【#TGS2024】ポータブルゲーミングPCを体験したい方へ!GPDのブースをレポート

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皆さんはポータブルゲーミングPCなるものをご存知だろうか。おそらくASUSのROG Allyなら知っている人は多いかもしれない。手ごろなサイズで最新ゲームを遊べるので、なんともロマンを感じれられるガジェットだ。そんなモバイルゲーミングPCを手掛けるメーカー「GPD」が東京ゲームショウ2024(以下、TGS2024)に出展。最新機種も展示されているので、その様子をお伝えする。

ブース概要

日経BP

東京ゲームショウ2024


ブース名:GPD Game Console
ブース番号:09-E44

目次

まるでPS Vitaを彷彿とさせるデザイン「GPD WIN4 2024」

ポータブルゲーミングPCといっても様々なデザインがある。例えばNintendo Switchのようなハンドヘルド型や、ニンテンドーDSのような折りたたみ型など。その中でもハンドヘルド型として開発されたのが「GPD WIN4 2024」だ。元々は2023年に発売していたが、スペックを改良したモデルが本機にあたる。このコンパクトなサイズでWindows PCとして使える上に、AMD Ryzen 7 8840Uという高性能なプロセッサを搭載していることに驚きだ。

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しかしどこか既視感のあるデザイン。SONY好きの人なら、おそらくPS Vitaを思い浮かべるだろう。かつて存在していたSONYの携帯ゲーム機で、筆者も所持していた。しかし丸っきり同じというわけではなく、スティック配置がアシンメトリーだ。さらにディスプレイ部分をスライドさせてキーボードが出てくる。親指でポチポチと押す感じなので、チャットを打つときに活用できるだろう。

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また、西遊記を題材としたアクションゲーム「黒神話:悟空」をプレイしてみた。スペックの基準は満たせているので、問題なくプレイできる。しかし筆者がプレイしたときはティアリングが起きていたので、ゲーム内とPC側のグラフィック設定をしっかり行っておく必要があるだろう。

とはいえ最新ゲームを携帯機でプレイできるのは心が躍る。さらに本体はUSB4搭載なので、Type-Cで接続できるモニターを使えば映像出力も可能。普通にWindows PCとして使えてしまうので、汎用性の高さも魅力だ。

重さ520gしかないミニマムPC「GPD WIN Mini 2024」

まるで小さなノートパソコンにしか見えない「GPD WiIN Mini 2024」。いわゆるUMPCと呼ばれる、超小型のモバイルPCだ。実はというと、筆者は2023年モデルを使っていた経験がある。諸事情で手放したが、このミニマムサイズにはとても魅力を感じていた。

なんといっても重さ520gという軽量デザインが素晴らしく、先ほど記載したGPD WIN4よりも軽量なのだ。2時間くらい寝っ転がりながらゲームをしていても、腕の疲労をほとんど感じられないほどに軽い。また、ニンテンドーDSのように上半分は画面を見て、下半分でスティックやボタンを操作するスタイルだ。ハンドヘルド型とは違って画面に集中しながら操作できるため、没入感を高められるだろう。

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しかし実際に使ってみて思ったのは、それなりに発熱を感じるということ。筆者が使っていたときは発熱だけじゃなくファンの音も凄かったが、2024年モデルの方が静音になっている模様。とはいえ発熱問題はUMPCあるあるな課題かもしれないので、より冷却性能が上がったモデルを期待したい。

またGPD WIN MiniもGPD WIN4と同様に、USB4による映像出力も可能。それだけでなく小型のトラックパッドも搭載。普通にマウス操作できるので、Windows PCとしての操作性も優れている。ちなみに筆者はGPD WIN Miniをゲームだけじゃなく仕事でも使っていたので、ビジネスマンの方にもおすすめだ。

絶妙なサイズのゲーミングPC「GPD WIN Max 2 2024」

「GPD WIN Max 2 2024」は10.1インチという、小さすぎず大きすぎずといったサイズ感が魅力。

個人的にはGPD製品の中で一番魅力を感じている。というのも、キーボードのサイズが大きくてタイピングしやすく、セカンドPCとして活躍してくれそうだからだ。実際にタイピングしてみたが、一般的なノートPCよりキーピッチ(隣のキーとの間隔)が狭いものの、慣れれば問題なさそうな印象。静音性も高いので、外出先で使いやすいだろう

また、キーボードの上にトラックパッドも搭載されており、マウス操作も問題なし。

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ゲーム性能に関しては他機種よりサイズが大きいからか、安定して動いているようだ。なにしろ大型ファンだけじゃなくデュアルヒートパイプも搭載されており、ストリートファイター6をプレイしていてもカクカク感はなかった。

画面も大きいので、単体でも遊びやすそうな印象だ。しかし重さは約1kgなので、持ちながらの操作は疲れるかもしれない。

ユニークな2画面PCや、外付けGPUも展示

ブースに入った瞬間、目に付いたのが「GPD DUO」だ。最近になって徐々に機種が増えている2画面PC。13インチの有機ELディスプレイを2つ搭載し、即座にデュアルスクリーン環境を展開できるのが特徴だ。最大135度の角度まで開けるヒンジを搭載し、自由自在なスタイルで使える模様。

また、最新AIを含めたハイエンドCPU「Ryzen AI 9 HX 370」も搭載されており、実力は折り紙付きだ。ちなみに本製品はまだ国内販売していないため、貴重とも言える実機のお披露目となる。気になる方はぜひ触れてみてほしい。

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また、グラフィック性能を飛躍的に向上できる「GPD G1」も展示されていた。GPD WIN4のように内臓GPUしか搭載されていないPCと接続すると、「AMD Radeon RX 7600M XT 8GB」並みの性能を発揮できるようになる。インターフェースも充実しているため、これさえあればお手軽な据え置きゲーム環境が作れるかもしれない。

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ちなみにGPD製品はTGS出展を記念して、9/30(月)まで最大20%OFFセールを実施中。気になるデバイスがある方は、GPDのブースで試してみるのはいかがだろうか。

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ギャラリー

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edit by onesuite編集部

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