CP+2024現地レポート!触って学べるLUMIXブースでLUMIXボデイ・レンズの魅力を体験しよう

2月も終盤に差し掛かり、今年もこの季節がやってきた。そう、言わずと知れたカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」である。筆者自身、過去何度もこのイベントに足を運んでおり、onesuite編集部としても今年で既に2回目。もはやお馴染みとなるパシフィコ横浜に赴き、開催当日の様子をチェックしてきた次第だ。

本記事では編集部でも使用しているミラーレス一眼カメラ「LUMIX S5 II」を手がけるLUMIXブースをメインに紹介させていただく。行くか迷っている方や、内容を見てから決めようとしている方の後押しになれば幸いだ。

それでは早速ブースの紹介に移るとしよう。

LUMIX

CP+2024特設サイト

CP+2024「COLORS OF LUMIX」

目次

「COLORS OF LUMIX ~あなたの色がきっと見つかる。」をテーマにしたCP+2024のLUMIXブース

不運にも天候には恵まれず足元の悪い中で開催となったCP+2024だが、客足自体は盛況で平日にも関わらず多くの来場者で賑わっていた。LUMIXブース自体もそれは同様で、ブース内の写真を撮るには気を使うほど。特に今回LUMIXは直前に2種類のレンズを発表していることもあり、それ目当ての来場者が多かったように思う。

LUMIXブース_外観
ブース番号85番。ステージ2とSIGMAブースの間に位置するLUMIXブース。
最短距離で目指すならHall Cの入り口を使うと良さそうだ。

今年のLUMIXブースのテーマは「COLORS OF LUMIX ~あなたの色がきっと見つかる。」となっており、その色表現でもファンを獲得しているLUMIXらしいテーマだ。

LUMIXブース_立ち並ぶ花々

ブースを訪れてまず初めに目に入るのは、身の丈ほどありそうな巨大な花々。色鮮やかなチューリップやたんぽぽ、パンジーなどが咲き乱れる。おそらくCP+2024で最も”カラフル”なブースではないだろうか。

ちなみに今回取材を行うにあたって、筆者が使ったのは「LUMIX S5 II」+ 「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」の組み合わせ。フォトスタイルはシネライク D2を使い、AWBで撮影したものを記事写真として使用している。一部来場者の顔を隠すためにぼかしなどは行っているが、それ以外は軽量化のためのリサイズのみ。撮って出しでここまで美しく発色してくれる”LUMIXの色”を感じながら読み進めてもらえれば幸いだ。

最新のレンズがその場で試せる「ハンズオンコーナー」

「CP+の目玉コンテンツといえば?」と聞けば、各ブースで実際に触って試せるハンズオンコーナーを挙げる方は多くいるかと思う。LUMIXブースにおいてもその人気はわかりやすく、筆者が訪れた際もかわるがわる多くの人がこのコーナーに訪れていた。

LUMIXブースのハンズオンコーナーは花たちを取り囲むように設置され、「LUMIX S5II」や「LUMIX G9 Pro II」を初めLマウント・マイクロフォーサーズマウントのボディ・レンズが用意され、来場者は自由にその写りや操作感を試せるようになっていた。

LUMIXブース_ハンズオンコーナー01

またこの花園には時折モデルも登場し、LUMIXを用いたポートレートにもトライすることが可能だ。

LUMIXブース_モデルも登場
LUMIXブース_モデルポートレート

もちろんこのハンズオンコーナーは事前予約不要で、ブースに訪れれば誰でも参加できる。初めからボディに取りつけてあるレンズ以外にも、スタッフに声をかけることで様々なレンズを試すことができるため、いち早く最新のレンズやボディを試したい方や購入前に写りを確認したい方はぜひ足を向けてほしい。SDカードを持参すれば撮ったデータは持ち帰ることができるため、自宅に帰ってからゆっくりと確認することも可能だ。

筆者は最新のレンズということで、本日発表されたばかりの28-200と、先日発表され話題を集めた100mmマクロを触らせてもらった。

CP+2024初日(2024年2月22日)

世界最小・最軽量の便利ズーム「LUMIX S 28-200 mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」

