ASUS「SORAを駆けて、未来へ跳べ。」のキャンペーン期間が満了。学生のリアルな声が集ったアンバサダー企画を振り返る

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6月の前半から7月頭にかけて実施された、ASUSの学生限定キャンペーン「SORAを駆けて、未来へ跳べ。」。このキャンペーンは学生をサポートし、応援することが目的のアンバサダープログラムで、以前から度々取り上げているとおりonesuite編集部では、その告知から終了に至るまで見守ってきた。約1ヶ月という長いようで短かったキャンペーン期間も無事満了となったのだが、実際のところ参加した学生や実施したASUS側は、何を思い何を感じたのだろうか。

本記事では、改めてASUSの担当者にインタビューを実施。アンバサダー活動の締めくくりとして行われた座談会の様子を交えつつ、その内容を振り返ってみたい。

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ASUS Zenbook SORA 製品紹介ページ


目次

総数170超。学生達がそれぞれの思いの丈を綴ったアンバサダー投稿

本キャンペーンにおけるアンバサダー活動とは、今年発売されたばかりの新世代AI PC「ASUS Zenbook SORA UX3407シリーズ(以下、ASUS Zenbook SORA)」を提供された学生が、ASUS Zenbook SORAを通して日々の創作活動や自己表現、社会課題解決へのチャレンジを自身のSNS(X、Instagram、TikTok、YouTubeのいずれか)で発信する、といった内容だ。

最終的に選ばれたアンバサダーは合計10名。17歳から24歳までの学生で、クリエイティブ活動や社会課題、工学系の学部に通い機械設計を学んでいるなど、様々な用途でASUS Zenbook SORAを活用。その際に生じた感想や、ASUS Zenbook SORAを使って行った活動などが投稿されていた。

まずは彼らの活動について伺ってみよう。今回もインタビューに答えてくれたのは、ASUS JAPAN システムマーケティング部にてPRを担当している藤原 拓馬 氏(以下、藤原 氏)だ。

——改めて、今回もよろしくお願います。
  これで学生アンバサダー企画は一旦終了ですが、振り返ってみていかがですか。

藤原 氏
10名の学生の皆様からの発信により、とても素晴らしい取り組みになりました。

本当に十人十色の使用方法があり、自分が取り組んでいることに対して、ASUS Zenbook SORAを使い、より良い作品や内容にブラッシュアップしていく。より効率的に、より魅力的になっていく過程が感じられ、この1カ月間、投稿を見ているのがとても楽しみでした。

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ASUS JAPAN株式会社 システムマーケティング部 PR 藤原 拓馬 氏
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引用元:https://www.asus.com/jp/content/zenbooksora/

活動期間内に行われた各SNSでの合計投稿数は172投稿。またその一部はASUS Zenbook SORAの製品紹介ページにも掲載された。色々な分野の学生が集ったためか、投稿内での感想も多岐にわたっており、デザインや重量などの物理的な側面やバッテリー持ちや動きの軽快さなど機能的な側面など、様々な視点から本製品の魅力が発信されていた印象だ。

藤原 氏
また投稿いただいたXでのポストはすべてASUS JAPANの公式Xアカウントからリポストやいいねを行わせていただき、拡散を行っていきました。想像以上に反響もいただいており、またより多くの方に見ていただくことができ、ASUS Zenbook SORAの実際の使用感を広めることができたと感じています。

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多様なソフトの動作検証が行えたのも効果の一つ

——ありがとうございます。
  本当に様々視点から投稿が行われていた印象ですが、その中でも特に印象的な投稿があれば教えてください。

藤原 氏
そうですね…ASUS Zenbook SORAはSnapdragonをCPUに搭載したCopilot+ PCモデルであり、インテル製・AMD製のCPUでないことで、使用できないアプリが多くあるかと想定していましたが、ほぼそのような環境はなく、開発環境で必要なプログラミングアプリケーションやCADソフトなどが動いたという報告投稿がとても印象的でした。
勉強会を実施した際に、学生の皆様から「自分が使っているアプリケーションが動くか不安」という声がとても多く上がっていたので、問題なく動くという報告はとても嬉しかったですね。

