床に散らばったケーブルを見て、何を思うか。特に何も思わない人が大半だと思うが、筆者は気にしてしまう。とにかく鬱陶しいからだ。まあ他人の部屋のケーブルなら気にならないが、自分の部屋くらいは整理しておきたい。
しかし闇雲にケーブル整理をしようと思っても、なんだか上手くいかない人もいるはず。ということで、これまでデスク整理をするたびに何回もケーブル整理もしてきた筆者が、道具さえあればできる配線テクニックを紹介する。
デスク下にケーブルトレーを設置する
デスクの裏にケーブルトレーを設置するのが効果的だ。PCやモニターなど様々なデバイスを使うと、必然的にコンセントの数が必要になる。それらを別々のコンセントに挿すよりは、デスク下に配置した電源タップに集約させた方がいい。ケーブルのマネジメントも容易になる。

ただしネジ止めできるデスクであることが条件。できない場合、クランプ式のケーブルトレーがおすすめだ。
デスク裏なら床よりも視界に入りづらいし、雑にケーブルをまとめたとしても気にならない。デスク下に潜ってセッティングするのは少々辛いが、やる価値はある。


山崎実業
天板ケーブルラック

配線カバーでケーブルを隠す
あまりにもケーブルが多すぎる場合、配線カバーが役立つ。本来の使い方ではないかもしれないが、配線カバーに両面テープを付けてデスク裏に貼り付けている。それだけで電源タップとデスク上の中間にある、彷徨うケーブル達を整理できるのがメリットだ。

分厚いケーブルでも3つくらいなら入るほどの収納力がある。ただしケーブルを敷き詰めすぎると熱が溜まりやすくなり、想定外のトラブルにも繋がるだろう。無理にケーブルを入れすぎないよう要注意だ。

ZhiYo
ケーブルレースウェイ

細かいところはケーブルクリップを活用
ケーブルトレーと配線カバーを使うだけでも、だいたいのケーブルを整理できるだろう。しかしどこからか飛び出ているケーブルや、散らばったケーブルもあるはず。それを整えるために、ケーブルクリップを活用しよう。できればマグネット仕様のものがおすすめ。

なぜならスチール素材にくっつくため、ケーブルを束ねたうえで固定できるからだ。そうじゃなくても取り外しが簡単なので、使い勝手が良い。

そもそもケーブルトレーも配線カバーも設置するのが面倒という人は、最終手段としてケーブルクリップだけ使うのもアリだ。あるのとないのとでは大きく違うので、とりあえず使ってみるのをおすすめする。

MAVEEK
マグネットクリップ