恥ずかしながら当日発表されたばかりだったため、簡単なスペックくらいしか知らない状態で触れたのだが、その軽さには驚かされた。このレンズはいわゆる”便利ズーム”と呼ばれる高倍率なズームレンズで望遠端では200mmクラス。しかし実際手にしてみると、単焦点と見間違えるほどの小ささ軽さを実現していることがよく分かる。

またインナーズームなためズーム時には長さが変わるものの、重心がボディ寄りなのか体感重量はほとんど変わらず、200mmの望遠レンズを気軽に振り回すという不思議な体験ができてしまう。加えて手ブレ補正機能「Dual I.S. 2」にも対応しており前述の軽さも相まって、ブレやすいはずの望遠端であっても簡単に止めることができるのもポイント。

また広角端ではハーフマクロとして使用可能なほど合焦可能な最短撮影距離が短く、レンズ端から3cmくらいまで寄れてしまう。28mmの画角と併せ草花や昆虫などをダイナミックな構図で写すこともできそうだ。

LUMIXブース_28200-01

世界最小・最軽量のマクロレンズ「LUMIX S 100 mm F2.8 MACRO」

こちらも年始に発表されたばかりの単焦点マクロレンズ。マクロというと少し上級者向けのピンポイントなシーンで活きるイメージになりがちだが、このレンズもその圧倒的小ささと軽さによって格段に持ち出しやすく使いやすい仕上がりになっている。

単純にF2.8の単焦点として使えば、その焦点距離から生み出される美しいボケ感によってポートレートレンズとしても扱え、物撮りに使えば広角歪みの少さと等倍マクロによって、撮りたいものの全体カットから細部の質感まで1本でこなすことができるだろう。

加えて同じくLUMIXの単焦点レンズ「F1.8単焦点シリーズ」とほぼ同一のサイズ・重量になっているためジンバルなどを使用した動画撮影でもスムーズな運用ができるはず。マクロに囚われない使い方ができる画期的なレンズだ。

LUMIXブース_100mmマクロ

開発者やプロカメラマンの”生の声”が聞けるセミナー&ワークショップも開催中

ハンズオンがメインコンテンツである一方、忘れてはならないのがこの場でしか得られない情報や技術を知ることができるセミナーおよびワークショップコンテンツだ。CP+にはこちらを楽しみに来場する方も多いだろう。LUMIXブースでは公演をメインとした事前予約不要の「セミナーステージ」をはじめ、事前予約もしくは先着申込で参加できる「フォトウォーク」「ワークショップ」といった体験型のコンテンツも用意されている。筆者が訪れた際には後者の体験型コンテンツは全て枠が埋まっていたため、当日参加を希望する方は開場と同時に狙うくらいの意気込みが必要かもしれない。

LUMIXブースの4割ほどを占めるセミナーステージには多数のベンチが置かれ、一度に多くの人が公演を聞けるようになっていた。がしかし、筆者が参加した際にはベンチはほぼ埋まっており、腰掛けている方と同数程度の立ち見が発生している状況だった。セミナー開始の約20分ほど前からまばらに人が集まり始めていたため、希望する回を確実に聴講するためには余裕を持って30分ほど前からLUMIXブースに向かっていた方が良さそうだ。

LUMIXブース_セミナーステージ

筆者が参加したのはセミナーステージの初回でもある「ライカ、シグマ、パナソニックのキーマンが語る! ~Lマウントアライアンスの魅力とこれから~」。Lマウントアライアンスの中核を担うパナソニック社、ライカカメラ社、シグマ社の3社からそれぞれ代表者が集い、Lマウントの現状や注目のレンズなどを紹介するといった内容。

セミナー内では現在8社になったLマウントアライアンスの枠組みについて説明がなされ、異なる国、複数の企業が参入することで生まれる様々なレンズや製品が、1つのマウントで実現する魅力が語られた。注目のレンズを紹介する流れでは大曽根氏のレンズ好きが爆発、自社製品そっちのけでライカレンズやLUMIXレンズを語り、笑いを誘うシーンも。また「リアルタイムLUT」の開発経緯や「LEICAモノクローム」など色にこだわるLUMIXらしい話もあり、「そうそうLUMIX・Lマウントってやっぱそういうところイイよね」と、したり顔で頷いているうちにあっという間に過ぎ去ってしまった。