確かに既存のインテル製やAMD製のCPUを搭載したPCを使ってきたユーザーからすれば、最も気になる部分だろう。新たなCPU、それも仕組みが大きく異なるCPUの搭載は主にソフトウェア面への影響が大きく、数年前にWindows以外のノートPCがインテル製から自社開発のCPUに変更を行なった際には動作不能のソフトウェアが続出していた。

しかしWindowsにおいてはここ数年、水面化で着々と準備が進められていたこともあり、その結果ASUS Zenbook SORAにおいてはそうした問題はほとんど起こらなかったようだ。

藤原 氏
また今回のアンバサダーの方の中にはデザイナー系の学生の方もおり、ASUS Zenbook SORAでCopilot機能を使って、デザインしていただいた方もいまして、いつもだったらラフを作成するのにも時間がかかるということだった部分がすぐできたという投稿があってとても嬉しかったです。

Copilot+ PCは登場から1年ほどたってきておりますが、製品レビュー以外で、このような実体験投稿がほとんどなかったと感じています。ASUS Zenbook SORAだからできたこと。ということが学生アンバサダーのみなさまを通じて、様々な方にお届けできたこととてもうれしく思います。

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実際、筆者自身が試した際にもその印象は強く「想像していた以上に問題なく動く」ため、ある種拍子抜けしたことを覚えている。アンバサダーの投稿を見る限りでもAutodesk Inventor、SOLIDWORKS、gretl、CapCut、blender、MIXXX、Adobe Photoshop / Illustrator(Beta版)、などの動作が確認できている様子。この”問題なく動く”の部分が「どんなソフトなら」なのか可視化された点が、今回のキャンペーンにおいて大きな効果だったということだろう。

アンバサダーキャンペーン、その効果のほどは?

——今回のアンバサダーキャンペーンについて、効果の実感などはありましたか。

藤原 氏
ASUS社内からもとても良い反応がもらえました。先ほどもお伝えしましたが、Copilot+ PCを実際の生活で使用しているイメージがほとんど世に出ていなかったと思うので、とても勉強になったという声が多くあがっています。

2月にASUS Zenbook SORAを発売して以来、新社会人や新生活の学生の皆様に多く選んでいただくことができ、販売台数の半数は10代後半から30代前半という実績が出せておりましたが、やはり新生活シーズンが終わると落ち着きが出てくるタイミングです。このタイミングで、実際の学生の皆様の生活にASUS Zenbook SORAが加わり、より自分が行いたいことを魅力的にできた素晴らしいキャンペーンだったと感じています。

座談会では、アンバサダーとして学生のリアルな感想をフィードバック

冒頭でも記載したようにアンバサダー活動の終了後、ASUS JAPANの本社では藤原 氏をはじめとしたASUSメンバーや、マイクロソフトのメンバーとして笠倉 氏・古澤 氏などを交え、学生アンバサダーとの座談会が行われた。またこの場にはASUSにてマーケティング部 部長を務めるCynthia 氏やノートPCのプロダクトマネージャーを務めるLeon 氏、同じくノートPCのプロダクトマーケティングを務めるNokyi 氏の他、さらに大学生協や専門学校などの営業担当を務める金城 氏なども参加。アンバサダーとして参加した学生と、メーカー側の担当者が言葉を交わすというなかなか貴重なシチュエーションだ。

座談会と言いつつも主な趣旨としては感想会に近く、アンバサダー活動を行う中で感じたASUS Zenbook SORAの使用感やメリット・デメリット、普段どういった内容にPCを使っているかなど、アンバサダーの”生の声”がメーカー側に届けられた。

