アイ・オー・データ機器は、2024年9月26日から開催されている「東京ゲームショウ2024」(以下、TGS2024)においてブース出展を行なっている。アイ・オー・データ機器といえば、HDDやSSD、Wi-FiルーターなどのPC周辺機器が有名なメーカーだが、10月で10周年を迎える「GigaCrysta」ブランドのゲーミングモニターに力を入れていることにも定評がある。
今年のブーステーマにも「GigaCrysta 10th Anniversary Museum」を掲げており、さらに10周年を記念した新モデルが3機種展示されていた。本記事では、そんな新ゲーミングモニター3機種を中心に展示内容を紹介する。
ブース概要
日経BP
東京ゲームショウ2024
ブース名:アイ・オー・データ機器
ブース番号:09-E20
ゲーマーにもクリエイターにもおすすめなLCD-LDQ271JAB
まず1つめのモニターは、ブースにいるスタッフが口を揃えて一番オススメだと言っていたLCD-LDQ271JAB。画面サイズは27インチで、解像度はWQHD(2,560×1,440)だ。
このモニター、今回のブーステーマが「GigaCrysta 10th Anniversary Museum」でありながらなんとGigaCrystaのブランドに属していない。それでもやや強引に展示してまでプッシュするほどハイクオリティで自信のあるモニターだという。
このLCD-LDQ271JABの特徴は、アイ・オー・データのモニターとしては初めてバックライトにMini LEDを採用したこと。576ゾーンでのローカルディミングに対応しているほかDisplay HDR1000の認証にも合格している。短時間ではあるが実際にゲームの映像を見てみたところ、確かに液晶モニターにしてはコントラストが高くダイナミックな映像を表現しているように感じた。黒の表現はさすがに有機ELには敵わないものの、明るい色が白飛びせずハッキリと描写されているので一般的な液晶モニターと比べると明らかに高画質な印象を受ける。
GigaCrystaブランドではないものの180Hzの高リフレッシュレートと1ms(GTG)の高速応答にも対応しているので、ゲーミングモニターとしても十分に運用可能。量子ドット技術の採用により色の再現性も高く、DCI-P3とsRGBのカバー率99%、Adobe RGBのカバー率98%を実現している。
担当者によると、「ゲームにも動画編集にも写真のレタッチにも使える万能な1台」とのことで、「迷ったら取り合えずコレを選んでおけばまちがいない」という。
なお、出荷は10月上旬を予定しており、直販サイトの価格は64,900円(税込)。
大学教授監修のFocus Modeを搭載したLCD-GCQ271UD
続いて紹介するゲーミングモニターは、GigaCrystaブランドのLCD-GCQ271UD。画面サイズは27インチで、解像度はWQHD(2,560×1,440)だ。
最大240Hzの高リフレッシュレートに対応しているほか、応答速度も0.2ms(GTG)と非常に優秀。モーションブラーを低減できるオーバードライブ機能やClear AIM機能も備わっている。
そして、このLCD-GCQ271UDに搭載されている最もユニークな機能が「Focus Mode」だ。27インチの画面サイズを使わず24インチ相当の映像を映すこの機能は、24インチの範囲より外側のモノは見逃しやすくカーソルを合わせる際にミスしやすいためあえてサイズを縮小し、ゲーム内の動きに素早く反応できるようになることを狙っているという。
また、「Focus Mode有効時に表示される黒枠を何か有効活用できないか……?」と考えた末に、Focus Imageと呼ばれる錯視描写を表示する機能も搭載されたのだとか。
この錯視描写の表示により、集中力を向上させる効果に期待できるという。なかなか信じ難い話ではあるが明治大学の教授である中村聡史氏が監修している機能であるうえ、ブースの担当者も「偶然かわからないけどFPSの成績が上がってしまった」と述べており、本当に何らかのメリットがあるのかもしれない。
なお、出荷は10月中旬の予定で直販サイトの価格は75,900円(税込)。
白統一のエントリーモデルLCD-GD242UDWも参考出展
最後に、現時点ではまだ未発表のゲーミングモニターLCD-GD242UDWも参考出展されていたので紹介しよう。
特徴は、見ての通りカラーがホワイトで統一されていること。ベゼル・背面・スタンドの全てがホワイト一色だ。
ここ最近、デスク周りの環境をホワイトで統一するユーザーが増えているが、GigaCrystaブランドにはホワイトの選択肢がなく、ホワイトモデルの要望が多かったことから開発に至ったという。
ただボディを白く塗りつぶすだけではなく細部までしっかりとこだわってデザインされており、例えばGigaCrystaロゴの周辺が従来の黒のままだと違和感が残ってしまうことから、新たにグレーのパーツを配置したのだとか。
スペックは標準的で、画面サイズが23.8インチ、解像度がフルHD(1,920×1,080)。最大240Hzのリフレッシュレートと1ms(GTG)の高速応答にも対応する。
正確な発売時期や価格についてはまだハッキリとは案内できないと前置きしたうえで「コスパのよいモデルになるはず」とも述べていたので、価格には期待できそうだ。
ゲームの試遊やノベルティの配布も
アイ・オー・データブースでは、最新のゲーミングモニターを試しながら「Apex Legends」「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」「FINAL FANTASY XVI」といったタイトルの試遊を楽しめる。
また、ステッカーやうちわといったノベルティもゲット可能。スタッフに「GigaCrystaを使っています」と伝えると、さらに特別なノベルティもゲットできるので、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
TGS2024は2024年9月26日から2024年9月29日まで幕張メッセで開催中だ。
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