会場では明日以降もセミナーステージが複数予定されており、スケジュールはこちらの特設サイトから確認できる。また遠方地の方向けにライブ配信も行われているので、会場に行けない方は自宅から参加しよう。

LUMIXボディの特徴がわかりやすく学べる展示「Technical Lab.」

もしLUMIX機の購入を迷っているのであれば、ぜひ見ていただきたいのが「Technical Lab.」という展示コーナーだ。ここでは「LUMIX S5II」や「LUMIX G9 Pro II」、「LUMIX GH6」などを用いて進化した認識AFや手ぶれ補正、熱耐性などを紹介している。

新旧比較でわかる認識AFの進化

「LUMIX S5II」や「LUMIX G9 Pro II」では像面位相差AFを採用することで、リアルタイム認識AFが大幅に進化したという情報はもはや周知の事実だと思う。しかし実際のところ、どこまで変わったのかについて把握している方はまだまだ少ないのではないだろうか。この展示ではその差を一目でわかる形で教えてくれる。

LUMIXブース_AF性能を実演
筆者が訪れた際には「LUMIX G9 Pro」「LUMIX G9 Pro II」が横並びに設置され、それぞれのモニターが壁に拡大表示されていた。

特に大きな差異は被写体が前後に動いた瞬間で、「LUMIX G9 Pro」では近づいたり離れたりした際に一定の距離で見失ってしまうのに対し、「LUMIX G9 Pro II」ではシームレスかつピッタリと追従してくる。「これだけ違うのなら乗り換えてもイイかも…」思わずそう感じさせられる圧倒的な差を見せつけてくれた。

補正の有無でこんなに違う、ジンバルいらずの手ブレ補正

LUMIXの手ぶれ補正が強力なのはあまりにも有名。でも「それって有る無しでどれだけ変わるの?」をわかりやすく見せてくれるのがこの展示だ。

LUMIXブース_手ぶれ補正体験

会場では1つの画面上で左側を手ぶれ補正無し、右側を手ぶれ補正有りで表示しており、スタッフがその揺れ方の違いを紹介してくれる。比べてみると補正無しでは明らかにグネグネとブレが出るのに対し、補正ありはかなり滑らかに動くため、目の前でカメラを振っている様を見なければ信じられないレベルだろう。最近のLUMIX機は歩き撮影くらいならジンバル不要とは聞いたことがあったが、まさかここまでとは…
もちろん画角は一部クロップされるため使い所は選ぶ必要もあると思うが、一人で回すような現場や、コンパクトに機材を納めたいシーンでは積極的に活用していきたくなること間違い無しだ。

結果は最終日までわからない!?79時間耐久REC

もしあなたがCP+2024の開催期間中にこの記事を見ているなら、まずはこちらをご覧いただきたい。

https://www.youtube.com/live/Fuoj7vbY9jg?si=keVpRytxnZIhKUPH

一見何を見せられているのかわからないかもしれないが、これはリアルタイムに行われている「LUMIX GH6」の熱耐久テストだ。「LUMIX GH6」をはじめ「LUMIX S5 II」など、近年の映像制作を見据えたLUMIX機には熱対策として冷却ファンが組み込まれており、なんと「録画を回しっぱなしで会期中を乗り越えられるか」というテストをライブ配信しながら実施しているのである。

元メーカー出身の筆者としては正直恐ろしい企画と言わざるをえない。

もしまかり間違って止まってしまった瞬間に全世界へ発信されてしまうのだから、これは相当に勇気がいる企画だろう。それだけ製品に対して自信がないと行えないはずだ。

LUMIXブース_79時間耐久REC
ライブ配信終了後の方向けに写真でも。筆者が訪れた際には約3時間が経過していた。
撮影条件は4K60p 4:2:2 10bit LongGOP 200Mbps、SDカード(128GB)にループ記録、電源供給はカプラーを使用しているという。

上記の写真を撮った際には約3時間ほど回った状態だったが、本体からは全く熱気は出ておらず安定して冷却されているようだった。画面上の変化がほとんどないため、ずっと見ている内容とは言い難いものの、筆者自身はその勇気と耐久性に敬意を表して見守っていきたいと思う。