——座談会中で印象的なエピソードなどはありますか。

藤原 氏
バッテリー持ちについて言及いただいた場面がありました。その中で、北海道から台湾へ行き、台湾から長野、長野から北海道に移動したという中で、ASUS Zenbook SORAの充電は3回ほどで済んだということがとても印象的でした。

このエピソードを語ってくれたのは角鹿 翔和 氏。特に台湾の旅程では滞在中1度しか充電できなかったとのことだったが、その1回だけでもバッテリーを維持したまま帰国できたという。

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普段使っているノートPCだと常に「充電しなきゃ」と意識があったものの、ASUS Zenbook SORAの場合は驚くほどバッテリーが保ったと語る角鹿 氏。

またアンバサダーのひとり、長澤 洸青 氏からは、1日2〜3時間程度の作業を週5日から6日ほどの使用が1度の充電で使用できたというエピソードも。使用ソフトにはCADなども含まれていたそうで、高負荷な用途でもかなりの長時間駆動が可能なことが語られた。

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藤原 氏
通常のノートパソコンであれば、1日1回以上充電する場面が多いと思われますが、ASUS Zenbook SORAは最長29時間モデルもあり、実際の駆動時間においても実感いただいた場面があったことがとても印象的でした。コンセントの場所を気にすることがなく、いつでもどこでも作業が気兼ねなくできるということは、学生の皆様にとってもとても重要なことだと再認識しました。そしてもともとのASUS Zenbook SORAのコンセプトの超軽量かつ長時間駆動バッテリーがいきていることがとてもうれしく感じています。

そして何よりASUS Zenbook SORAを通じて、1カ月の期間ではありましたが、確実に学生の皆様がやりたいことを伸ばしていただいたということも実感しました。SORAがあったからできたこと。とても楽しそうに、嬉しそうにお話しいただいたこと本当にうれしかったです。

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筆者自身も取材としてその場に参加していたのだが、「キーボードショートカットに絵文字が登録されているのが嬉しい」「学校関連のデータや、個人の活動、就活用の情報など過去の内容をまとめて検索できるリコール(Copilot+ PCに搭載されたプレビュー機能)が便利だった」など学生らしい反応や、「タッチパッドの滑りを良くして欲しい」「付属の充電器はもう少し小さいほうが…」といった正直な感想まで、実際に長期間使ったからこその様々なコメントが印象的だった。

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また座談会のラストでは、今回のキャンペーンでアンバサダーが使用したASUS Zenbook SORAがそのままプレゼントされることが発表。藤原 氏は「これからもASUS Zenbook SORAを通じてやりたいことをかなえていただきたいと思います。」と語っていた。

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リアルな声が魅力のアンバサダーキャンペーン。今後の展望は?

改めて今回の学生限定キャンペーン「SORAを駆けて、未来へ跳べ。」を振り返ると、その最大の魅力はアンバサダー達のリアルな声だろう。様々な領域で活動する学生が集ったことで、エンジニアリングやプログラミング、デザインや音楽制作など、ASUS Zenbook SORAが多くのシーンで活躍することが判明したと言える。1ヶ月というある程度の長期間、実際に使ったからこそ得られる感想やフィードバックといった反応は、製品を開発するメーカーや購入を検討しているカスタマー双方にメリットがあるはずだ。今後も、こうしたキャンペーンの計画はあるのだろうか。最後にこの点を伺って本記事の締めとしよう。

——もし計画中の内容や、今度は「こんな方に試して欲しい」「こんな製品で試して欲しい」などあれば教えてください。

藤原 氏
今回はASUS Zenbook SORAというコンシューマー向けノートパソコンでアンバサダー企画を実行させていただきましたが、ASUSには、ゲーミングブランド「ROG」や、Chromebook、スマートフォン「Zenfone」など、様々な製品があり、それぞれアンバサダー企画があってもいいのではないかと模索中です。
学生の皆様だけでなく、専門分野の方にもご参加いただけるような企画を今後考えていければと思いますので、ご期待いただければ幸いです。

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——ご回答ありがとうございました。

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