木)〜24日(日)までの全4日開催。我こそはゲーム好きという皆さんは、ぜひとも会場へと足を運んでみて欲しい。