行きたい方、行けなかった方どちらも参加できるキャンペーンやスタンプラリーも開催

その他LUMIXブースではCP+2024の出展に併せ、3つのX(旧 Twitter)連動キャンペーン会場にてスタンプラリーを実施している。特に連動キャンペーンは、都合がつかず会場に行けない方でも参加できるものがあるので要チェックだ。残念ながら一つ目の「CP+行きます宣言キャンペーン」のみ既に期間外となってしまっているものの、その他についてはまだまだエントリー可能。記事の最後に概要を記載しているので、忘れず参加してみてほしい。

また会場に行く方であれば「LUMIXブースご来場キャンペーン」「ブーススタンプラリー」はマストで参加しておきたい。前者の来場キャンペーンは抽選とはいえ、上でも記載した「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」が当たる豪華なものになっており、後者のスタンプラリーは参加すればオリジナルのノベルティが手に入る。キャンペーンに参加してグッズをゲットしつつ一緒にLUMIXブースを盛り上げよう。

LUMIXブース_スタンプラリーも開催
LUMIXブース_スタンプを集めてガチャガチャに挑戦

最新のLUMIXボディ・レンズの魅力を見て触って学べるCP+2024 LUMIXブース

今回は1ブースに絞った現地レポートということもあって、会場でメインとなる展示内容はほとんど拾えているかと思う。少しでも会場の盛況っぷりが伝われば幸いだ。一方でハンズオンコーナーでの使用感・質感・操作性といった感覚的な要素や、ワークショップをはじめその場でないと体験できない内容も複数ある。

天候がすぐれないこの3連休、家でのんびりも良いがせっかくなら会場に足を運んで、実際に目で見て触って最新のLUMIXボディやレンズの魅力を存分に味わってみてはいかがだろうか。

ブース概要

イベント名:CP+2024
開催期間:2024年2月22日(木)~ 25(日)
     開場時間10:00~18:00 最終日のみ17:00まで
ブース名:LUMIXブース
ブース番号:85

CP+行きます宣言キャンペーン

■ポスト期間:2/6 10:00 – 2/22 23:59
■応募要件:
1.LUMIX公式X @LUMIX_Japanのフォロー。
2.「CP+に行きます」 という趣旨のコメントにハッシュタグ「#LUMIX」「#CPプラス2024」 「#CPプラス行きます」をつけてポスト。
3.実際にブースにご来場の上、受付にポスト画面を表示いただきますと、その場でオリジナルノベルティをプレゼント!

CP+行きたかった宣言キャンペーン

■ポスト期間:2/6 10:00 – 2/25 17:00
■応募要件:1.LUMIX公式X @LUMIX_Japanのフォロー
2.「CP+に行きたかった」 という趣旨のコメントにハッシュタグ「#LUMIX」「#CPプラス2024」 「#CPプラス行きたかった」をつけてポスト。
3.抽選で10名様にオリジナルノベルティプレゼント。

LUMIXブースご来場キャンペーン

■ポスト期間:2/22 12:00 – 2/25 17:00
■応募要件:
1.LUMIX公式X @LUMIX_Japanのフォロー
2.下記をまとめて一つの投稿にポスト。
A.ブース内の写真とコメント
B.ハッシュタグ「#LUMIX」「#CPプラス2024」
3.抽選で2名様にSシリーズ 交換レンズ S-E100(LUMIX S 100mm F2.8 MACRO)をプレゼント!

ブーススタンプラリー

ブース内の各コーナーに設置された二次元コードをスマートフォンで読み取ると取得できる「デジタルスタンプ」を集めたうえで、アンケートに答えると、オリジナルノベルティが当たるガチャガチャにチャレンジすることが可能

1.各コーナーでLUMIXをご体感、二次元コードをスマートフォンで読み取り、デジタルスタンプを取得。
2.デジタルスタンプを3つ以上あつめてアンケートに回答。
3.アンケート回答後に表示される二次元コードをガチャにかざしてオリジナルノベルティの獲得に挑戦。

LUMIX

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